2月といえば?でイメージする風物詩一覧(食べ物・イベント行事・遊び・言葉など)。連想して思い出すもの
2月といえばの旬の食べ物
鯖
マサバ・ゴマサバ・ノルウェーサバなど種類によって旬が若干異なる鯖ですが、大体7月~2月までが旬の魚だと言われています。
タンパク質はもちろん、EPA・DHA・鉄・亜鉛などが多く含まれていて栄養満点。
目が澄んでいて身に張りのあるものを選ぶと、美味しいものを食べることができるでしょう。
鰆
12月~2月に旬を迎える鰆は「寒鰆」と呼ばれ、脂がのっていてとても美味しいと言われています。
EPAやDHAはもちろんのこと、カリウムがとても多く含まれているため浮腫みや高血圧の改善効果なども期待できます。
魚特有の臭みなども特にないため、お刺身や西京焼き、塩焼きなどシンプルな料理でも楽しむことができるというのが魅力的な魚です。
菜の花
菜の花は春に出回るイメージが強いですが、旬を迎えるのは1月~3月頃まで。
ビタミンCはほうれん草の約3倍、β-カロテンはピーマンの約5倍も含まれており、その他のカルシウムや鉄分などの栄養素も他の野菜よりも多い食品として知られています。
油と一緒に食べることで栄養素の吸収率がアップするので、炒め物はもちろんサクラエビと一緒にかき揚げにしたりツナと和えてサラダにするのもおすすめです。
芽キャベツ
芽キャベツは11月~3月頃までが旬の野菜。小さいながらも見た目がキャベツそっくりなのでキャベツの若芽だと思われることが多いですが、実はキャベツとは違う野菜です。
ビタミンCはレモンの約1.5倍も含まれていて、カルシウムやβ-カロテンの含有量もとても高いです。
小さな身に栄養がぎゅっと詰まった芽キャベツは、ベーコンなどと一緒に炒めたりスープに入れて食べるのが良いでしょう。
2月といえばのイベント・行事
節分
節分とは読んで字のごとく「季節を分ける」という意味で、元々は春夏秋冬全ての節分の前日のことを指しました。
しかし、春は1年の始まりであるという観点から徐々に春の節分のみが重要視されるようになり、「節分」と言えば特に立春のことを指すようになりました。
恵方巻や福茶など節分を代表する食べ物につい注目してしまいがちですが、季節の変わり目に邪気を払い新たな一年を迎えるという意味合いがあるので、その年の健康などを祈って過ごしましょう。
バレンタインデー
毎年2月14日はバレンタインデー。日本では女性が想い人に告白をしたり家族・友人・恋人にチョコレートを贈る日として認識されています。
しかしチョコレートを贈るのは日本独自の文化で、1958年にデパートで「バレンタインにはチョコレートを贈ろう」という宣伝が行われたのがきっかけで定着したもの。今では近隣の国である中国や台湾などにもこの文化は広まりつつあります。
海外では男性から女性に花束・ジュエリー・カードなどを贈るのが一般的なので、国が違うだけで一日の過ごし方が異なるというのもとても面白いものです。
猫の日
毎年2月22日になるとインターネット上で話題になるのが「猫の日」。
この猫の日というのは数字の2が並んでいて「にゃんにゃんにゃん」と読めることから、1987年に猫の日実行委員会によって取り決められたものです。
日本だけでなくヨーロッパでは2月17日が、アメリカでは10月29日がそれぞれ猫の日として制定されていて、更に8月8日には「世界猫の日」が国際動物福祉基金によって定められています。
うるう年
通常2月は28日までの月ですが、4年に一度だけ29日がある年が巡ってきます。それが「うるう年」です。
1年は365日。しかし、地球の公転周期は365.2422日で1年に付き0.25日余分に余ってしまいます。そのずれを調整するために、4年に一度2月に29日を作ることになりました。
明治元年・大正元年もうるう年でしたが、次にうるう年となるのは2024年です。このうるう年の2月29日に誕生する赤ちゃんはとてもラッキーと言えるでしょう。
2月といえばの遊び
雪遊び
その年の気温や地域差もありますが、12月下旬~3月初旬にかけて雪が降る場所が多くなります。
雪がたくさん降る地域ではかまくら祭が開催される場所も多いので、子ども連れにはぴったり。庭に雪がたくさん積もっているのであれば、自宅でかまくらや雪だるまを作ったり、雪合戦をして遊ぶのも良いでしょう。
雪遊びをして思い切り体を動かしたら、お鍋などを食べてしっかり温まりましょう。
節分の飾り作り
節分の日と言うと恵方巻や豆まき用の豆の準備などのイメージが強いですが、家の中を節分仕様に飾り付けしてみるのも意外と楽しいものです。
節分の日に鋭利なものや匂いの強いものを飾っておけば魔除けとしての効果があるとされていて、「柊鰯」などはその代表的なものと言えます。
例えば鬼・お多福のモチーフの小物やガーランドなどは、折り紙・フェルトなどで簡単に手作りすることができるためおすすめ。思い思いの節分を過ごしましょう。
バレンタインデーのお菓子作り
家族・友人・恋人にプレゼントするお菓子は市販のもので済ませてしまうという方も多いですが、手作りにチャレンジするというのもたまには楽しいものです。
生チョコやロリポップなどであればオーブンなしでも簡単に作ることができるので、初心者にもおすすめ。子どもも一緒に作るのであれば、クッキーやマフィンなど少し凝ったものにチャレンジして親子の絆を深めるのも良いでしょう。
愛情のこもったお菓子作りをすることは、相手だけでなく自分自身も幸せや充足感を感じられるものです。
2月といえばの言葉
鬼は外 福は内
節分の日、豆まきをする際に「鬼は外 福は内」という掛け声を口にします。これは、邪気や災いなどを寄せ付けない代わりに福を呼び込むというものです。
大豆を撒くのは古来から日本には塩や五穀で邪気を払う文化があったことや、「魔滅(まめ)」という意味合いが込められていることなどが関係していると考えられています。大豆の代わりに落花生を撒く地域もあるようです。
威勢の良い掛け声と共に豆を撒いて邪気を払いましょう。
立春
春夏秋冬の4つの季節を更にそれぞれ6つずつに分けた「二十四節気」で、春の始まりとされる日のことを立春と言います。大体毎年2月上旬頃に立春の日が当たります。
立春と春分が同じもののように捉えられている場合がありますが、実は立春と春分は全く違うもの。春分は昼と夜との長さが大体同じくらいになる日のことで、毎年3月中旬頃に春分の日がやってきます。
本命チョコ
節分が終わり、2月14日が近づいてくると世間を賑わせるのがバレンタインデーです。
想い人に渡すチョコレートは特に「本命チョコ」と呼ばれていて、告白の意味合いを持ちます。中身のチョコレートはもちろん、ラッピングなどの装飾も各々こだわりを持ったものがほとんどで、事前のリサーチは女性の間でとても入念に行われています。
本命チョコの他にも、友チョコや逆チョコ、義理チョコなど様々なものが存在します。
2月といえばの花
菜の花
食用はもちろん、観賞用の菜の花も2月頃に開花時期を迎えます。
絨毯のように一面に咲く黄色い花は春の訪れを感じさせるとして毎年とても人気で、菜の花畑に出向いてその美しさを甘受する人も少なくありません。
菜の花畑は全国各地にありますが、東京であれば国営昭和記念公園などが人気。桜やチューリップなど、四季折々の花も楽しむことができるのでおすすめです。
花言葉は「明るさ」「快活」など。
寒椿
寒椿も2月の寒い時期に花を咲かせます。その見た目は山茶花にも似ていますが、山茶花よりも若干花弁の枚数が多いのが特徴。赤や白やピンクなど、山茶花にも負けない美しい花を楽しむことができます。
また、一般的に椿は花ごと落ちてしまいますが、寒椿は花弁が一枚一枚落ちて散っていくのも特徴の一つ。「申し分のない愛らしさ」という花言葉は、その見た目にぴったりだと言えます。
クリスマスローズ
クリスマスに咲きそうなクリスマスローズは、ヨーロッパではクリスマスの時期に花を咲かせますが、日本では1月以降に開花時期を迎えます。
その名前から時期が外れているような印象を受けるかもしれませんが、白やピンク、紫など様々な色の花を咲かせる様子はそんなことをも忘れさせます。
花言葉は「私の不安を和らげて」「追憶」など。
2月といえばの誕生石
アメジスト
アメジストは和名で「紫水晶」と言い、その名の通り紫色がとても美しい石です。
紀元前3000年頃にはエジプトでは魔除けなどの効果があるとして既に用いられていました。第3代目ファラオであるジェルの墓からはアメジストのブレスレットが見つかっていたり、旧約聖書「出エジプト記」にその存在が記述されていたりと、古くから人々の間で親しまれていたことが分かります。
日本にいつアメジストが入ってきたかは定かではありませんが、平安時代初期に深根輔仁が編纂した日本最古の薬物辞典「本草和名」の中に「紫石英(しせきえい)」の文言が確認されていることから、この頃には既に日本に伝来していたと考えられています。
石言葉は「誠実」「高貴」など。
クリソベリルキャッツアイ
これまで2月の誕生石はアメジストのみでしたが、2021年12月に改定され新たにクリソベリルキャッツアイが2月の誕生石に加わりました。
クリソベリルキャッツアイは和名で「猫目石」「猫睛石」などと呼ばれていて、光の加減で猫の目のような模様が見えることからその名がつけられました。
黄色だけでなく緑や茶色など様々な色合いのものがあるので、自身の好みに合わせて選べるのも魅力的。「慈愛」「守護」「希望」などの石言葉を持ちます。