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1月といえば?でイメージする風物詩一覧(食べ物・イベント行事・遊び・言葉など)。連想して思い出すもの

(公開日: 2022年12月19日)
目次

1月といえばの旬の食べ物

ブリ

1月に旬を迎えるブリは、この時期になると脂がのっていて美味しいと言われています。

タンパク質・カルシウム・DHA・ビタミンDなどの栄養が豊富なので、免疫力が低下しがちな冬にはまさにぴったり。

同じ時季に旬である大根と煮込んでブリ大根にしたり、シンプルに塩焼きや照り焼きにして食べるのがおすすめです。

フグ

毒を持ちながらも味は絶品とされるフグは、2月頃までが旬の魚です。

ビタミンD・カリウム・タウリン・コラーゲンなどがたっぷり含まれていて、低カロリー・高たんぱくな食材としても知られています。

フグ刺しやフグ鍋、唐揚げなど楽しみ方も幅広いです。

いちご

12月頃からスーパーの店頭に並び始めるいちごは、12月~1月が最も旬の食べ物だと言われています。

ビタミンC・食物繊維・キシリトール・アントシアニンなどが豊富で、風邪や生活習慣病の予防効果も大きいです。

そのままはもちろん、ケーキのトッピングやジャムにして食べるのも良いでしょう。

1月といえばのイベント・行事

正月

新しい年を迎え祝う日を正月と言い、1月1日~7日頃までが一般的に正月期間と認識されています。

仏教が日本に伝来した6世紀中頃には既に正月という概念は存在していて、五穀豊穣を願っていたと考えられています。

日本ではおせち料理を食べるのが定番ですが、中国では餃子、アメリカでは「ブラック・アイド・ピー」と呼ばれる豆の煮込み料理などを食べるのが定番です。

七草粥

1月7日に食べる春の七草を加えたお粥のことを「七草粥」と言い、春に芽吹く七草を食べて邪気を払い、一年間の無病息災を願うものです。

この七草粥の風習は江戸時代頃に広まって定着しましたが、実際には平安時代の中頃には既に日本にも中国から伝来していたようです。

最近では正月の時期にフリーズドライタイプの七草も販売されているため、気軽に作ることができるのが嬉しい点と言えます。

書初め

書初めと言えば、新しく始まる一年の抱負を筆を使って紙に書き出すもの。

抱負の他にも縁起の良い言葉を書き、左義長で正月飾りと共に炊き上げるというのが定番の流れです。

元々は平安時代に行われていた「吉書の奏(きっしょのそう)」に由来していると言われています。

成人式

成人式とは成人の年齢に達する人を各自治体が祝う行事で、毎年1月の第二月曜日は成人式の日として定められています。

奈良時代以降の日本で行われていた「元服」という行事がルーツとなっていて、この元服とは元々12歳~16歳の男子の成人を祝うものでした。

1946年に埼玉県で「成年式」が行われたのがきっかけとなって、現在の成人式が定着していきました。

1月といえばの遊び

凧揚げ

絵を描いた紙や布に糸をつけ風を利用して空高く上げる「凧揚げ」は、お正月の時期になると公園などでよく遊んでいるのを見かけます。

無病息災や厄除けなどの意味合いを持ち縁起物として扱われるこの凧揚げの遊びは、平安時代に中国から伝来した「紙鷲」に由来しています。

元々軍事目的で用いられていたこの紙鷲が日本で縁起の良い遊びとして取り入れられ、現代でも親しまれているのは素晴らしいことだと言えます。

百人一首

百人一首とは飛鳥時代~鎌倉時代を代表する百人の歌人の歌を一首ずつ選んで作った秀歌撰のことです。

正月にはこの百人一首を用いてかるた遊びや坊主捲りをするというのが定番。

江戸時代以降に百人一首を用いて遊ぶのが人々の間で定着化したことで、正月遊びの一つとして現代に伝わったと考えられています。

福笑い

顔の輪郭のみを描いた紙に目・眉・鼻・口を正しく配置する遊びも伝統的な正月遊びの一種ですが、現代においても人気の遊びです。

おかめの顔が用いられることがほとんどですが、これはおかめが「お多福」などと呼ばれるほど縁起の良い顔であるからだと考えられています。

1月といえばの言葉

松の内

「松の内」とは、正月飾りを飾っている期間のことを言います。

関東・関西でこの松の内の期間はやや異なり、関東では1月1日~1月7日まで、関西では1月1日~1月15日までです。

元々は関東・関西どちらも1月15日までが松の内とされていましたが、1651年4月20日に徳川家光が亡くなったため、20日は家光公の月命日になりました。

そのことや鏡開きの日なども考慮した結果、1月7日までが松の内の期間と定め直されましたが、関西には情報が伝わらなかったのでそのままになったと言われています。

鏡開き

年神様に供えていた鏡餅を下げて食べることを鏡開きと言い、毎年1月11日に行われます。

木槌または手で食べやすい大きさに割り、お雑煮やぜんざいにして食べるのが一般的。

ただし、鏡開きをする際に包丁を使うのはNG。これは、江戸時代などに切腹を連想させ縁起が悪いと言われていたためです。

初夢

新年を迎えて最初に見る夢のことを初夢と言います。

いつ見る夢のことを初夢と言うのかは明確に決まっていませんが、一般的には元日~1月2日頃までに見る夢のことを指します。

また、縁起の良い初夢とされている「一富士二鷹三茄子」にはまだ続きがあり、この後は「四扇 五煙草 六座頭」と続きます。

お年玉

お年玉とは、新年を祝って子どもに金品を贈ることです。

元々はお年玉としてお餅が配られていましたが、昭和30年代頃からはお餅の代わりに金品が贈られるようになりました。

近隣国である中国や韓国でも日本と同様にお年玉の文化がありますが、アメリカやイギリスなどでは行われていません。

1月といえばの花

梅は1月~4月に開花時期を迎える花です。

「松竹梅」とも言われるように、梅は寒さに強く枯れづらいことから縁起物としても扱われています。

花言葉は、「気品」「高潔」「忍耐」です。

水仙

水仙はその強さから縁起が良いとされている花の一種で、お正月に飾るのにぴったりです。

白や黄色のイメージが強いですが、実はピンクやオレンジなどの色の花も咲かせるので、お正月にはぜひ好きな色味のものを飾りましょう。

花言葉は「神秘」「自己愛」です。

山茶花

1月頃に見頃を迎えるとされている山茶花は、椿にとてもよく似ている花の一つです。

遥か昔には「松竹梅」ではなく「松竹椿」という言葉のほうが主流であったとの史実もあり、当時から我々の暮らしに身近な存在でありながらも華やかな花であったことが窺えます。

花言葉は「ひたむきさ」「困難に打ち勝つ」です。

1月といえばの誕生石

ガーネット

1月の誕生石は、ガーネットのみです。

和名で「柘榴石(ざくろいし)」というほど深く美しい赤が印象的で、「真実」「勝利」「友愛」「忠実」などの言葉を持ちます。

実はこのガーネットは、旧約聖書の話の一つ「ノアの箱舟」にも登場していたり、ファラオが首飾りとして用いていたほど古い歴史のある石。

発見された時期などは未だに明らかではありませんが、約5,000年も前から存在していたと考えられています。

実は赤以外にも緑やオレンジなど様々な色味のものが存在するので、ぜひ一度確かめてみましょう。

1月以外にも月ごとの風物詩を知るにはこちら

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