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春といえば?でイメージする風物詩一覧(遊び・言葉・食べ物・イベント・行事)。連想して思い出すもの

(公開日: 2022年12月23日)
目次

春といえばのイベント

ひな祭り

ひな祭りは日本の年中行事です。

毎年3月3日をひな祭りとし、女の子が健やかに育つようにお祈りする日です。

ひな人形や桃の花などを飾り、料理を食べたりひなあられを食べたりします。

ひなまつりは江戸時代頃には既にあったとされており、大変歴史のある行事です。

以前はひな祭りも祝日として扱われていましたが、1873年の新暦採用に伴い、祝日は廃止となりました。

卒業式

毎年3月に行われることが多いのが、卒業式です。

日本では学校教育法によって「学校行事」であると定められています。

小学校、中学校、高等学校など各学校が修了するごとに卒業式を行うのは世界的にも珍しいとされています。

1872年の学制施行から卒業式が行われ始め、1877年ごろから学校行事として定着しました。

入学式

入学式も春の代表的な行事です。日本では卒業式と同じように「学校行事」と定められ、国旗を掲げて国家を歌うことが決まっています。

世界の入学式を見てみると、欧米では9月に入学式を行うところが多いようです。また、就学年齢になったら学校に通い始めるという国では入学式を行わないこともあります。

入社式

入社式は企業などが新卒新入社員を迎え入れ、新入社員同士が顔を合わせるための儀式です。

企業の一員であるという気持ちを持たせ、自分の会社の理念や経営方法を知ってもらう意味もあります。

日本では年度初めの4月1日に行われるのが一般的です。

この入社式は日本特有の儀式であると言われており、外国にはほとんど見られません。

中途採用の場合は時期がそれぞれ異なるため、入社式を行わないことが多いようです。

お花見

日本の春のメインイベントと言っても過言ではないのが、お花見です。

3月下旬から4月にかけて咲く桜は、春の訪れを感じさせてくれます。

花見の習慣は古く、奈良時代からあったと言われています。しかし奈良時代には「お花見」と言えば梅の花でした。桜のイメージが定着し始めたのは、平安時代頃のことです。

イースター

イースターとは、イエス・キリストが十字架にかけられ処刑された際、3日後に復活したことを記念する祭りのことです。

日本では馴染みのない祭りかもしれませんが、キリスト教では最も重要な日であるとされています。

イースターが近づくと日本でもペイントされたカラフルな卵を見かけるようになります。これをイースターエッグと言い、祭りのシンボルとなっています。

最近ではイースターエッグを作るイベントも各地で開催されているようです。

ゴールデンウィーク

4月末から5月初めにかけての大型連休をゴールデンウィークと言います。

ゴールデンウィークには各地が多くの観光客で賑わい、大きなイベントも開かれます。

もともとは映画会社が宣伝用に作った造語であり、和製英語です。

テレビ番組などではこの「ゴールデンウィーク」という表現を使わず、「大型連休」と統一している場合もあります。

母の日

日本における母の日は、5月の第2日曜日と決められています。

母親に対して日頃の感謝を伝え、苦労を労う日です。母の日は世界中に存在し、その時期や起源は様々です。

日本で初めて「母の日」という言葉が使われるようになったのは、1931年頃だと言われています。

その頃母の日は3月に制定されていましたが、1937年ごろからアメリカに倣って5月の第2日曜日に変更となりました。

父の日

日本における父の日は6月の第3日曜日です。

もともとはアメリカ合衆国で「母の日」の対になる日として制定されました。

父親の日頃の苦労を労い、感謝の気持ちを示す日です。

日本に父の日が伝わったのは1950年代で、母の日よりも遅かったのです。

伝わった頃は認知度が低かったのですが、1980年代ごろからデパートの宣伝により日本でも普及し始めました。

こどもの日

こどもの日は端午の節句とも呼ばれる日です。

子どもたちが元気に育ったことをお祝いし、これからのますますの成長を祈る日です。

こどもの日にはこいのぼりを飾る習慣がありますが、これは「鯉は流れの急な川を登って龍になる」という中国の伝説から来ています。

たくましく成長する鯉のように、子どもたちが元気に育ってほしいという願いが込められています。

春といえばの遊び

お花見

春といえばお花見シーズンです。

きれいな桜を眺めながら食事をしたりお酒を飲んだりするお花見。

古くから日本人に親しまれてきたメジャーな春の遊びです。

全国には桜の名所と呼ばれる場所がたくさんあり、毎年多くの花見客で賑わいます。

お菓子作り

春はホワイトデーや端午の節句などお菓子が登場するイベントが多くあります。

自宅でイベントにちなんだお菓子を作るのも楽しい遊びです。

また、三色団子や桜餅など春の彩りいっぱいの和菓子にも挑戦できます。

春のお菓子のレシピはインターネット上にもたくさん紹介されているので、家族でチャレンジしてみるのもよいかもしれません。

山菜採り

春は山菜が多く採れる季節です。

種類によって時期は少し異なりますが、2月〜7月頃が山菜採りのピークと言われています。

山菜はそれぞれ採り方が異なりますので、初めての人は詳しい人に聞くかガイド付きの山菜採りに参加することをおすすめします。

万が一の場合を考え、1人で山に入るのは避けた方がよさそうです。

ハイキング

春は気候も良く、桜、ツツジ、シャクナゲなど美しい植物をたくさん見ることができます。

雨が比較的少なく天候が安定しているので、計画を立てやすい時期でもあります。

ハイキングコースは場所によって初心者〜上級者までさまざまな人が楽しむことができます。

早ければ2時間ほどで戻って来られるコースもあります。

お散歩気分で家族や恋人、友達同士で楽しめる遊びです。

昆虫採集

子どもたちの大好きな遊びといえば昆虫採集。

春は多くの昆虫を見つけることができるので、昆虫採集にぴったりの季節です。

図鑑を持って行って昆虫の名前を調べるのも楽しいです。

春になると全国の様々な地域で昆虫に関するイベントも行われます。

詳しい人に話を聞くことで、さらに昆虫に興味を持てるようになります。

旅行

春は行楽シーズンです。また、春休みやゴールデンウィークなど大型連休もあるため、お出かけしやすい時期とも言えます。

美しい景色を見たり、美味しいものを食べたり、新年度を気持ち良くスタートさせるための充電もできます。

沖縄県では3月頃から海水浴も楽しめるようです。

いちご狩り

春になると行きたくなるのがいちご狩り。大体12月~5月頃までがいちご狩りのシーズンだと言われています。

農園にもよりますが、あまおう・紅ほっぺ・とちおとめ・さがほのかなど様々な品種の苺を食べ比べすることができるというのは、いちご狩りならではのいちごの楽しみ方と言えます。

その場でお土産として買って帰ることはもちろん、農園で収穫したいちごをふんだんに使ったスイーツやジャムなどを取り扱っている場合もあるので、そちらも隈なくチェックしましょう。

春といえばの観光地

青森県 弘前公園

春になったらぜひ訪れてほしいのが青森県にある「弘前公園」。4月~5月頃にかけては毎年「弘前さくらまつり」が開催され、約2,600本もの桜の木が花を咲かせます。八重桜・ソメイヨシノ・枝垂桜など約50種類の桜が公園中に咲き誇る様子はとても美しく、毎年約200万人もの人がその景色を一目見ようと訪れます。

夜に行われるライトアップももちろん綺麗ですが、絶対に見ておくべきなのが水面に桜の花弁が落ちることによってできる桃色の川。西濠からはボートに乗ることもできるので、家族はもちろん友達や恋人と一緒に乗ってその美しさを眺めるのもおすすめです。

兵庫県 姫路城

世界文化遺産及び国宝に指定されている姫路城。白鷺が羽を広げたように白く美しいことから「白鷺城」と呼ばれています。

春に訪れると枝垂桜・山桜・ソメイヨシノなど1,000本もの桜を楽しむことができ、桜の向こうに見える真白なお城が一枚の絵のようでとても美しいと人気。「日本さくら名所100選」にも選ばれていることからも、その魅力が圧倒的なものであることが分かります。

夜には「夜桜会」と言ってライトアップも行われます。昼間とはまた違う美しさがあるので、時間に余裕のある方は昼と夜両方楽しむのがおすすめです。

福岡県 河内藤園

福岡県の「河内藤園」では、4月~5月頃にかけて約100万本もの藤が花を咲かせます。約22種もの藤が作り出す白や紫のグラデーションは、桜とはまた違った優美な美しさがありとても幻想的。2015年にはアメリカのニュース番組内で「日本で最も美しい場所31選」として紹介されるなど、海外でも注目を浴びているスポットの一つです。

ゴールデンウィークの前後は大変混雑するため、休暇が取れるのであれば混雑時期を避けて行くのがおすすめ。藤の花が綾なす景色からパワーを貰いましょう。

千葉県 いすみ鉄道

千葉県の房総半島南部を走るローカル鉄道「いすみ鉄道」も、春になったらぜひ観光に訪れるべき場所。「菜の花列車」という愛称で親しまれていることからも分かるように、春には満開に咲き誇る菜の花に囲まれながら列車が走ります。

一日フリー乗車券なども販売されているため、全線に乗ってのんびりとその景色を眺めたいという方にはとてもおすすめ。桜の咲く季節には、桜と菜の花両方を楽しむことができるようです。菜の花が告げる春の訪れを存分に享受しましょう。

春といえばの食べ物

たけのこ

たけのこの旬は3月〜5月頃です。

スーパーなどで目にすることが多いのは、「孟宗竹」と呼ばれる種類です。

たけのこは10日ほど経つと成長して竹になってしまうため、わずかな期間しか収穫することができません。

しかし、煮たり焼いたり筍ご飯にしたりとさまざまな料理に使用することができるため、春の味覚として人気です。

春キャベツ

キャベツは収穫する時期によって呼び方が異なります。

春キャベツとは、2月下旬から5月中旬に収穫されるキャベツのことです。

水分量が多く、みずみずしいのが特徴です。

そのため、生のままサラダにしたり和え物にするのがおすすめの食べ方。

保存する際はサランラップでていねいに巻いて、水分が逃げないようにしましょう。

なばな

和え物や漬物、おひたしなどに使用できる春の味覚がなばなです。

食用のなばなは主に千葉県や徳島県で多く栽培されており、全国に出荷されています。

なばなは大変生命力が強い植物です。

長い時間置いておくと蕾が開いてきてしまうため、早めに食べることをおすすめします。

インターネット上にはなばなを使ったレシピがたくさん紹介されています。

イチゴ

スーパーなどでイチゴを見かけるのは主に11月〜5月ごろです。

クリスマスケーキのイメージが強いのでイチゴの旬は冬だと思っている人が多いかもしれませんが、本来の旬は4月〜6月です。

1960年代からビニールハウス栽培も増えてきており、1年のうち半年くらいは一般家庭で手に入るようになってきています。

北海道では7月頃までいちご狩りが楽しめるようです。

さくらんぼ

さくらんぼの旬は主に5月〜7月だと言われています。

さくらんぼが収穫できるのは、観賞用のソメイヨシノではなくセイヨウミザクラやスミミザクラです。

正式名称を「桜桃(おうとう)」と言い、見た目の可愛さや食感の良さが人気の果物です。

栽培が難しいため、とても高価な品種もあります。

春の時期の贈り物にもよく選ばれています。

鰆(さわら)

鰆は春に全国各地で食べることができる一般的な魚です。

体が平たく細長いので、「狭腹」という字を当てたことが「さわら」の由来だと言われています。

鰆は成長すると呼び名が変わる出世魚です。

身に水分が多く痛みやすいので、西京焼きなどで食べられることが多いです。

鰹(かつお)

鰹には旬が2回あります。

4月〜5月ごろに食べられる鰹を「初鰹」と言います。

日本では昔から春の味覚として親しまれています。

一方で、8月〜9月も旬だと言われています。

春に北上した鰹が南下し始めるので、この頃の鰹は「戻り鰹」と言われています。

山菜

春はふきのとうやたらの芽、ゼンマイ、うどなど多くの山菜が美味しい季節です。

山菜は北海道から沖縄まで、それぞれの地域で様々な種類を収穫することができます。

食物繊維やミネラル、ビタミンなどを多く含んでいるので老化防止の食品としても知られています。

しかし、スーパーに売られている山菜ならば良いですが、自分で採った山菜を食べる際には注意が必要。

山菜によく似た毒のある植物も自生しているため、見分け方を学ぶか詳しい人と採りに行くようにしましょう。

桜餅

春のスイーツといえば桜餅です。

桜餅には関東風と関西風の2種類があります。

関東風はあんこを包む生地が小麦粉で、関西風は餅米です。

その歴史は関東風の方が古く、1717年頃にできたと言われています。

その後東京(当時は江戸)の流行に目をつけ、大阪の和菓子屋が関西風の桜餅を作りました。

ちらし寿司

色とりどりの具が乗ったちらし寿司も春によく食べられる料理です。

特に日本ではひな祭りの時に食卓に並べられることが多いです。ちらし寿司には縁起の良い食材が多く入っているため、子どもの健やかな成長を祈って家族で食べるのが習慣となっていると言えます。

最近ではSNS上でケーキのように美しく飾ったちらし寿司など、工夫を凝らしたものが話題となっています。

その他の春の食べ物についてはこちら

春といえばの言葉

春風

春の晴れた日に吹く穏やかな風を春風と言います。

一般的には「はるかぜ」と読みますが、「しゅんぷう」と読むこともあります。

時候の挨拶にも「春風の候(しゅんぷうのこう)」という表現が存在します。

大変耳馴染みがあり、小説や楽曲など多くの作品にも登場するメジャーな春の言葉です。

春眠暁を覚えず

春は寝心地の良い季節です。

また、夜の時間も短いため、明け方になってもなかなか目が覚めないという意味の言葉です。

この言葉を初めに使ったのは中国の詩人 孟浩然(もうこうねん)という人物だと言われています。

厳しい規律で縛られていた古代の中国で、それを揶揄する意味で詠んだという説があります。

花冷え

お花見の季節に冬の寒さが戻ってくることを「花冷え」と言います。

3月〜4月に使われることが多く、時候の挨拶としても用いられています。

北海道ではこの「花冷え」を「リラ冷え」と言いますが、これは春にリラの花(ライラック)が咲くためこの頃に寒さが戻ることを「リラ冷え」と表現するようです。

花粉症

春の時期に花粉症に悩まされる人は大変多いです。

特に2月〜5月に飛散するスギ花粉やヒノキ花粉はくしゃみや鼻詰まり、目のかゆみなどの症状を引き起こします。

外出する時はマスクやメガネ、帽子などで花粉から身を守るなど多くの人が花粉対策をしています。

また、洗濯物を室内に干したり、花粉の付きにくい服を着るのも対策として効果的です。

新生活

春は新生活がスタートする時期です。

入学や就職などで親元を離れ、新生活を始める人も多くいます。そのため、引っ越し業者の繁忙期もピークを迎えます。

また、春になると新しい気分で部屋の模様替えをしたくなったり、新しいインテリアが欲しくなったりもします。

菜種梅雨

菜の花が咲いている時期に雨が降り続くことを「菜種梅雨」と言います。

主に3月〜4月にかけて使われる春の言葉です。

花の開花を催す雨という意味で「催花雨(さいかう)」と言う場合もあります。

菜種梅雨は夏前の梅雨のように長くは続かず、数日で雨が止むことが多いです。

開花前線

開花前線とは植物の開花時期を観測し、同じ日に開花する地点を線で結んだものです。

天気図の前線に似ていることから、この名前がつきました。

主に春の時期に桜の開花予想とともによく耳にする言葉です。

桜の開花前線は「桜前線」と呼ばれることもあります。

夜桜

夜に見る桜の花を夜桜と言います。

桜を鑑賞する習慣は平安時代頃に始まったと言われています。

昼間に見る桜も美しいですが、夜の桜は暗闇に明るい色の花が栄え、とても美しく見えます。

「夜桜のスポット」として桜のライトアップをしたり、様々なイベントを行っている観光地も多くあります。

新緑

4月〜5月ごろに草木に芽吹く若葉を「新緑」と言います。

落葉樹は新緑がよく目立ちますが、常緑樹にも新緑はあります。

新緑が見られるのは春ですが、季語としては夏に分類されます。

同じような意味として「若葉」「新樹」という言葉が使われることもあります。

春以外にも季節ごとの風物詩を知るにはこちら

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