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京都といえば?でイメージされる有名なもの

(公開日: 2022年12月27日)

京都といえば?でイメージされる有名なものを「食べ物」「イベント」「行事」「お土産」などテーマごとに解説します。

京都の食べ物

京野菜

京都を代表する食べ物と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「京野菜」と呼ばれる野菜。現在30種類~40種類ほどの京野菜があると言われていて、代表的なものとして以下のものが挙げられます。

  • 万願寺唐辛子

  • 京水菜

  • 京壬生菜

  • 九条葱

  • 海老芋

  • 堀川ごぼう

  • 聖護院かぶ など

全国的にも知名度が高いこれらの京野菜は、京料理にはもちろん家庭料理などにも日常的に取り入れられています。

食文化に強く根付いた京野菜は、人々の生活に欠かせないものと言っても過言ではありません。

夏の季節がやってくると、京都に出回り始めるのが鱧(はも)です。

鱧はウナギ目ハモ科ハモ属に分類される魚で、全長は約1m。ノコギリ状の鋭い歯が特徴で、タコの他に海老や蟹などの甲殻類も捕食する獰猛さがあります。

保冷手段が少なく新鮮な魚を京都に運ぶことが難しかった時代にも、鱧はその生命力の強さもあって生きたまま運ぶことができました。そのため平安時代の頃には既に鱧文化が根付いていたと考えられていますが、今のように骨切りをして食べ始めたのは桃山時代~江戸時代の頃。それまではすり身にして食べていたようです。

カルシウム・タンパク質・コンドロイチン硫酸・ビタミンDなどを豊富に含んでいて栄養面でも大変優秀。

淡泊ながらも旨味のあるその身は湯引き・天ぷら・吸い物・押し寿司など様々な料理にして楽しまれています。

ラーメン

出汁を活かしたあっさりとした薄い味付けが主流の印象がある京都ですが、実はラーメンはこってりとしたものが人気。今や全国的に展開している「天下一品」「ラーメン横綱」なども京都発祥で、ご存知の通りこってりとした味付けのラーメンとして認知されています。

京都のこってりラーメンの元祖と言われているのは、1938年に創業された「新福菜館」。スープの黒さが特徴的で地元民や観光客にも愛されています。

最近ではレンゲが立つほど濃厚なスープのラーメンが話題になるなど、濃厚さを売りにした店がどんどん展開されるようになってきました。京都に観光に来た際には、京都のラーメン激戦区である一乗寺にぜひ足を運びましょう。

京都のイベント・行事

葵祭

葵祭は上賀茂神社・下賀茂神社によって毎年5月15日に行われる例祭で、賀茂祭とも呼ばれています。

京都最古の祭と言われていて、その歴史の長さは源氏物語・枕草子の中でも描かれるほど。

古墳時代に活躍していた欽明天皇が飢餓・疫病・不作を鎮めるために始まったこの葵祭は、現代においても人々に親しまれています。

祇園祭

京都の祭の代表とも言える祇園祭は、神田祭・天神祭と共に「日本三大祭」の一つとしても知られる祭です。

7月1日から1カ月間に及んで執り行われる祇園祭は八坂神社の祭で、平安時代に疫病が流行したことがきっかけで始まったと言われています。

山鉾行事が2016年11月30日にユネスコ無形文化遺産にも登録されたことにより、世界的にも知名度の高い祭となりました。

時代祭

葵祭・祇園祭と合わせて「京都三大祭」として知られる時代祭は、平安神宮が執り行っている祭です。

毎年10月22日に行われるこの祭は、平安遷都及び平安神宮の創建をを記念して行われたのがきっかけで始まりました。

平安時代~明治維新までの時代の装束を身に纏った人々が京都御所から平安神宮まで行列を作って歩く姿はまさに圧巻。海外の観光客にもとても人気です。

京都の風習・習慣

京都のことをあまりよく知らない

京都と言えば、10円硬貨のデザインにもなっている平等院鳳凰堂や黄金に輝く金閣寺など、至る所に観光名所があるため、休日も行く場所に困らないイメージを持たれがち。

しかし、実際のところ京都府民は京都のことをあまりよく知りません。京都には現在17の世界文化遺産があると言われていますが、観光客が多く混み合うため余程の理由がない限り出向くことはごく稀。観光で来ている方のほうが京都についてよく知っているということも少なくありません。

おばんざいとは言わない

テレビで京料理が紹介される時、必ずと言って良いほど「おばんざい」という言葉が使われますが、この「おばんざい」という言葉は普段生活している中で滅多に使いません。

観光客をターゲットとしたお店などでは京都の雰囲気を味わってもらうために「おばんざい」という言葉を使う傾向にあるようですが、家庭では「おばんざい」ではなく「おかず」と言うことがほとんどです。

京都弁は関西弁と違った魅力がある

京都弁は一般的な関西弁大阪弁と異なります。詳しい事例はこちらの記事をご覧ください。

京都と言えば人気のお土産

生八つ橋

京都で定番のお土産と言えば生八つ橋。以前まではあんこが主流でしたが、近年は抹茶あん・さくらあん・チョコレート・栗・苺など種類も豊富。

京都駅やデパートはもちろん、地下鉄や京阪電車などの付近のコンビニエンスストアでも気軽に買うことが可能。絶対に外さないお土産なので、お土産選びに充てる時間を節約したい方にもぴったりです。

出町ふたばの「名代豆餅」

地元民でなくともその名が知れた出町ふたばの「名代豆餅」。柔らかく甘じょっぱいお餅の中にぎっしりと詰まったあんこが絶妙に美味しい一品です。

非常に人気が高いので、並んだとしても必ず購入できるとは限らないのが辛いところ。確実に買って帰りたいのであれば、前日までに予約をしておきましょう。

お土産としてはもちろん、鴨川などを眺めながら食べるのもおすすめです。

阿闍梨餅

もっちりとした食感の皮にぎっしり詰まったあんこは、観光客にはもちろん地元民にも人気の高いお饅頭です。旅行のお土産としてはもちろん、手土産などにもぴったり。京都駅をはじめどこでも買えるというのも嬉しい点です。

そのままで食べても十分美味しいですが、20秒~30秒ほど温めたりトースターで表面が少しカリっとする程度に炙るのも美味しいので、阿闍梨餅を買って帰った際にはぜひ試してみてください。

北山マールブランシュ「茶の菓」

京都はお茶を使った菓子なども豊富ですが、その中でも人気が高いのが北山マールブランシュの「茶の菓」。濃茶のラングドシャにホワイトチョコレートが挟まれたこのお菓子は、コーヒーや紅茶やもちろんお茶にもとてもよく合います。

JR京都伊勢丹にはマールブランシュのカフェが入っていて、そこではケーキやフードなどを楽しむことができるのでそちらもぜひチェックしてください。

西利のお漬物

千枚漬けや胡瓜漬けなど定番のお漬物の他に、玉ねぎ・春キャベツ・トマト・枝豆・南瓜など季節ごとのお漬物も販売されているので、甘いものがあまり得意ではない方にとてもおすすめ。普段なかなか見かけない珍しいお漬物が販売されているため、初めて口にする野菜と出会うこともできるかもしれません。

嵐山店や祇園店では「味わい処」としてお漬物を用いたお寿司やお茶漬けなどを実際に食べることができます。事前に営業状況を確認した上でぜひ訪れてみてください。

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