3月といえば?でイメージする風物詩一覧(食べ物・イベント行事・遊び・言葉など)。連想して思い出すもの
3月といえばの旬の食べ物
カブ
カブは、消化を促し胃もたれを防ぐアミラーゼが豊富に含まれています。
秋~冬の時期にも出回りますが、一番の旬は3月頃に収穫時期を迎えるカブ。やや小ぶりですが実も柔らかく、加熱しなくても食べることができます。
お漬物にしたり肉と一緒に炒めたりポタージュにしたりと、シンプルな料理でもそのジューシーさを存分に味わえるのが魅力的。ただ、柔らかいので崩れないように注意しましょう。
たけのこ
3月頃から旬を迎えるたけのこはタンパク質・カリウム・不溶性食物繊維などが豊富で、実はとても栄養豊富な野菜。食べれば満足度も高く便秘の解消効果も期待できることから、ダイエッターの注目を集めています。
たけのこごはん・土佐煮・若竹煮・チンジャオロースなど幅広い料理を楽しむことができるのも嬉しい食材。5月頃までが旬なので、旬を逃さないようにしましょう。
シラウオ
キラキラと光る小さな魚 シラウオは4月頃までが旬。ビタミンD・ビタミンB12・ミネラルなどが豊富に含まれていて、脳卒中や脂質異常症などの予防効果も期待できると言われています。
そのまま加熱せずに食べても十分美味しいですが、釜揚げ・天ぷら・お寿司など、少し手を加えてもまた違った味わいを楽しむことができます。
北海道・青森県・島根県などはシラウオの代表的な産地と知られているので、訪れた時にはぜひ現地で新鮮なものを食べてみましょう。
あさり
あさりは春・秋に旬を迎えますが、春の旬は大体3月~5月頃。旬を迎えたあさりは産卵を控えているため、身も厚みがあり食べ応え抜群です。
亜鉛・カルシウム・カリウム・鉄などの栄養素を豊富に含み、貧血の予防効果もあるため女性にはぴったり。お味噌汁や酒蒸しはあさり料理の定番メニューですが、春キャベツと合わせてパスタにしたり生姜と一緒に炊き込みご飯にするのもおすすめです。
旬のあさりを上手に取り入れて、まだまだ寒い季節を乗り切りましょう。
3月といえばのイベント・行事
ひな祭り
ひな祭りは「桃の節句」とも言って、女の子の成長を祝う日のことです。
ひな祭りの歴史を遡ると平安時代にまで及びます。当時、子どもたちが遊びに使う人形は「ひいな」と呼ばれ親しまれていましたが、このひいなを使って上巳の節句の日に人型の紙を川に流し無病息災を願っていました。これが前進となり、形式を少しずつ変えながら現代に受け継がれたのがひな祭りです。
ひな人形を飾ったり、ひなあられやちらし寿司を皆で囲んで、その成長を喜びましょう。
卒業式
3月と言えば卒業シーズン。小学校・中学校・高等学校・大学など、どの教育機関においても3月中旬~下旬にかけて卒業式が行われます。
日本で一番最初の卒業式は、1876年に行われた陸軍外山学校の卒業式でした。「観兵式」と言って、軍事パレードなども同時に行われたようです。それを皮切りに翌年の1877年には東京大学でも卒業式が行われ、どんどん全国的に広まっていきました。
この時期になるとテレビで卒業ソングなどの特集も組まれるため、自身が学生だった頃の卒業式のことを思い出す人も多いです。
ホワイトデー
ホワイトデーは、2月のバレンタインデーの日にチョコレートを貰った男性がお返しにお菓子を贈る日です。
お返しとして定番なのは、キャンディー・マシュマロ・マカロン・クッキーなど。ただし、それぞれのお菓子は以下の意味合いを含むとされています。
キャンディー:あなたが好きです
マシュマロ:あなたが嫌いです
マカロン:あなたは特別な人
クッキー:あなたはお友達
バームクーヘン:幸せがこれからも続きますように
キャラメル:あなたといると安心できる
マドレーヌ:もっと仲良くなりたい
チョコレート:あなたの気持ちは受け取れない
最近ではお返しのお菓子に込められた意味を気にする人はあまりいませんが、本命チョコを貰った場合はこれらを参考に慎重にお返しを選んだ方が良いかもしれません。
3月といえばの遊び
ひな祭りの飾り作り
ひな祭りの時期が近づいてくるとひな人形などを飾るお家も多いですが、その他のオーナメントなども手作りして飾ればより華やかなひな祭りを迎えることができます。
あまりお金を掛けなくても、フェルトや折り紙で子どもと一緒に気軽に作れるのが嬉しい点。LEDライトなどを付けて照らしたり工夫すれば子どもたちも大喜びすること間違いなしでしょう。
ホワイトデーのお菓子作り
誰かに贈るわけではなくても、ホワイトデーにちなんだお菓子作りをするというのも楽しい遊びの一つと言えます。
時間に余裕があるのであれば、ケーキ・シュークリーム・ムース・アイスクリームなど忙しい日々の中ではなかなかチャレンジしづらいお菓子に挑戦するのも新鮮味があって良いものです。
一人はもちろん、子ども・恋人・友達と一緒に楽しく作るのもおすすめ。
潮干狩り
潮干狩りが開催されるのは3月~6月頃。気温や時間の観点からゴールデンウィークに人気が集中してしまいがちですが、あさりの旬でもある3月はまだ人も少ないため存分に楽しむことができるのでおすすめです。
あさりだけでなく、ハマグリ・マテ貝・アオヤギなどの貝も採ることができるので、潮干狩り初体験の人もその面白さにどんどんハマること間違いなし。まだ肌寒い時期なので、寒さ対策はきちんとして行きましょう。
いちご狩り
いちごが最も美味しいと言われているのは12月~3月。スーパーに並んでいるいちごも十分美味しいですが、その場で収穫して食べるいちごの美味しさは格別です。
特に天気の良い日が続いている時はいちごの甘みも増すので、予約を入れる時は天気予報なども併せて確認することをおすすめします。また、平日に開園と同時に入ればいちごがまだたくさん残っている可能性が高いです。
農園によってはいちごのスイーツやお土産なども販売しているため、気になる方は取り扱っている商品なども一緒にリサーチしましょう。
3月といえばの言葉
桜の開花宣言
桜が大体いつ頃咲くかを気温などから算出・予想する「桜の開花宣言」を耳にするのも、毎年3月頃です。
開花の条件は、「標本木」と呼ばれる開花観測用の桜の木が5輪~6輪花を咲かせているかどうか。靖国神社・二条城・大阪城公園など、全国の標本木が宣言の鍵を握ります。
開花が宣言されてから満開になるまでは約1週間。満開になってからは散り始めるのも早いので、ベストな時期に桜の花を楽しみたいと方はこの開花宣言をしっかりチェックしましょう。
花冷え
花冷えとは桜の咲く季節に急に寒さが戻ることを言い、3月下旬~4月頃にかけて耳にする言葉です。
低気圧が通過し日本上空に寒気が流れ込んだ時などに一気に寒くなるため、お花見シーズンと言えど注意が必要。特にライトアップなどを見に行くのであればしっかりと寒さ対策をしなければいけません。
ちなみに、似た言葉で「寒の戻り」という言葉がありますがこちらは2月に使う言葉。どちらも挨拶などで用いることが多いので、それぞれの意味や違いをきちんと押さえておきましょう。
3月といえばの花
マーガレット
マーガレットは3月に開花時期を迎え、大体6月頃まで楽しむことができる花です。
一番馴染みのある「一重咲き」、花弁が何層にも重なった「八重咲き」、ボリューム感のある「ウルル咲き」など、マーガレットと一口に言っても様々なものを楽しめます。
白・ピンク・黄色・赤・オレンジなどの色味の花が咲くので、見ているだけで元気を貰えるでしょう。花言葉は「真実の愛」「信頼」など。
チューリップ
チューリップの開花時期は3月~5月頃。世界に5,000種ほど存在していると言われており、日本には1863年頃に伝来しました。早生品種・中生品種・晩生品種があるので、それぞれ植えておけば順番に咲いていくので長く楽しむことができるでしょう。
童謡「チューリップの歌」には赤・白・黄色のチューリップが出てきますが、実際にはその他にもアプリコット色・ピンク・紫・黒などの色が咲きます。花言葉は「博愛」「思いやり」。
モクレン
3月~4月にかけて白い大きな花を咲かせるモクレンは、華やかで上品な香りがすると言われています。その香りは古くから人々に愛されていて、香水として販売されているほど。
白が一番有名ですが、ピンクや黄色、紅色の花を咲かせるものもあります。耐寒性が強いため、北海道でも見ることができるでしょう。
その美しさから、「自然への愛」「持続性」などの花言葉を持ちます。
3月といえばの誕生石
アクアマリン
透き通る海のような色をしたアクアマリンは、3月の誕生石です。名前はラテン語に由来していて、"Aqua" は「水」、"Marinus" は「海」という意味を持ちます。
その美しさから「夜の女王」「人魚石」などの異名も持つアクアマリンは、実はギリシア神話・ローマ神話の中にも登場し、フランス国王ルイ16世の王妃 マリー・アントワネットも身につけていたと言います。
「聡明」「富」「幸福」などの石言葉を持つため、アクアマリンを用いたアクセサリーなどは贈り物としても人気です。
珊瑚
3月の誕生石として忘れてはいけないのが珊瑚。珊瑚の歴史はとても古く、ドイツでは約25,000年前の遺跡から珊瑚の玉が発掘されました。日本では奈良時代に聖武天皇が用いており、現在は正倉院にて厳重に保管されています。
これらはいずれも装飾としてはもちろん護符としても用いられていたと考えられており、珊瑚に秘められた力は絶大なものであることが分かります。
赤の珊瑚は健康に、ピンクの珊瑚は人間関係に、白は生命力に効果があると言われているので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。石言葉は「長寿」「幸福」です。