あかんたれ(関西弁)の意味とは?
あかんたれの意味
「あかんたれ」とは、関西弁で意気地がない人・ダメな人という意味の言葉です。
言い方にもよりますが相手を揶揄るような表現なので、関西でも頻繁に使われる言葉ではありません。
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あかんたれの語源
「あかんたれ」とは、関西弁で「良くない」「だめ」を意味する「あかん」が語源となっています。
「馬鹿たれ」などにも使われている接尾語「たれ」には蔑視の意味合いが含まれており、「あかんたれ」はこの二つが合わさって生まれた言葉だと言われています。
あかんたれの類語
「あかんたれ」の類語として、「臆病者」「小心者」「弱虫」などがあげられます。
いずれの言葉も気が弱く怖がりといったニュアンスがあるため、あまり人に対して使って良い言葉とは言えません。
あかんたれの具体的な例文
ここからは、「あかんたれ」を使った具体的な例文をご紹介していきます。
例文1.「あんたはいくつになってもあかんたれやなぁ。」
「あなたはどれだけ年月が経っても弱虫のままだね」といった意味合いの例文です。
「あかんたれ」は言い方にもよりますが、仲の良い間柄で相手をからかうように言うのであれば愛情が含まれていると判断しても良い言葉です。
例文2.「あかんたればっかり言わんとって。」
例文1のように「あかんたれ」と冗談で言われた時に、「そんな風に言うのはやめてほしい」という意味で使えるフレーズです。
ただしこのような言い回しを使うのはほとんどの場合恋愛関係にある相手のみで、あまり関係性の良くない相手に「あかんたれ」と冗談でも言ってしまえば「もういっぺん言ってみろや(もう一度言っていただけますか)」と返ってくる可能性が高いです。
あかんたれを改善する方法
ここでは、あかんたれな性格を改善するのに効果的な方法をご紹介します。
改善方法1.成功体験を増やして自分を認めてあげる
人から「あかんたれ」と言われてしまうのは、もしかしたら新しいことをするのに恐怖心を抱いてしまっているからかもしれません。
そうなのであれば、今からでも良いので成功体験を増やしていくことで改善できる可能性があります。
成功体験が増えると「やってみれば自分は何でもできるんだ」と自信が生まれるので、新しいことに挑戦するのにも徐々に抵抗感がなくなっていきます。
最初から大きなことにチャレンジする必要はなく、小さいことで良いので成功体験を積めるように意識して生活すると良いでしょう。
改善方法2.失敗したことではなくそこから学んだことに目を向ける
何か失敗をしてしまうと、失敗した事実ばかりに目を向けてしまって気持ちが暗くなってしまうのは誰にでもあることです。
しかし、そんな時は失敗したという事実ではなくそこから何を学んだのかに目を向けましょう。
失敗した原因や次はどうしたら良いか、同じことを繰り返さないために何ができるかなど、失敗から学べることは予想以上にたくさんあるもの。
あのトーマス・エジソンも「失敗すればするほど我々は成功に近づいている」という言葉を残しています。
失敗から学ぶことができるかどうかが、あかんたれを改善できるかの分かれ道になると言っても過言ではないかもしれません。
改善方法3.自分の良いところを紙に書き出す
必要以上に自分に対する自信を失っていると、言動も不思議と自信のなさそうなものになってしまいます。
そんな時は、自分の良いところを無理やりにでも紙に書き出してみましょう。
どうしても思いつかない場合は友達や家族に訊いてみたり、過去に人から褒められた出来事を思い返してみると良いかもしれません。
自分に自信がないというのは、言い換えてみれば完璧主義でストイックということでもあります。
しかしあまり自分に厳しくなり過ぎず、客観的な視点から自分の良いところを探しましょう。
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