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関西弁の早口言葉。上手く言うコツや関西人にしか読めない言葉は?

最終更新日: 2022年9月27日 (公開日: 2022年8月16日)

関西弁と言うと近頃「なんでやねん」「それな」などのワードが関西語圏以外でも人気ですが、実はその早口言葉が難解すぎると話題です。

そこで今回は関西弁の早口言葉をご紹介するとともに、その構成や上手く言うコツについても簡単に解説していきます。

関西人にしか読めない言葉も取り上げているので、併せてチェックしておきましょう。

【関連】関西弁一覧161種類。近畿のエリアによる違いも解説

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関西弁の早口言葉と上手く言うコツ

ちゃうちゃう

関西弁の早口言葉で最も有名なものは「ちゃう」という単語を使った以下のものです。

あれチャウチャウちゃう?ちゃうちゃう!チャウチャウちゃうんちゃうん?

この早口言葉を標準語に直すと、「あれはチャウチャウではないでしょうか」「いいえ、あれはチャウチャウではないのではないでしょうか」という文章になります。

標準語に直してみると、否定など様々な意味を持つ関西弁「ちゃう」と犬種 チャウチャウを掛け合わせていることが分かります。

しかし、以下のように分解して見てみると単語の塊や区切るべきポイントが見えて上手く言えるようになるのではないでしょうか。

あれ/チャウチャウ/ちゃう?/ちゃうちゃう!/チャウチャウ/ちゃうん/ちゃうん?

この早口言葉は、簡単にするとこのような構成になっています。

最後に「ちゃうんちゃうん?」と「ちゃうん」が2回繰り返されていますが、これは「違う」という意味の「ちゃうん」と「~じゃない?」という意味の「ちゃうん」がくっついているためです。

とは言え関西圏以外で生まれ育った方からすると、このフレーズだけ聞くととても難解な言葉のように思えるもの。

「ちゃう」の意味と用法もきちんと押さえて、まずはこの文章を分解して理解できるようになりましょう。

ちゃうについてはこちらをチェック!

おっとっと

「おっとっと」を使った早口言葉も見ていきましょう。

おっとっととっとってって言っとったのに、何でとっとってくれんかったん?とっとってって言っとったやん

これを標準語に直すと、「おっとっとを取っておいてと言っておいたのに、どうして取っておいてくれなかったの?取っておいてと言っていたじゃない」となります。

更にこの早口言葉を分解してみましょう。

おっとっと/とっとって/って/言っとったのに、/何で/とっとって/くれんかったん?/とっとって/って/言っとった/やん

森永製菓から販売されているお菓子の「おっとっと」と、「取っといて」という意味の「とっとって」から成り立っている早口言葉ですが、この「~しとって」という表現はどちらかと言うと兵庫県の方の言い回しです。

これらを踏まえた上でゆっくり口にしてみると、少し言いやすくなるのではないでしょうか。

あんた

関西弁では相手のことを「あんた」と呼ぶことがありますが、その「あんた」を使った早口言葉も存在します。

あんたあたしのことあんたあんた言うけど、あたしもあんたのことあんたあんた言わへんから、もうあんたもあたしのことあんたあんた言わんといてよあんた!

この早口言葉を標準語に直訳すると、「あなたは私のことを『あんた、あんた』と言うが、私もあなたのことを『あんた、あんた』と言わないから、もうあなたも私のことを『あんた、あんた』と言わないで、あなた」となります。

実際にこのような言葉を言う場面があったとしたらそれは一触即発の場面とも言えますが、この早口言葉を塊ごとに分解して見てみましょう。

あんた/あたしのこと/あんたあんた/言うけど、/あたしも/あんたのこと/あんたあんた/言わへんから、/もう/あんたも/あたしのこと/あんたあんた/言わんといてよ/あんた!

この早口言葉に出てくる「言わへん」とは「言わない」という意味で、「せえへん(しない)」「行かへん(行かない)」のように関西弁では「~へん」を使うことで否定を表せます。

また、「あんたあんた」と繰り返している箇所がありますが、これは標準語で言えば「お前お前」と言っているのと同じで、何もない時に「あんたあんた」と繰り返すことはほとんどないので誤解のないよう注意しましょう。

こうして分解して見てみると、少しその意味が分かるでしょう。

うち

関西弁の一人称「うち」を使った早口言葉も見ていきましょう。

うち、うちのうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわでうちをあおいで。これ、内野とうちのうちうちの話

この早口言葉を標準語に直すと、「私、私のうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわで私をあおいで。これ、内野と私のうちうちの話」となります。

「うち」「うちわ」「内野」「うちうち」が掛け合わさっているため混乱しやすいと言えますが、これを同じように分解してみましょう。

うち、/うちの/うちわで/内野を/あおぐから、/内野は/内野の/うちわで/うちを/あおいで。/これ、/内野と/うちの/うちうちの/話

こうしてみると、この早口言葉がどのように成り立っているのかその骨組みが見えてくるのではないでしょうか。

「私」という意味の「うち」さえ押さえておけば後は意外と簡単なので、実際に口に出して読んでみましょう。

さら

新しいことを意味する関西弁「さら」を使った早口言葉は以下の通りです。

さらのさら、さらしでさらさら巻けて言うたよな、サラ。割れたさらのさら、今さら、さらしで巻くて何さらしとんねん、サラ

これを標準語に直すと、「新しい皿、さらしでさらさら巻いてって言ったよね、サラ。割れたさらの皿を今更さらしで巻くって何をしてるの、サラ」となります。

この早口言葉を更に分解して見てみましょう。

さらの/さら、/さらしで/さらさら/巻けて/言うたよな、/サラ。/割れた/さらの/さら、/今さら、/さらしで/巻くて/何さらしとんねん、/サラ

早口言葉の中に出てくる「何さらしとんねん」とは「何をしてくれてるんだ」と怒気を含んで相手を問いただす際に使われる言葉で、大阪府の河内地方で用いられることが多いと言われています。

「さら」「皿」「さらし」「サラ」などのワードを一つ一つ分解して理解することができれば、口頭で聞いただけでも相手が何と言ったか分かるようになるでしょう。

関西弁の早口言葉が言いづらい理由は?

関西弁の早口言葉は関西圏以外の方からするととても難しいもの。

それはところどころに方言が使用されているからというのはもちろんありますが、最も大きな理由はイントネーションが標準語とは異なるということです。

そのため、関西弁の早口言葉を言う際には少し関西弁のイントネーションを意識して口にしてみると案外うまく言うことができるかもしれません。

関西弁のイントネーションについてはこちらをチェック!

関西人にしか読めないその他の言葉

これまでにご紹介してきた早口言葉の他にも、関西人にしか読めない言葉というものは存在します。

ここからは、その一部をご紹介していきます。

関西電気保安協会

「関西電気保安協会」とは近畿地方2府4県で電気サービスを提供している企業です。

一般的には「関西電気保安協会」とそのまま普通に読める人がほとんどだと思いますが、関西人はこの「関西電気保安協会」は独特のメロディをつけて読みます。

実は関西では関西電気保安協会のローカルCMが放送されており、そのCM内では「関西、電気ほーあんきょーかい」といったメロディに乗ってその会社名が流れます。

そのメロディは一度聴いたら耳から離れないので、関西人は「関西電気保安協会」という際どうしてもこのメロディにのせてしまいます。

普通の発音で言おうとすると相当頭を使ってでないと言えないので、関西人の知り合いがいる人は一度頼んで言ってもらいましょう。

ホテルニューアワジ

「ホテルニューアワジ」も関西でローカルCMが放送されており、「関西電気保安協会」同様に独特のメロディがつけられています。

「ホーテールーニュ~ア~ワ~ジ~」といったメロディにその名前がのっているため、関西人も「ホテルニューアワジ」という際にはどうしてもこのメロディラインで言ってしまいます。

メロディにのせずに言おうとすると「関西電気保安協会」のように頭をとても使わなくてはならず、またどこか棒読みのようになってしまうことも。

そのメロディラインをぜひ一度確認してみてください。

箕面温泉スパーガーデン

「箕面温泉スパーガーデン」は、大阪府箕面市に位置する温泉施設で、プールや岩盤浴なども楽しめます。

その「箕面温泉スパーガーデン」もローカルCMを放送していますがこちらも独特のメロディが特徴的なので、関西人が「箕面温泉スパーガーデン」と口にしようものならそのメロディラインで歌うように言ってしまいます。

「箕面、温泉、スパ~ガーデン」とつい口にしてしまう関西人がほとんどなので、身近に関西人がいる方は一度お願いして言ってもらってみてはいかがしょうか。

関西弁の実力を試したい人はこちらから!