おっちんの意味とは?

おっちんの意味
「おっちん」とは、関西弁できちんと正座をして座ることを意味します。関西弁クイズでも出題されました。
所謂幼児語の一種で、「ちゃんと座る」などの言葉に「お」をつけて名詞化されたのではないかと言われています。
「おっちん」はこの一覧にも収録中
おっちんを標準語で言うと?
「おっちん」を標準語に言い換えると「お座りして」が一般的ですが、幼児語であれば東京の一部地域では「えんこして」などと言います。
「えんこ」は江戸時代から使われている言葉ですが、「えんた」「えんちょ」など地域によって若干の差があります。
おっちんはどんな時に使われる言葉か
「おっちん」は小さな子どもを座らせたい時に使う言葉です。
例えばご飯時になかなか席につかず走り回ったり遊んでいる子どもに対して、「ご飯食べるからおっちんするで」「ええ加減おっちんしーや」などのように使います。
家庭内だけでなく、飲食店などでも聞くことのできるフレーズかもしれません。
おっちんの類語
ここからは、「おっちん」の類語として他の「おっちん」の言い方についてご紹介していきます。
おっちょん
「おっちょん」は奈良県を中心に使われている「おっちん」と同じ意味の言葉です。
2022年1月の朝日新聞の滋賀県彦根市のゆるキャラ「ひこにゃん」に関しての記事内では、ひこにゃんが座布団に座っているイラストを「おっちょんする」と表現しているので、滋賀県の一部地域でも使われている可能性があるかもしれません。
おっちんとん
「おっちんとん」は兵庫県神戸市などで使われている言葉です。
香川県の一部地域でも「おっちんとん」が使われていますが、地図上で見ると兵庫県と香川県はとても近いため、言葉が似通っていても不思議ではないのかもしれません。
おちょきん
近畿地方のすぐ隣に位置する北陸地方の一つである福井県では、「おちょきん」という言葉が使われています。
「きちんと正座をして食べなさい」と言う時にも「おちょきんして食べなあかんざ」などのように言います。
ちゃんち
「ちゃんち」は、関西圏からも比較的近い島根県で使われている幼児語です。
「ちゃんと」「おっちん」の二つの言葉が混じって生まれた言葉なのではないかと考えられます。
「おっちん」の記事を見た人が挑戦中!