しょうもない(関西弁)の意味とは?
しょうもないの意味
「しょうもない」とは、くだらないということを意味する言葉です。
関西圏では大阪府を中心として会話の中で日常的に使われています。
しょうもないはこちらの一覧にも掲載中
しょうもないの語源と由来
「しょうもない」という言葉は「仕様もない」に由来しており、「性もない」のように表記されることもあります。
この「仕様もない」の「仕様」とは方法のことを指し「方法がない」という意味でしたが、徐々に「方法を考えるのも無駄」という意味に転じ今の意味合いで使われるようになりました。
浄瑠璃の一節にも「しょうもない」が使われていることから、古くから人々に親しまれている言葉だと言えます。
しょうもないの類語
「しょうもない」の類語として、「馬鹿馬鹿しい」「つまらない」などが挙げられます。
同じ関西弁に変換するのであれば、「おもんない」などにも言い換えることができるでしょう。
様々な言葉に言い換えられるよう、きちんと押さえておきましょう。
おもんないについてはこちらをチェック!
しょうもないの発音
「しょうもない」は「しょ」の部分にアクセントを置いて「しょ↓う→も↑な→い→」のように発音します。
標準語では「しょ→う→も↑な→い→」のように発音することがほとんどなので、その独特の発音に戸惑う方も多いかもしれません。
しょうもないの例文
ここからは、「しょうもない」を使った例文をいくつか見ていきます。
例文1.「こないだこんなん買うてん。」「あんたほんましょうもないもんよう買うなぁ。」
「この間こんなものを買ったんだ」「あなたは本当にちょっとしたものを度々買うね」といった意味の例文です。
この例文中の「しょうもない」は「取るに足らない」というニュアンスで使われています。
仲の良い友人・カップル・身内であるという条件下の場合、一見悪口に聞こえる「しょうもない」もこのように使うことができます。
「しょうもない」を口にした側も笑っていたり穏やかな表情をしていることがほとんどなので、そこに悪意がないことは傍から見ても明らかでしょう。
例文2.「しょうもない話ばっかり聞かせんとって。」
「くだらない/馬鹿馬鹿しい話ばかりしないで」という意味の例文です。
この例文は例文1とは打って変わって相手に少し苛立っている様子で、ひいては「一人にしてほしい」「早く立ち去ってほしい」と思っていると言っても過言ではありません。
しかし、もちろんちょっとした冗談に対してあえてこのように言っていることもあり、その場合は上記のような感情はなくむしろそれらを楽しんでいると言えます。
どのような感情が込められているかを見るには、やはり相手の声のトーン・表情などを確認するのが一番。
見るからに苛立った様子で真顔もしくはうんざりした表情を浮かべているのであれば、少し口をつぐんだほうが良いでしょう。
しょうもないことですぐに笑う人の特徴
ここからは、しょうもないことですぐに笑う人の特徴について簡単に解説します。
特徴1.笑いのツボが浅い
笑いのツボが人よりも浅くちょっとしたことでもすぐに笑ってしまう人は、しょうもないことで笑いやすいです。
友達のちょっとした話やたまたま遭遇した出来事など、人がどこが面白いのか分からないようなことでも笑ってしまいますが、これは感受性が豊かなためとも言えます。
特徴2.人とコミュニケーションをとるのが好き
家族や友達など身近な人だけでなく、街中で偶然出会った人、お店の店員さんなど様々な人と気軽にコミュニケーションをとることのできる人も、しょうもないことですぐに笑ってしまう傾向にあります。
他者に対していつもオープンな姿勢でいる上にコミュニケーション能力も高いため、相手が発した何気ない一言も聞き逃さず、きちんとコメントや反応をすることができます。
そのため、人からするとしょうもないことでも面白みを見出せるのでしょう。