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おおきに(関西弁)の意味とは?

(公開日: 2022年7月16日)
目次

おおきにの意味

「おおきに」とは、「ありがとう」と感謝の意を表す際に使われる言葉です。

「おおきに」の一言だけで「ありがとう」という意味合いで使えますが、「おおきにありがとう」とすることで「本当にありがとう」と感謝の言葉を強調できます。

おおきにの語源と由来

「おおきに」の語源は「大きに有難し」だと言われています。

「大きに」は「とても」、「有難し」は「珍しいこと」「貴重なこと」をそれぞれ意味し、「有難し」の部分が省略されて用いられるようになって今の「おおきに」という言葉になりました。

おおきにの発音

「おおきに」は「き」にアクセントを置き、「お↓お→き↑に→」のように発音します。

言い方もエリアによってそれぞれ異なりますが、たとえば大阪府では元気にキレ良く「おおきに」と言うのに対し、京都府では「おおきに」の「お」の部分をゆったりと伸ばすように発音します。

複数人の関西人と一緒になった時に発音の聞き比べなどができると面白いでしょう。

おおきには敬語として使える?

お店などではよく耳にする「おおきに」ですが、ビジネスシーンや仕事相手に使うのはあまり適切とは言えません。

「おおきに」は確かに親しみやすく柔らかい言葉ではありますが、どちらかというとカジュアルな表現です。

どんなに親しい相手だったとしても、目上の人に対して使うのは控えた方が良いでしょう。

おおきにとまいどの違いは?

「いつもありがとう」を意味する「まいどおおきに」というフレーズを代表的な関西弁の一つとして認知している方も多いと思います。

そのため「まいど」も「おおきに」も同じ意味のように思っているかもしれませんが、実はこの二つは合わせて使うことももちろんありますが、一つ一つを比べると似ているようで微妙に意味が異なります。

「おおきに」は感謝の意を表す言葉ですが、「まいど」は(お得意様に対しての)感謝の意や「また会いましたね」「お元気ですか」といった挨拶の意味合いも含まれる言葉です。

「おおきに」と比較すると「まいど」のほうが更にカジュアルな印象です。

おおきには言わないという人も増えている

2018年に放送された日本テレビ系列バラエティー番組「月曜から夜ふかし」の調査によると、最近では関西弁を使う若者も徐々に減ってきており、中でも「おおきに」などの言葉は使わない・使ったことがないという人も増加傾向にあります。

「おおきに」をはじめとした古くから使われている言葉は、最近では方言の中でも死語として扱われていると言えます。

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