べべ(関西弁)の意味とは?
関西弁のべべの意味とは
「べべ」とは、関西弁で最下位・ビリといった意味合いの言葉です。
勝負事はもちろん試験の順位の結果を表す際にも使われます。
べべが持つ他の意味合い
関西の中でも、京都では「べべ」は衣服を意味する言葉としても知られています。
特に綺麗な着物を指す傾向にあり、「かいらしいおべべ着させてもろてんな(可愛い着物を着させてもらってるね)」などのように使います。
べべの違う言い方は?
「べべ」はその他にも「どべ」「べった」「べべた」「べったこ」などの言い方をします。
いずれも意味は同じですが、地域ごとに少しずつ変化したようです。
べべを標準語に直すと?
「べべ」を標準語に直すのであれば、やはり「最下位」「ビリ」「どんじり」などが妥当です。
関西人との会話の中で「べべ」という言葉が出てきた際、咄嗟に脳内でこれらの言葉に変換できれば困惑することなく会話を楽しむことができるでしょう。
べべの発音は?
「べべ」は最初にアクセントがつきます。
そのため、べ↓べ↑のように高い音から低い音に移り変わります。
このポイントを押さえて使ってみると、関西人の人にも喜ばれるかもしれません。
べべの具体的な使い方
ここでは、「べべ」の具体的な使い方について例文を通して見ていきます。
例文1.「この前の数学のテストべべやったわ。」
「先日行われた数学のテストでは最下位だった」という意味合いの例文です。
「最下位を取ってしまった」と言うよりも気軽な印象を受けるでしょう。
例文2.「あの子足めっちゃ速いから今度のリレーべべなることないやろ。」
この例文は「あの子はとても足が速いので今度のリレーで最下位になることはないだろう」という意味です。
「べべ」は試験の結果だけでなく、このようにスポーツをはじめとした勝負事の場面でも使うことができるので、併せて覚えておきましょう。
例文3.「そんなゲームばっかりして勉強してへんかったらテストでべべなるで。」
「そんな風にゲームばかりして勉強をしていなかったらテストで最下位になるぞ」といった意味合いの例文です。
子どもに対する脅し文句のようなニュアンスで使われているので、子どもがあまりにも勉強しない時にはこのように言ってみても良いかもしれません。
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