ぼちぼちの意味とは?
ぼちぼちの意味
「ぼちぼち」とは、関西弁で「少しずつ」「そこそこ」「そろそろ」を意味する言葉です。
まだ始めたばかりの状態というニュアンスも含まれているので、併せて覚えておきましょう。
「ぼちぼち」はこの一覧にも収録中
ぼちぼちはいい意味で使われることが多い?
「ぼちぼち」という言葉は、いい意味で使われることがほとんどです。
「焦らずに少しずつ」という意味合いを持つので、現時点でどんなに最悪な状況であっても「ぼちぼち」という言葉が出たのであれば、それは「(今はまだ状況は良くないが)少しずつ改善に向かって歩き出している」「とりあえず現状は維持できている」といった前向きな意味が込められています。
「ぼちぼち悪なってる」などのように使うことはほとんどないので、注意しましょう。
ぼちぼちは関西以外でも使われている
「ぼちぼち」という言葉は関西以外にも、福岡県・静岡県・岡山県・愛知県など、関西周辺の地域で使われています。
関西圏以外では「そろそろ」という意味合いが強いようですが、関西でも「そろそろ」という意味で「ぼちぼち」が使われるので、あまり地域によって意味に差はないと言えます。
また、岡山県には「そろそろ・ゆっくり」を意味する「ぼとぼと」「ぼつぼつ」という言葉がありますが、もしかしたら「ぼちぼち」が元になった言葉なのかもしれません。
ぼちぼちの使い方と例文
ここからは、「ぼちぼち」の具体的な使い方について確認していきます。
例1.『体調どうなん?』『ぼちぼちやわ。』
「元気にしてた?」「その後体調はどう?」と聞かれた時、関西では「まあまあ元気にしている」という意味で「ぼちぼち」の一言を返すことが多々あります。
「すごく良いというわけでもないけど決して悪くはない」ということを伝えられるので、とても便利な言葉であると言えます。
例2.『ほなぼちぼち行こか。』
例文の中で挙げられている「ぼちぼち」は「そろそろ」といった意味合いで使われており、「そろそろゆっくり向かいましょう」という意味です。
友達や同僚と集まって食事に行く時などに「では、そろそろお店に向かいましょうか」と一言かける場面があるかと思いますが、このフレーズがその一言に当てはまります。
例3.『ぼちぼちでもやるしかないわ。』
この例文中の「ぼちぼち」は「少しずつ」「ゆっくり」というニュアンスで使われており、「ちょっとずつでもやるべきことを片づけていこう」という意味です。
「着実に一つずつやっていけばいつかは終わる」といった意味合いも込められています。
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