にぬき(関西弁)の意味とは?
にぬきの意味
「にぬき」とは、関西弁でゆで卵を意味する言葉です。
元々は半熟卵ではなく固ゆで卵のことを指したようですが、最近では半熟卵のことも「にぬき」と言い表すようになりました。
にぬきはこちらの一覧にも掲載中
にぬきの語源と由来
「にぬき」は、漢字では「煮抜き」と書きます。
この漢字からも分かるように、卵が固くなるまで煮る(煮ぬく)ことがその語源となったと言われています。
にぬきの例文
ここでは、「にぬき」を使った例文を実際に見ていきます。
例文1.「時間通り茹でたけどめちゃくちゃ緩いにぬきできたわ。」
「時間通りに茹でたはずなのに中身があまり固まっていないゆで卵ができた」という意味の例文です。
火加減やお湯の量によっては失敗してしまう場合があります。
記事の後半ではにぬきの美味しい作り方もご紹介しているのでそちらも併せてチェックしておきましょう。
例文2.「このにぬき流石に固すぎちゃう?」
「にぬき」は元々固ゆで卵のことを意味しますが、あまりに固すぎるのも食べづらいものです。
そのようなシチュエーションの時、関西ではこのような言葉を聞くことができるでしょう。
にぬきの美味しい作り方
にぬきと一口に言っても、茹で時間によってその味わいは異なります。
白身までもがまだ柔らかいもの、黄身だけが完全に半熟のもの、黄身の中心部だけが少しだけレアなものなど、その程度まで火を入れるかによって味わえる美味しさは様々。
そのままはもちろんですが、料理に使う場合もあるのでそれぞれの茹で加減をここで確認しておきましょう。
【水から茹でる場合】
約5分:白身・黄身共に柔らかい
約7分~8分:半熟
約9分:固ゆで
【お湯から茹でる場合】
約6分~7分:白身・黄身共に柔らかい
約8分:半熟
約9分~10分:黄身がややレア(とろとろではない)
約11分:やや固ゆで
また、茹でる際にはたまごの底に穴をあけることで殻が剥きやすくなります。
スプーンで軽く底を叩くという手もありますが、茹でている最中にどんどんひびが入ってしまうのでできれば穴をあける方が良いでしょう。
穴をあける道具は100円ショップなどでも手に入れられます。
にぬきはどれくらい日持ちする?
にぬきを毎日食べる人であれば、食べるたびに作らなければいけないのが面倒で一度に数個作ってしまうというのもあるあるなのではないでしょうか。
そこで気になるのがにぬきがどれくらい日持ちするのかという点ですが、にぬきの賞味期限は殻を剥いていない状態で約2日~3日、殻を剥いている状態で約1日と言われています。
しかし、それも固ゆでの場合であって半熟のにぬきであれば賞味期限はもう少し短くなります。
すぐには全部食べないというのであれば、固茹でにして殻付きのまま冷蔵庫で保存するようにしましょう。
にぬきにつけると美味しい調味料は?
にぬきを食べる際に使う調味料として最もポピュラーなのは塩やですが、実は塩以外にもつけると美味しい調味料はたくさんあります。
その一部を見てみましょう。
マヨネーズ
ごま油+塩
ごま油+塩昆布+ごま
ポン酢
オリーブオイル+塩+粗びきこしょう
アンチョビ
また、マヨネーズにカレー粉や焼肉のたれを少し混ぜるとガツンとした味になります。
様々な組み合わせを試し、自分好みの味付けを見つけましょう。