あいそ(関西弁)の意味とは?
あいその意味
「あいそ」とは関西弁で「愛想」を意味する言葉です。
また「お勘定」を意味する言葉でもあり、お店の人にお会計をお願いするとき「おあいそお願い」などのように用います。
「あいそ」はこの一覧にも収録中
あいその発音
「あいそ」の語源である「愛想」は通常「あ↓い→そ→う→」のように発音しますが、関西弁で「あいそ」は「あ↑い↓そ→」のように「あ」にアクセントをつけて発音します。
また、「勘定」の意味の「おあいそ」の場合は「お↓あ↑い↓そ→」のように発音するので、使い分ける際に注意しましょう。
あいその例文
ここからは、「あいそ」の例文をご紹介していきます。
例文1.「あいそのあるかわええ子やなぁ。」
この例文は、「愛想があって可愛いね」という意味のフレーズです。
関西では愛想の良さは特に求められる傾向にあるので、文化の一つとして知っておくと良いかもしれません。
例文2.「普通にしてるつもりやのにあいそないってめっちゃ言われんねん。」
この例文は、「普通にしていても愛想がないとよく言われる」ことを意味します。
自分では普通に接しているつもりでも愛想がないと人から言われることは誰しもあることなので、あまり気にしないようにしましょう。
例文3.「あいそなしですいません。」
これは「何もお構いできずに申し訳ありません」という意味のフレーズです。
誰かが自宅を訪問して帰り際見送る時にかける言葉として知られていますが、目上の人などには使わないよう注意しましょう。
あいそのある人の特徴
ここでは、あいそのある人の特徴について解説していきます。
特徴1.誰に対しても笑顔
あいそのある人というのは、基本的に誰に対しても笑顔です。
気を遣って笑顔を作っているのではなく本心からの笑顔であるため、周囲を警戒させたり詮索されることもほとんどありません。
誰かを前にすると自然と笑顔になるその様子に、周囲の人も「あいそのある人やな」と思っていることでしょう。
特徴2.優しい
あいその良い人というのはどんな人にも分け隔てなく優しいです。
困っている人がいたら躊躇することなく手を差し伸べ、慈愛の心を持って子どもやお年寄りにも接することができるので好感度も高いのが特徴的。
いつも心に余裕があってこそ人にも優しくできるので、それが「あいそがある」と言われる秘密なのかもしれません。
特徴3.コミュニケーション能力が高い
「あいそが良い」と言われる人は、共通してコミュニケーション能力も高いです。
警戒心の強い人にも難なく話しかけ持ち前のあいその良さですぐに仲良くなってしまうので、自然と友達も増えていきます。
そのコミュニケーション能力の高さは仕事でも活かされることでしょう。
あいそを良くする方法
ここからは、あいそを良くする方法について解説します。
方法1.丁寧な言葉や態度を心がける
相手と接する時、無意識でも言葉があまりにも直接的であったり適当な態度になっているのであればすぐに直した方が良いかもしれません。
最初から100%あいそ良くできずとも、丁寧な言葉や態度を心がけていれば相手も「この人は自分のことを大切に扱ってくれている」と感じるものです。
相手がどんな言葉と態度だったら嫌と感じるか、また嬉しいと感じるかを考えてみて、「こんな風な言葉をかけてもらえたら嬉しい」「こういう時はこんな風に接してもらえたら気持ちが良い」と思うものを実践していきましょう。
方法2.笑顔を忘れない
人は、笑顔を向けてくれる人に対して「親切」「親しみやすい」などの印象を抱くことがとある研究で分かっています。
ずっと笑顔でいる必要はありませんが、こまめに笑顔を見せるようにすれば「あいそのええ人」と印象付けることができるでしょう。
笑顔は相手をリラックスさせる効果もあるので、ぜひ意識して口角を上げてみてください。
方法3.自分から挨拶する
自分から挨拶をするというのはマナーの一つとして重んじられていることですが、大人になるにつれ挨拶が粗雑になっていくことも少なくありません。
しかし、だからこそ自分から元気よく挨拶をすることで「あいそが良い」と思ってもらうことができます。
相手がきちんと聞き取れる声量で目を見て挨拶するだけでも印象はぐっと変わります。
きちんと挨拶することを意識してみると最初は少し照れくさいかもしれませんが、慣れてしまえば自然にすることができます。
笑顔も添えられるようになれたらより良いでしょう。
関西弁に自信がある人はチャレンジを!