そげ(関西弁)の意味とは?
そげの意味
「そげ」とは、トゲを意味する言葉です。
関西圏のみで使われている言葉のように思えますが、実は福井県・鳥取県・鹿児島県・宮崎県などでも同じ意味合いで用いられています。
そげの語源と由来
「そげ」は漢字で「削げ」と書きますが、この漢字からも分かるように「削げる」に由来しており、木の表面などが削げてできたトゲのことを「そげ」と呼ぶようになったと言われています。
しかし現在では関西圏でも「そげ」はあまり使われていないため、聞く機会はほとんどないと言って良いでしょう。
そげの例文
ここからは、「そげ」を使った例文を見ていきます。
例文1.「木材運んどったらそげ刺さってもうたわ。」
「木材を運んでいたらとげが刺さった」という意味の例文です。
木材をはじめ、木製のものは端がささくれてとげになっている場合が多いので、触れる時にはきちんと確認した方が良いでしょう。
例文2.「そげ抜きたいねんけどピンセットか何か持ってへん?」
とげが刺さってしまった際にほとんどの方が口にするであろう言葉も、「そげ」を使うとこのように言い表すことができます。
そげが刺さった時は雑菌などが入らないように早めに抜いて消毒をするようにしましょう。
そげが刺さったままになるとどうなる?
痛みも感じないほどの小さなそげが刺さった時、気にならないからそのままにしてしまうという方も多いかもしれませんが、実はそげをそのままにするのはあまり良くありません。
そげをそのままにしておくとそげに付着していた雑菌が入り込み化膿してしまうことがあります。
そげが刺さったら放置するのではなく、患部とピンセットをきちんと消毒しゆっくりそげを抜きましょう。
そげが奥まで深く入り込んでいてピンセットでつまむことが難しい場合は、消毒済みの針で皮膚表面を刺しそげを出すと抜きやすくなります。
自分ではどうしても難しいということであれば、病院へ行って抜いてもらうようにしましょう。
毒性のあるそげは注意が必要
毒性のない植物や木のそげが刺さったということであればあまり問題ありませんが、刺さったそげが毒性のある植物や毛虫などの生物のものである場合は、そげが抜けたとしても病院を受診することをおすすめします。
場合によってはひどく腫れあがったり痒みが出たりする場合があります。
特に顔など皮膚の薄い箇所を刺された場合は、放置するのはNGです。