かなん(関西弁)の意味とは?
かなんの意味
「かなん」とは、「困る」「嫌」という意味の言葉です。
「かなんなぁ」のように使いますが、「かなん」と一言で用いられることも多いです。
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かなんの語源と由来
「かなん」の語源は「かなわない」です。
この「かなわない」が「かなわん」と関西圏特有の音に変わり、更に短縮されて「かなん」になったと言われています。
元々「かなわない」は「我慢できない」「たまらない」といった意味ですが、音が「かなん」に変化してもその意味合いはあまり変化しなかったことが分かります。
かなんの例文
ここからは、「かなん」の例文をいくつかご紹介します。
例文1.「雨ばっかりでほんまにかなんわ。洗濯物も全然乾けへんし。」
この例文は、「雨ばかりで本当に困る」という意味です。
「雨ばっかりでかなん」というフレーズは関西人はよく使うので、きちんと押さえておきましょう。
例文2.「今頃そんなん言われたらかなんなぁ。」
「今頃になってそんなことを言ってこられるのは嫌だ」という意味合いの例文です。
自身の気持ちはもちろん、相手の話に対して共感を示す時にも「かなんなぁ」という言葉はよく用いられます。
かなんなと思った時の対処方法
日々生活を送っていると、「これはかなんわ」と思わず口を衝くような困った出来事に出くわすことは誰しもあります。
そこでここでは、そんなかなんことに対する対処方法について解説していきます。
方法1.問題を複雑に考えない
何か問題に直面すると、「どうしてこんなことが起きたんだろう」「あの時にああしておけば良かったのに」などの思いから問題を必要以上に複雑に考えてしまいがちです。
しかし、問題を更に複雑化してしまうと精神的に余裕もなくなり良い解決策を導き出すことができなくなってしまいます。
そのため極力シンプルに問題について考えるよう心がけましょう。
方法2.客観的・論理的に原因を追究する
自分自身だけの問題であれば良いですが、それがチームで考えなければいけない問題である時それぞれの立場や感情にがんじがらめになってなかなか問題解決の糸口を掴めないことがあります。
特に人の上に立つ立場であればそれぞれに配慮しなければいけないため感情に左右されてしまいますが、そんな時こそ客観的・論理的に原因を追究することを意識してください。
そうすることで今何がネックになっているのかなど、より細かな部分にも目を向けることができるでしょう。
方法3.紙に書いて頭の中を整理する
問題について頭の中だけで考えていると、堂々巡りになるだけでなく複雑化してしまいがちで、疲れやストレスが余計に増加してしまいます。
そのため、考え事をする際には考えていることを紙に書き出して整理しましょう。
紙に書いておくと、見返した時に自分が何を考えていたか細かなことまで思い出すことができます。
決してきれいに書く必要はなく、単語や短いフレーズで書いていくだけでOK。
問題を中心として考えられる原因・解決方法などについてどんどん書いていくと、当初は考えつかなかった解決策を導き出すことができるかもしれません。