あんじょう(関西弁)の意味とは?
あんじょうの意味
「あんじょう」とは、「上手く」「丁寧に」を意味する言葉で、「味よう」という言葉の音が徐々に変化して「あんじょう」になったと言われています。
京都府や大阪府を中心に使われている言葉ですが、近年ではあまり用いられることはなく年配の方が口にする傾向にあります。
あんじょうの言い換え表現
「あんじょう」は他の言葉であれば、「ええ塩梅」「よしなに」などに言い換えることができます。
「ええ塩梅」は「ちょうどいい具合に」、「よしなに」はよろしくといった意味合いで用いられるので、「あんじょう」の意味をより理解するためにもきちんと押さえておきましょう。
あんじょうの例文と使い方
ここでは、「あんじょう」の例文を見ながら使い方を確認していきます。
例文1.「大変やけどあんじょうやりや。」
この例文は「大変だと思いますが上手くやってくださいね」という意味です。
普通より少し大変な仕事を抱えた相手を応援する際などに、このような言葉をかけると喜ばれるかもしれません。
例文2.「あんじょう頼むわ。」
「良い塩梅にお願いします」といった意味のフレーズです。
何か頼みごとをする際、それらが上手くいくように事を運んでほしいといった念押しのニュアンスを含みます。
何事もあんじょう進められる人の特徴
ここからは、どんなことであってもあんじょう進められる人に共通する特徴について解説します。
特徴1.当事者意識を持って物事に取り組んでいる
物事は必ずしもいつも自己完結だけで済むものばかりではなく、相手とのコミュニケーションや様々な工程があってこそ進む物事のほうが圧倒的に多いです。
その際に、「自分には関係ないから」「そこから先は自分の担当じゃないから」などのように消極的な態度ではなく、直接的に自分に関係がないことだったとしても主体性・責任感を持って動くことができるかどうかで、物事をあんじょうに進められるか否かが決まります。
自分のことではなくても自分のことのように考え、学び、取り組むという姿勢が結果に繋がっていると言えます。
特徴2.失敗を恐れずとにかく行動する
物事をいつもあんじょう進められる人は、失敗を恐れることがありません。
初めてのことに挑戦するときは何かとリスクを考え及び腰になってしまいがちですが、その状態が続けば続くほど物事にチャレンジする機会が遠のいてしまいます。
そのため、失敗について考えたり恐れたりせずまずはやってみるという姿勢で行動する傾向にあります。
あれこれ考えず「何か問題が起きたらその時考えよう」という風に気軽に行動を起こすことが物事をあんじょう進めるポイントなのかもしれません。
特徴3.何事も前向きに捉える
何かトラブルが起きたりミスをしてしまうと気持ちが落ち込んでそこで立ち止まってしまうという経験を誰もがしたことがあると思いますが、物事をあんじょう進める人はトラブルやミスでさえも次に繋げるための学びの機会としてポジティブに捉えることができます。
「ここまでは上手くいっていたからここが問題だったのかもしれない」「こうしてみるともっと上手くいくかもしれない」などのように、あくまでも目標を達成するためのヒントを得られたという風に考えられるので、そこで立ち止まることなく迅速に動き結果を出します。
この前向きさも物事をあんじょう進める上でとても大切な要素だと考えて良いでしょう。