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なおす(関西弁)の意味とは?

最終更新日: 2022年6月27日 (公開日: 2022年6月23日)

関西弁のなおすの意味

「なおす」とは、関西弁で片づけることを意味する言葉です。

他県の人からは「修理する」という意味だと誤解されやすい言葉ですが、「修理する」という意味で使われることはあまりないので注意しましょう。

こちらの関西弁クイズでも出題された方言なので、気になる人はチャレンジしてみましょう。

なおすの語源は?

「なおす」の語源は、元の状態に戻すことを意味する「直す」だと考えられています。

とある文献によると、江戸時代頃から「直す」は「仕舞う」「片づける」という意味で使われていたようですが、関西圏ではその意味合いが現代にまで残ったのでしょう。

なおすの発音

一般的に「なおす」という言葉はあまり大きなアクセントがなく平坦な発音をしますが、関西弁では「な↑お↓す」のように「な」の部分に高いアクセントがつきます。

関西圏以外の人からすると不思議に思えるかもしれませんが、ここを押さえて発音すると一気にネイティブな発音に近づくことができるでしょう。

標準語でなおすは何と言う?

関西弁の「なおす」は標準語だと「片づける」「元の場所に戻す」「仕舞う」などが意味として近しいです。

「修理する」という意味だと誤解したままになっていると、関西人が日常的によく口にする「この洗濯物畳んだからなおしといて」といったフレーズも意味が通じなくなってしまうので、しっかり押さえておきたいところです。

なおすは九州地方でも使われている

「なおす」と言うと関西限定の言葉かのように思えますが、実は九州地方をはじめ中国地方の一部地域でも同じ意味合いで使われているようです。

2018年に行われた「『なおす』の意味は『修理する』か『片づける』か」というとある調査では、北海道~東海地方までは「修理する」、近畿・九州地方では「片づける」という意味合いで人々に認知・使用されていることが分かりました。

東日本ではあまり聞く機会のない言葉ですが、西日本では地域によっては「なおす」は関西圏以外でも馴染み深い言葉であると言えます。

他府県の「なおす」にあたる言葉は?

関西弁の「なおす」も他府県の方からするととても珍しい言葉のように思えるかもしれませんが、全国には「片づける」を意味する様々な方言が存在します。

ここではその一部をご紹介していきます。

かたす

「かたす」は東京都・千葉県・埼玉県を中心に使われている方言です。

「片づける」が省略されて「かたす(片す)」とされるようになったと言われていますが、方言だとは知らなかったという方も意外と多い言葉です。

とろける

「とろける」は主に青森県で使われている方言で、「整頓する」「片づける」などの意味を持ちます。

一般的に認知されている「とろける」とは意味が異なるので注意しましょう。

とらげる

「とらげる」は岡山県や広島県などで使われている方言です。

「取り上げる」が語源となっていて、物を取り上げて違う場所に置くということから「片づける」という意味合いで使われるようになったようです。

なおすの使用例

ここからは、「なおす」を使った実際の例文をいくつかご紹介していきます。

例文1.「そこの食器なおしといてもろてええかな。」

「そこにある食器を片付けておいてもらっても良いかな」という意味合いの例文です。

どこの家庭でも一度は誰かが口にしたことのあるフレーズですが、関西ではこのように言うことがほとんど。

「なおす」という言葉の意味をきちんと把握するには分かりやすい文なのではないでしょうか。

例文2.「大事なもんはちゃんとなおしとかんと足生えてどっか行くで。」

この例文は、「大切なものはきちんとしまっておかないと失くしてしまうよ」という意味合いです。

警告や促しのニュアンスも含まれているのがポイントと言えるでしょう。

例文3.「おこづかいあげるけどお母さん来ぃひんうちに早よなおしてまい。」

長文でやや難解な文章に思えますが、これは「お母さんが来ないうちにおこづかいを早くしまいなさい」といった意味合いの例文です。

お母さんが見ていない間におばあちゃんが孫におこづかいをあげるというのは万国共通と言っても過言ではありませんが、その際に関西圏ではこのようなフレーズを口にすることがほとんど。

日常でよく起こる場面と一緒に押さえておきましょう。

関西弁に自信がある人はクイズに挑戦を!