トップダウンの意味とは?ビジネスシーンの使い方や類語を解説!
トップダウンの意味
「トップダウン」の意味は「上位下達」で、よく用いられるビジネス用語の一つです。
経営手法のひとつで、企業の上層部での決定を実行させるということで、主にワンマン経営を行う企業に見られます。
上層部の意見をそのまま実行する形となるため、従業員側では不満が溜まりやすいというデメリットもありますが、経営判断を迅速に行うことができるというメリットもあります。
トップダウンはこちらにも収録されています。
トップダウンの語源・由来
「トップダウン」は英語の「top-dowm」からきています。
英語の「top-down」も「上位下達」という意味があり、ほとんど同じ意味で使われます。
また「トップダウン」は和製英語ではないので、日本国内だけではなく海外でもそのまま使用することができます。
トップダウンの使い方
ここでは「トップダウン」の使い方についてご紹介いたします。
ビジネスシーンでの使い方
使用例1
「うちの会社はトップダウンだからなぁ、、。」
この例では、自分の勤務している会社をトップダウンと言っていますが、このようにトップダウンという体制その物を言う際に使用されます。
使用例2
「この案件は、社長のトップダウンだから最優先で進めよう。」
上位下達という意味では同じですが、この例ではトップダウンという体制ではなく、案件自体が社長のトップダウンと言っていますね。
この例のようにトップダウンは体制ではなく、案件などに対しても使用されることがあります。
トップダウンの対義語
トップダウンは上位下達という意味がありましたが、ここではトップダウンと似た言葉として「ボトムアップ」について紹介します。
ボトムアップ
「ボトムアップ」は「トップダウン」とは反対の意味を持つ言葉になります。
上層部が意思決定を行うことに違いはありませんが、トップダウンが上層部の意思決定を従業員に実行させるのに対して、ボトムアップは、従業員側の意見を吸い上げ、それを元に上層部が意思決定を行う形になります。
英語では、「bottom up」と表すことができます。
直訳すると、「底上げ」となります。
従業員側からの意見を吸い上げて、意思決定を行うため、それを実行する際には従業員側の満足度は高くなるというメリットがありますが、経営判断を行うには時間がかかってしまうというデメリットもあります。