キャパシティの意味とは?類義語や対義語、広げる方法も徹底解説!
キャパシティの意味とは?
キャパシティとは、収容能力や容量という意味を持つ言葉です。
ビジネスシーンにおいては「何かの物事を受け入れる能力」という意味で使われます。
「この人ならこれくらいの仕事量はこなせる」や「難しい仕事でもこの人なら問題ない」のようなニュアンスで「この人のキャパシティなら大丈夫」のように使われます。
キャパシティはこちらにも収録されています。
キャパシティの語源
元々は英語のcapacityが語源となっていて、建物や容器などにどのくらいの量が入るか、という意味で使われる言葉でした。
また、キャパシティは略して、「キャパ」と表現されることもあります。
キャパシティの類義語
キャパシティの類義語を2つ紹介していきます。
能力
一般的にキャパシティは「能力」という意味で使われます。
「それは私のキャパシティを超えているのでできません」という表現は「それは私では能力が足りなくてできません」という意味になるでしょう。
適応能力
また、キャパシティは「適応能力」というニュアンスを持つこともあります。
「キャパシティが狭いからこれ以上は無理です」という使い方をする場合は「ちょっと忙しすぎてこの状況に適応できないので、これ以上の仕事を抱えることはできません」というニュアンスになります。
この場合は「能力」ではなく本来の意味である「容量」あるいは「適応能力」という意味合いの方がふさわしいでしょう。
キャパオーバーの意味
キャパシティから派生した言葉に「キャパオーバー」という言葉もあります。
キャパオーバーとは、自分の能力を超えて限界を迎えてしまったという意味です。
たとえば新入社員が課長レベルの仕事を頼まれた時は「それはキャパオーバーなので私にはできません」という使い方をすることができます。
また、単に忙しい時もキャパオーバーという言葉を使います。
「普段なら助けてあげられるけど、最近は残業続きでキャパオーバーだから他の人に頼んでください」という使い方をすることもあります。
キャパオーバーの対義語
キャパオーバーの対義語を2つ紹介していきます。
余力がある
自分の仕事が終わって余力があると、誰かの仕事を受け入れるキャパシティがあります。
そのため「余力がある」はキャパオーバーの対義語だと言えるでしょう。
実際に「今、ちょっと余力があるので仕事回してもらっても良いですよ」という使い方をすることもできます。
ゆとりがある
同様に、「ゆとりがある」もキャパオーバーの対義語の一つです。
キャパシティがあるため、何かを受け入れる時間的・精神的な余裕があるのです。
また、本来の意味での「収容量」や「容量」という意味を使って、「部屋にまだ机を入れる余裕がある」を「ゆとりがある」と表現することもあります。
部屋が狭すぎて何も入らない時は「この部屋はもうキャパオーバーです」と表現するため、この使い方も対義語の一つだと言えるでしょう。
キャパシティを広げる方法
では、自分自身のキャパシティを広げるためにはどうすれば良いのでしょうか。
私生活を犠牲にしない
仕事でキャパシティを広げるのであれば、私生活を犠牲にしない意識を持つことが重要です。
私生活を犠牲にして残業や休日出勤をすれば、確かに労働時間は増えるため、一見すればこなせる仕事も増えるように思えるかもしれません。
ですが、私生活を犠牲にして働いていると、精神的に限界が訪れてしまいます。
そうなると、仕事量は少なくてもメンタル的にこなせない状況に陥ってしまいかねません。
キャパシティを広げたいのであれば、プライベートを充実させたり休む時間を確保したりして、公私の区別をつけることも大切です。
優先順位をつける
キャパシティが狭い人は、何か頼まれた時に「これを最優先で」と単純に考えてしまうと言われています。
たとえば3日後までにできれば良い資料なのに「頼まれたからやらなきゃ!」と思い込んで優先してしまい、本来急ぐべき仕事が後回しになり、キャパオーバーしてしまうのです。
それを避けるためには、物事に常に優先順位をつける癖を持つようにしましょう。
「これは後でも良い」あるいは「これはゆっくり休んで来週でも良い」のように決めることで、精神的なゆとりを持つこともできます。
「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と考えていると頭が混乱してパニックになってしまうため、優先順位をつけてやるべきことを決めるだけでも、自分の本来の能力を発揮できて、キャバが広がっていくでしょう。
周りに頼る癖をつける
自分自身のキャパシティを広げるためには、周りに頼る癖をつけましょう。
何もかも自分で抱え込むと、体力的にも精神的にも疲弊してしまい、本来のパフォーマンスを発揮できません。
結果的に、寝不足なども手伝ってどんどんキャバが狭くなってしまうのです。
一方、周りに頼る癖をつけると、それだけでも気分が楽になって本来のキャパを発揮することができるでしょう。
また、誰かに頼ることで誰かのノウハウを自分も知ることができ、自分自身の能力も向上することが期待できます。