ネガキャンの意味・対義語・例文とは?どんな心理が隠されている?わかりやすく解説!
ネガキャンの意味とは?
「ネガキャン」とは「ネガティブキャンペーン」を省略した言葉で、相手の欠点を指摘し非難するし自分が優位に立とうとすることです。
通常は選挙運動などに対して用いられる言葉ですが、最近ではネット上でも悪い口コミのことなどを「ネガキャン」と呼ぶようになりました。
ネガキャンはこちらの一覧にも収録されています。
ネガキャンの対義語
「ネガキャン」の対義語は「ポジキャン」です。
「ポジキャン」は「ポジティブキャンペーン」を省略した言葉で、販売促進を目的として人やモノの良さを積極的に他者にアピールし売り込むことを意味します。
ただし、ネット上では普通のキャンペーンのことを「ポジキャン」と言い表すこともあるので注意しましょう。
ネガキャンの例文
ここで、「ネガキャン」を用いた例文を見ながらその使い方をチェックしましょう。
「他の候補者を落とそうとネガキャンをしたのが仇となったのか、却って自分が落選してしまった」
「ネガキャンを簡単に信じるのではなく、まずは自分で真実を調べてみることが大切だ」
「ネガキャンのせいで商品の売れ行きが悪くなった」
ネガキャンをする人はどんな人?
ここでは、ネガキャンをしてしまいがちな人の特徴をご紹介します。
1.嫉妬心や劣等感が強い
嫉妬心・劣等感の強い人は、ネガキャンをしてしまう傾向が強いです。
他者が幸せそうであったり自分よりも優秀であると感じた時、知らず知らずの内に自分自身と比較しコンプレックスを刺激するというのは、誰しも一度は経験したことがあるはず。しかし嫉妬心・劣等感が強い人はそこで留まらず、「自分だけが不幸」「あの人ばかり幸せだなんて許せない」という歪んだ感情を強く抱いた結果、ネガキャンをしてしまいます。
そうすることで気持ちがすっきりするというのが一番の理由ですが、結局は自身の抱いているコンプレックスは変わらないので、心当たりがある人はまずは自分自身ときちんと向き合いましょう。
2.おしゃべり
人とのおしゃべりが大好きという方も、実はネガキャンをしてしまう可能性が高い人として挙げられます。
話の流れでついつい人の噂話や悪口で盛り上がってしまうことはあるもの。しかしそこで留めるのではなくどんどんエスカレートさせてしまい、最終的には本人も知らない間にネガキャンに発展していることが多いです。
3.友達を作りたい
これは特徴2の「おしゃべり」にも通ずる特徴ですが、「友達を作りたい」という思いからネガキャンに走ってしまう人も少なくありません。
人と人とが仲良くなり友人関係に発展していくためには、最初の内は共通の話題というものが必要となります。その際に手っ取り早く共有できる話題と言えば、人の噂話や悪口です。あまりその人のことを知らなくても一緒になって噂話・悪口を言っていれば、相手も「自分の気持ちを分かってくれている」と感じるため、次第に仲良くなっていきます。
このように友達を作る手段の一つとしてネガキャンをしている人もいますが、それは本当の意味で友達になれているわけではありません。人とどのように仲を深めていくのか、その方法を今一度見直しましょう。
ネガキャンをする心理
ネガキャンをする心理として考えられるのは、相手を心底嫌っていることとストレスの捌け口にしていることです。それぞれについて詳しく見ていきます。
相手のことを嫌っている
ネガキャンをする人は、ほとんどの場合相手を嫌っていることが多いです。
嫌いであるために相手の一挙手一投足全てが腹立たしく憎く思えてしまうことから、少しのことであっても過剰に反応し批判してしまう傾向にあります。
ストレスの捌け口にしている
「嫌いである」という理由を盾に、ストレスの捌け口にしていることも少なくありません。
人もモノも存在している限りある程度批判はされるものですが、必要以上に非難するのはそのような心理が働いている可能性が高いです。しかし相手をストレスの捌け口にしている間は、ストレスからはもちろん相手からも解放されることはありません。
ネガキャンは逆効果?
ネガキャンをすることで相手の評価を一時的に下げることはできるかもしれませんが、元々周囲からの相手の評価が高く人望も厚い場合、ネガキャンをしている側が不当な理由で相手に誹謗中傷をしたり横暴な態度を取っているのではないかと思われる可能性が高いです。
その場合相手ではなく自分の評価が一気に落ち、居場所を失ってしまうことになりかねません。
相手に明白な問題があるのであれば、ネガキャンをするのではなくその事実だけをきちんと伝え、改善を図りましょう。