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マージンの意味とは?実際の使い方や類義語、フィーとの違いを併せて解説!

(公開日: 2023年5月13日)

マージンの意味とは?

マージンとは、商売を行う上でのもうけを意味する言葉です。

差益や利ざや、利益などと言い換えることもできます。

また、人材派遣会社や不動産売買のように、買う側と売る側を仲介する業界の場合は、仲介手数料という意味でマージンという言葉を使うこともあります。

「あそこの企業に依頼するとマージンが高いからやめておこう」という言葉は「あそこに依頼すると手数料が高いからやめておこう」という意味になります。

マージンはこちらにも収録されています。

マージンの使い方

マージンという言葉の使い方を3つ紹介していきます。

マージンをとる

「マージンをとる」とは、そのまま「利益を得る」や「自分の分のもうけを確保する」という意味の言葉になります。

たとえば小売業であれば「原価は100円で販売価格は150円だから、1個売ると50円のマージンをとる」という使い方ができます。

また、仲介業者の場合は「1件の紹介なら無料で行いますが、2件以上の紹介は件数に応じて別途マージンをいただきます」という使い方をすることもできます。

これはそのまま仲介手数料という意味になります。

マージンが高い

マージンが高いとは、主に派遣業界で使われる言葉です。

派遣会社では、派遣先の企業から派遣会社がいったん給料を受け取り、その中から派遣会社が紹介によるマージンを差し引いた額を、実際に派遣先の企業で働いている派遣社員に対して支払います。

すなわちマージンが高ければ高いほど、働いている派遣社員が受け取れる金額は少なくなります。

この時、マージンはマージン率と呼ばれることもあります。

マージン率は「(派遣会社が派遣先の企業から受け取る派遣料-派遣社員に支払う給料)/派遣料金」で算出することができます。

このマージン率が高ければ高いほど、派遣社員が受け取る給与は少なくなります。

支払いマージン

支払いマージンとは、支払いによって得られるマージンのことを言います。

「販売額-仕入額」で算出することができ、支払いマージンが高ければ高いほど、お店側の利益は大きくなります。

一方、このマージンを高く設定しすぎると販売額が高くなってしまい、消費者に忌避されてしまい、在庫を抱えてしまうというリスクもあります。

マージンの類義語

マージンの類義語を2つ紹介していきます。

差益

マージンは、利益を意味する言葉で、一般的には仕入れ額と販売額の差額のことを意味します。

そのため、差益はマージンを言い換えた言葉だと考えても良いでしょう。

余裕

マージンには「余裕」や「余白」といった意味もあります。

この意味の場合、出版業界などで多く用いられます。

たとえば漫画などで原稿の外の枠のことをマージンと呼ぶことがあります。

このマージンが広ければ広いほど、実際には印刷できる余地を残しているということになります。

マージンとフィーの違い

マージンと混同しやすい言葉にフィーもあります。

どちらも商売によって発生する金銭的な余裕ですが、それぞれ少しニュアンスが異なります。

たとえばマージンは仕入れ額と販売額のように、それぞれの差額によって発生する利益のことを意味します。

一方、フィーとは手数料による利益を意味する言葉です。

たとえば小売業がメーカーから50円で仕入れて、100円で売った場合の利益50円はマージンと呼びます。

一方、メーカーが注力している商品などは「一週間で100個売ってほしい」のように頼まれることもあります。

この目標に応じてもらえる金額のことをフィーと言います。

すなわち、50円で仕入れたものを100円で売ると、50円のマージンを得ることができ、それを100個売ると50円×100個で5,000円のマージンを得ることができます。

さらに、メーカーから目標を達成したフィーとして、プラスで500円などの利益を得ることができるのです。

このように、利益はマージンだけではなくフィーでも生み出すことができるため、メーカー側の要望で特定の商品をピックアップして売る際には、こうしたフィーを交渉すれば自社の利益率を高めることができるでしょう。

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