ワンマンな人とは？9個の特徴で具体的に意味や行動を解説。
ワンマンの意味と、ワンマンな人の特徴を解説します。
「ワンマン」の意味とは？
ワンマンとは、何事も一人で決めたがる人を表す言葉です。
組織において、自分の思い通りに振る舞う人を表す場合にも使います。「ワンマン社長」という意味合いで使われることが多いでしょう。
「ワンマン」の語源は
元々、「ワンマン」という言葉は英語の「one man」からきた和製英語です。
本来の意味は「一人だけの」「個人で」といった意味です。
日本語でよく使われる意味である「わがままで独裁的」という意味は元々、なかったのです。
ワンマンな人の特徴
特徴1.自分だけで判断する
ワンマンな人、特にワンマン社長はあらゆる決済を自分だけで判断します。
これも生き抜いていくための自身の方策なのですからやむを得ないのでしょう。
信じられるものは己だけ、という信念があってこそのワンマンなのです。
特徴2.人の話を聞かない
ワンマンな人の話を聞かない傾向があります。
それはいざという時の失敗を人のせいにするわけにはいかないからです。
特にワンマン社長にとって会社は命より大事な存在です。
その会社を自分以外の人間の判断でつぶしてしまったら目も当てられないくらい落ちこむでしょう。
特徴3.自己流を大切にする
ワンマンな人は何を行うにあたっても自己流が多いです。
とにかく会社の存続の全責任は社長が負う。
その気構えがあるから自己流を譲る気にはならないのです。
特徴4.評価を気にしない
ワンマンな人は己の行いや信念に対して、その評価を気にかけたりはしません。
言いたい人間はどうぞお好きなように言ってください、というスタイルです。
それくらいタフなハートを持っていないと社長という役割は務まらないということです。
特徴5.無理やりに押し通す
ワンマンな人は会議にしても何にしても、意見がまとまらなければ自身の考えを無理やりにでも押し通します。
それが強引であれ遠慮していてでもあれ、さすがに「ワンマン」と呼ばれる所以といえるでしょう。
特徴6.自分に強い自信がある
ワンマンな人たちは、自分に対して強い自信を持っているということになります。
自信というものは人が仕事を行っていく上で欠かせない重要な要素となります。
それは意思決定や決断力という後押しがなくなってしまうからです。
特徴7.すぐに感情的になる
ワンマンな人はすぐに感情的になる傾向があります。怒りっぽいというわけです。
この特徴はいくらワンマンとはいえ、褒められた特徴とはいえないでしょう。
特徴8.人の気持ちを考えない
ワンマンな人は、他人の気持ちを考えない傾向があります。
ただ、それは悪意があってそうしているわけではありません。
自分の意見が正しいと思っている上に、他の人の意見を聞く時間もないことが原因として挙げられるでしょう。
特徴9.朝令暮改もある
ワンマンな人は、意見がすぐに変わることがある、とも思われています。
ただ、これも実際に経営者になれば分かることですが、経営に関する意思決定には時間の変化が大きく影響していきます。
刻一刻と変化する社会情勢は昨日の状況とは大きく様変わりする可能性があります。
有能な経営者は絶えず情報収集を行って最善の経営判断を下していることを知っておかなければいけばいけないでしょう。
「ワンマン」の使用例
ここからは「ワンマン」の使用例を紹介していきましょう。
ワンマンショー
「ワンマンショー」は歌手やアイドルがコンサートの時に披露する様式の1つです。
そしてその歌手やアイドルが人気があればあるほどワンマンショー形態になります。
また「ワンマンショー」という言い方は、サッカーや野球などのスポーツでも使われる表現です。
ワンマンライブ
「ワンマンライブ」は1人だけで行っているライブです。
音楽でも何かのパフォーマンスにしてもとにかくたった1人で行っているライブです。
ワンマンシアター
「ワンマンシアター」は自分1人が映画を楽しんでいるさまです。
勿論、客席はたくさんあるのですがいろいろな理由で観客は自分1人だけだったのでしょう。
ワンマンチーム
「ワンマンチーム」はよく耳にする言葉でしょう。何かのジャンルのチームに飛びぬけて高い実力を持つ人物がいるチームがよくそう呼ばれます。
古くは高校野球の「江川のワンマンチーム」というものもありました。
ワンマン経営
「ワンマン経営」は、経営方針からその実行・運用にいたるまで、経営の全てを1人の人物が取り仕切っている状態をいいます。
ワンマン社長
ワンマン経営を行っている社長のことを「ワンマン社長」といいます。
「ワンマン」は性格一覧の記事にも収録されています
