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社畜の意味とは?言われてしまう人の特徴や生み出す環境、抜けだすための方法も併せて解説

(公開日: 2023年4月5日)

社畜の意味とは?

社畜とは、会社の言いなりになって働く労働者という意味を持つ言葉です。

「会社の家畜」という言葉を略して作られた言葉で、現在は浸透しているものの、元々はネットを中心に使われていた造語でした。

こういった言葉があるのは日本だけではありません。

海外でも、同様のニュアンスで「wage slave」(賃金の奴隷)という言葉が使われます。

ただしどちらも「しっかり働いてくれる優秀な社員」という意味ではなく「会社の言いなりになってプライベートな時間を犠牲にしている人」という皮肉めいたニュアンスで使われます。

社畜と言われる人の特徴

以下の3つのような特徴を持っている人は、周りの人から社畜だと言われてしまいがちです。

仕事を優先してしまう

自分では大切な用があっても、仕事を優先するような人は社畜だと言われてしまいます。

本当なら休日は遊びに行ってリフレッシュをしたいのに、ついつい会社に来て休日出勤をしてしまうような人は、社畜だと言われるでしょう。

他にも、休日手当や残業手当などがつかないのに、なぜか頼まれてもいない仕事をするような人も社畜だと言われます。

会社にとって都合が良い行動ばかりをしていると、社畜だと言われる傾向があるようです。

周りの仕事も請け負ってしまう

周りに対して良い顔をしすぎて、頼まれた仕事を断れない人も社畜だと言われがちです。

自分も忙しいのに、周りの人を見て「自分がやりますよ」なんて声をかけると、最初は感謝されるでしょう。

しかし次第に周りもその状況に慣れて「あの人は仕事が好きだから自分から請け負ってる」というように思われます。

最終的には「好きで仕事してるんだから、誰も手伝わなくて良い」なんてひどいことを思われることもあります。

断れない

やりたくない仕事、あるいは誰もが得をしないためやらない仕事もあるでしょう。

そういった仕事を頼まれた時、断れない性格の人も社畜だと言われがちです。

本人としては「誰かがやらないといけないから、評価とか関係なく自分がやっている」というつもりでも、周りからは「物好き」だと思われてしまうのです。

その結果「あんな仕事をするなんて、社畜以外の何者でもない」と言われることもあります。

社畜を生み出す環境

社畜を生み出す環境は、以下のような環境であると言われています。

ブラック企業

やはり社畜を生み出すのは、ブラック企業です。

ブラック企業では、割に合わない低賃金で労働者に対して仕事を押し付けます。

最初はそれがおかしいと思っていた労働者も、次第に慣れて疑問を抱くこともなくなります。

「みんなやってるから」や「これがこの会社では普通だから仕方ない」と思って仕事をしているうちに、次第に社畜になってしまうのです。

人手不足

人手不足の業界も、社畜を生み出しやすい環境です。

賃金は十分に支払われていても、労働時間が長すぎて社畜になってしまう人が多いでしょう。

企業としても最初は人が少ないことを問題視していても、なんとかなっていると人員を補充しなくなることもあります。

その結果、どんどん社畜が増えていき、ブラック企業になってしまうケースもあります。

社畜から抜け出す方法

社畜から抜け出すためには、以下の3つの方法が有効であると言われています。

転職する

ブラック企業にいることが原因で社畜になっている場合は、やはり転職することが大切です。

転職によってホワイト企業に移籍できれば、今までの環境がおかしかったことにも気付けるでしょう。

ブラック企業だと転職活動をする時間すら取れないこともあるので、その場合は一旦離職をするという選択をする人もいます。

無職期間が生じてしまっても、社畜のまま勤めるよりはマシだと考える人も多いでしょう。

断る勇気を持つ

今の職場のままで社畜から抜け出したいという場合は、断る勇気を持つことも大切です。

周りからサポートを頼まれても「自分も忙しいから無理」と断れるようにしましょう。

誰かがやらなければならない仕事を振られそうになった場合も「前は自分がやったので、次は他の人に頼んでください」ということも大切です。

断れずに社畜になっている人は「嫌われるのが怖い」と考える人もいますが、「断って嫌われても問題ない」と考え方を変えることも大切になってきます。

自分の限界を知る

どんなに忙しくても、定時の就業時間内に仕事が終わるのなら、それは社畜とは言いません。

無理に残業や休日出勤をする人が社畜になってしまうのです。

そうならないためには、自分の限界を知るようにしましょう。

「これくらいの仕事なら午前中に終わって、午後は余裕があるから周りの人のサポートもできる」や「これは忙しいから一日かかるので、周りを助ける余裕はない」と、仕事と自分の能力を見極める目を身につけるのです。

そうすれば周りを助けすぎることもなく、かといって周りに対して冷淡になることもなく、ちょうど良い働き方ができるでしょう。

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