ノーティスの意味とは?シーン別での使い方、語源も併せて解説
ノーティスの意味とは?
ノーティスとは主に外資やグローバル系など、英語を用いる場が多い企業で用いられるビジネス用語で「通知」や「お知らせ」を意味する言葉です。
また、企業が自社のホームページを用いて外部の人間に何かしらの通知をする場合にもノーティスと表記することがあります。
ノーティスはこちらにも収録されています。
ノーティスの語源
ノーティスは英単語の「notice(読:のーてぃす)」が語源となります。
noticeは名詞としては「通知」や「掲示」「案内」に訳され、動詞になると「(自分がなにかしらに)気づく」という意味となります。
上記の名詞としての意味を残し、カタカナ表記にしたものがノーティスとなります。
ノーティスの使い方
ノーティスは基本的には通知やお知らせを言い表す際に用いられますが、分野によってその意味合いが微妙に変わるので使い方も異なってきます。
ビジネス用語の場合
ビジネスシーンにおいてのノーティスは、先述した通知やお知らせの意味合いで用いられます。
「次回会議についてのノーティス(お知らせ)を出しますので各自確認をお願いします」
「ショートノーティス(急なお知らせ)になり恐縮ですが本日中にご対応いただければと存じます。」
上記の例で使用した「ショートノーティス」は「急なお知らせ」や「納期や返答が短い業務依頼」など、期間が差し迫った、急遽といったニュアンスを表現したい際に用いられる言葉となります。
IT用語の場合
IT業界においてノーティスを用いた言葉で「ノーティスアンドテイクダウン」という言葉が存在します。
これは、インターネット上で著作権の侵害の通報が発生した際にプロバイダが行う対応の一連を意味します。
プロバイダは該当するコンテンツを提供している会員に著作権侵害があったことをノーティス(通知)します。
ノーティスされた側は決められた期間内であれば意義を申し立てることができます。
期間内に申し立てが無い場合、プロバイダは該当のコンテンツを削除。
上記がノーティスアンドテイクダウンの流れとなります。
ノーティスアンドテイクダウンのテイクダウンとは「(高い場所にあるものを)下げる」や「(飾っているものを)外す」という意味合いがあります。
総務省が行うノーティス
総務省が行うノーティスとは、2019年2月から総務省が国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と実施しているサイバー攻撃に対する調査や注意喚起の取り組みのことで、正式名称である「National Operation Towards IoT Clean Environment」の頭文字を取って「NOTICE(ノーティス)」と呼ばれています。
具体的には、サイバー攻撃に悪用される可能性のあるIoT機器を調査したり利用者に対する注意喚起を実施しています。