I'd like toの意味と使い方・例文・同義語
I'd like toの意味
"I'd like to" は、「~したい」と自身の希望・要望を表現する際に使う表現です。
「I'd like to +動詞の原形」の形で使い、自分の意思を相手に丁寧に伝えることができるので日常会話の中でも耳にすることが多いです。
"I'd" は "I would" が短縮された形であることも押さえておきましょう。
I'd like toの例文・使い方
ここからは、"I'd like to" の例文を見ながらその使い方を具体的に確認していきます。
例文1.『I'd like to read this book soon.』
"I'd like to" の表現を用いた基本的な文章で、「私は早くこの本を読みたい」という意味です。
このように "I'd like to" のすぐ後ろに好きな動詞の原形を当てはめましょう。
例文2.『Do you have time after this? I'd like to ask you a question.』
こちらの例文は「この後お時間はありますか?質問したいことがあります」という意味の例文です。
"Do you have time?" という表現は「時間がありますか?」という意味ですが、"Do you have the time?" は「今何時ですか?」という表現になるので、使う際には "the" を入れる・入れないに注意しましょう。
例文3.『My most favorite movie will be on TV tonight! I'd definitely like to watch it.』
この例文は「今夜私が一番好きな映画がテレビで放送されるから絶対に見たい」という意味です。
"definitely" は「確実に」などの意味を持つ副詞です。
例文4.『Let me know when you have time. I'd like to talk to you.』
「あなたと話したいことがあるので時間がある時教えてください」という意味の例文です。
"let me know~" という表現も相手に何かをお願いする時に用いられることの多い表現で、"tell me" と言うよりも柔らかいニュアンスで相手に物事を伝えることができます。
例文5.『I'd like to have a cup of coffee and a piece of cake.』『For here or to go?』『For here, please.』
この例文は、「コーヒーとケーキをください」「店内で召し上がりますか?お持ち帰りされますか?」「こちらでいただきます」という意味の会話の一例です。
単に "I'll have a coffee." としても良いですが、"I'd like to" を用いた方がより丁寧でしょう。
また、"For here or to go?" とはイートインまたはテイクアウトどちらにするかを問う表現で、"For here" はイートイン、"to go" はテイクアウトを意味します。
例文6.『I'd like you to take me anywhere.』
「どこかに連れて行ってください」という意味の例文です。
"I'd like to" の "to" の前に依頼の対象者を表す人称代名詞を置くことで、「○○に~してほしい」という表現で用いることが可能です。
例文7.『I'd like to talk about Japanese culture today. If you have any questions, please don't hesitate to ask me.』
この例文は「今日は日本の文化についてお話したいと思います。何かご質問があれば躊躇せずに訊いてください」という意味です。
"If you have any questions,~" のセンテンスは、ビジネスの場面でもよく用いられるので覚えておくと便利です。
例文8.『I'd like to visit Germany someday. The christmas market in Germany is awesome.』
「私はいつかドイツに行きたい。ドイツのクリスマスマーケットは素晴らしい」という意味の例文です。
「素晴らしい」の意味合いで使える単語は "awesome" の他にも "superb" や "great" などがあります。
例文9.『I can't get out of bed in winter. I'd like to be in the bed for the whole day.』
この例文は「冬になるとベッドから出られない。一日中ずっとベッドの中にいたい」という意味です。
冬の朝になるとこのように思う人も少なくないはず。覚えておくと会話の中で使えるかもしれません。
例文10.『I'd like to ask you a favor.』
「お願い事があるのですが」という意味の表現です。
唐突に自身の希望を伝えたり依頼をするのではなく、まずはこのようにクッション言葉を置くとより丁寧な印象を与えることができるでしょう。
I'd like toの同義語
ここからは、"I'd like to" の同義語とその違いについて簡単に解説していきます。
I'd love toとの違い
"I'd love to" も「~したい」という意味を持つ表現として知られていますが、"I'd like to" が「できれば~したい」とやや控えめなニュアンスであるのに対して、"I'd love to" は「ぜひ~したい」と積極的な印象が強いです。
ある程度相手と心理的距離感を保って丁寧に接したい場合は "I'd like to" を使う方が無難でしょう。
I want toとの違い
"I want to" は "I'd like to" と意味は同じですが、"I want to" のほうがよりカジュアルで直接的な表現です。
家族や友達、恋人など親しい間柄の相手に対しては気軽に使っても良いかもしれませんが、フォーマルなシーンにはあまり適していません。
日本語の「~したい」「~したいです」ではその丁寧さが異なるように、"I'd like to" は "I want to" の敬語的表現であると捉えておくと良いでしょう。