come up withの3個の意味と使い方・例文・同義語・言い換え
come up withの意味
"come up with" という熟語には「(考えなど)が思い浮かぶ」という基礎的な意味の他にも「~を提案する」「~を用意する」という意味を持ちます。
それぞれの意味について簡単に見ていきましょう。
①「(考えなど)が思い浮かぶ」
"come up with" の一番オーソドックスな意味合いは「(考えなど)が思い浮かぶ」というもの。
例えば "Have you/Did you come up with any idea?(何か良いアイディア思い浮かんだ?)" のように 相手にアイディアがあるか尋ねたり、"I came up with a great idea.(良いこと思いついた)" のように自分が良いアイディアを思いついたことを相手に伝えたりすることができます。
②「~を提案する」
実は "come up with" には「~を提案する」という意味もあり、例えば "He came up with a new proposal.(彼は新しい企画書を提出した)" のように使うことができます。
この意味合いの場合は "submit" や "hand in" で言い換えることが可能です。
③「~を用意する」
「~を用意する」という意味もありますが、どちらかと言うとお金を用意・工面する際に使われる傾向にあるようです。
そのため、"I have to come up with money.(お金を用意しなければならない)” のように用いるのが自然だと言えます。
come up withの例文・使い方
ここからは、"come up with" を用いた例文を見ながらその使い方を具体的に確認していきます。
例文1.『She comes up with a new strategy.』
この例文では、先の項目の①でご紹介した「~が思い浮かぶ」の意味合いで "come up with" が使われています。
"strategy" とは戦略・作戦のことで、全体を通して「彼女は新しい戦略を思いついた」と言う意味です。
例文2.『Did you come up with an answer?』
こちらも例文1と同じように「~が思い浮かぶ」という意味で "come up with" が用いられており、「答えは見つかりましたか?」という意味です。
例文3.『I have to come up with a solution immediately.』
この例文でも「~が思い浮かぶ」の意味で "come up with" が登場しています。
「直ちに解決策を考えださなければならない」という意味のセンテンスで、覚えておけばビジネスの場面でも使えるでしょう。
例文4.『Come up with an assignment to the teacher.』
この例文の "come up with" は先の項目の②でご紹介した「~を提出する」の意味で使われています。
"assignment" は宿題や課題を意味する単語で、全体を通して「先生に課題を提出する」という意味です。
例文5.『I have to come up with a document.』
こちらの例文でも「~を提出する」の意味で "come up with" が用いられています。
「書類を提出しなければならない」という意味です。
例文6.『I’ll come up with that paper instead of you.』
こちらも「~を提出する」の意味で文中に "come up with" が登場しています。
「あなたの代わりに私がその書類を提出しておくよ」という意味の文ですが、覚えておけば応用することのできるフレーズなのでしっかり押さえておきましょう。
例文7.『I have to come up with the money by the end of the month.』
この例文では、先の項目の③でご紹介した「~を用意する」の意味で "come up with" が使われています。
"by the end of the month" は「月末までに」を表し、全体を通して「月末までにお金を用意しなくてはならない」という意味です。
例文8.『I gave up going to the event because I couldn't come up with money.』
こちらの例文も「~を用意する」と言う意味の "come up with" が用いられています。
「お金が用意できなかったので、今回はそのイベントに行くのは諦める」と言う意味の例文です。
例文9.『I didn't hesitate to come up with money for treating my child.』
この例文中でも「~を用意する」の意味合いで "come up with" が使われています。
"treat" は手当てする・治療するという意味で、全体を通して「子どもの治療のためにお金を出すことをためらわなかった」という意味になります。
例文10.『I think it's better to come up with a little more money just to be sure.』
最後の例文も「~を用意する」の意味の "come up with" を用いています。
"just to be sure" は「念のため」を意味し、全体を通して「念のためにお金をもう少し多く用意しておいた方が良いと思います」という意味です。
come up withの言い換え表現や同義語
"come up with" の持つ基本的な意味「(考えなどが)思い浮かぶ」を別の表現を使って表すのであれば、"pop into one's head" という表現がぴったりです。
単語の並びを見ても分かるようにぱっと頭に何か思い浮かんだ様子を表しており、"Suddenly, good ideas popped into my head.(突然とても良いアイディアが頭に思い浮かんだ)" のように使うことができます。
また、「~を提案する」という意味であれば "suggest" や "propose"、「~を用意する」という意味であれば "prepare" などを使うと良いでしょう。