拡張子の意味とは?主な種類や扱う際の注意点も併せて解説
拡張子の意味とは?
拡張子(かくちょうし)とは、スマートフォンやPCなどでデータファイルを使用する際にどうゆう種類なのかを区別するための文字列を意味し、ファイルの名前の末尾に付いています。
具体的にはファイル名の末尾「.(ピリオド)」から右側に表記されるアルファベットや数字を使ったもので例を挙げると「txt(テキスト)」や「pdf(ピーディーエフ)」といったものです。
この拡張子は、送られてきたファイルの種類を開く前に識別でき、また同名のファイルがあってもその違いが見分けられる(例:「花」とだけ付けられたファイルがふたつ存在しても、拡張子の種類で花の画像ファイルなのか花を解説する文章ファイルなのかを識別できる)というメリットがあります。
拡張子はこちらの一覧にも収録されています。
拡張子の主な種類
拡張子は一般的によく目にするものから限定的な環境下でしか扱わないものまで様々存在しますが、ここでは代表的な拡張子を紹介します。
文書ファイル
ビジネスの場において企画書や資料作成に文書作成ソフトは欠かせないでしょう。
その文書ファイルでメジャーな拡張子は以下となります。
txt
文字だけのデータファイル(テキスト形式)を意味する拡張子です。
このファイルはメモパッドやWordなど、文字が打てるソフトウェアであれば使用することができます。
docx
docxはWordで作成した文書に付けられる拡張子です。
この拡張子はWord2007以降の形式のものにつけられる拡張子で、他にもWord2003以前の仕様のものに付けられる「doc」が存在します。
xlsx
xlsxは表計算ソフトのExcelで作成した文書に付けられる拡張子です。
この拡張子も先述したdocxと同じく、年式によって拡張子が変化します。
xlsxはExcel2007以降の形式につけられるものでExcel2003以前のものは「xls」と表記されます。
画像ファイル
イラストや写真などのファイルを扱う際に目にする主な拡張子の種類は以下となります。
jpeg
jpegは一番標準的なファイル形式で、Joint Photographic Experts Group(ジョイント フォトグラフィック エキスパーツ グループ)の頭文字をあわせて略したものです。
このjpegは、写真やイラストなどの静止画像データを圧縮する際に使用され1677万色のフルカラーにも対応ができます。
png
Portable Network Graphics(ポータブル ネットワーク グラフィック)の名称を略したpngも先のjpegと同じく画像ファイルの一種ですが、主にwebで使う為、作成された形式です。
このpngには256色に対応した8bit(png-8)形式と1677万色のフルカラーに対応した24bit(png-24)の二種類が存在しており、用途に応じて使い分けることが可能となっています。
音声ファイル
音楽や音声データに関する拡張子は以下となります。
mp3
mp3は音楽や会話の録音記録などの音声のみのファイルに付けられる拡張子です。
このmp3に楽曲を変換すると、データサイズは原音の10分の1となるので端末に楽曲を沢山取り込みたい際に多く用いられます。
mp4
mp4は動画データなどを収めたファイルに付けられる拡張子です。
ニコニコ動画やYou Tubeなどの動画サイトにデータをアップロードする際に使用されています。
圧縮ファイル
圧縮ファイルの代表的な拡張子は以下となります。
zip
zipは最もメジャーな圧縮ファイルの拡張子です。
容量が大きく、添付ができないサイズのデータもzipファイルに変換すれば送信が可能になります。
ただしzipファイルを閲覧する場合、圧縮されたデータを元に戻す解凍作業が必要になります。
拡張子を取り扱う際の注意点
拡張子を取り扱う際、いくつか注意することがあります。
まず、拡張子は変更することが可能となっています。
しかし変更することでそれまで正しく動作していたファイルが開かなくなったり、編集ができなくなるといったが不具合が発生することがあるので注意が必要です。
また、先に触れたzipファイルは開く際に解凍作業が必要になりますので圧縮方法と解凍方法をセットで覚えておく必要があります。