オンスケの意味とは?実際に使われる例文や、対義語、類義語も併せて解説
オンスケの意味とは?
オンスケとは計画などがちゃんと予定通りに進んでいるという意味を持つ言葉です。
主にビジネス上の会話で使われることが多く、スケジュールや進捗を確認したい時、あるいは自分から修正を申し出たい時などに使われます。
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オンスケの語源
英語の「on schedule」をカタカナ表記にした「オンスケジュール」を略し「オンスケ」と呼ばれるようになりました。
オンスケの例文
オンスケを使用した例文には以下のようなものがあります。
「オンスケだからこのままの調子で」
最初に立てた計画通りにプロジェクトが進行している時などは、定例会議などで「オンスケだからこのままの調子で頑張っていこう」のように使われます。
特に修正事項もなく全てが順調な場合、スケジュールを変更する理由もないため、現在のまま安定して進めることができるでしょう。
「オンスケにするために残業が必須」
残念ながら、なんらかのトラブルや人員不足でスケジュールよりも遅れをとってしまうこともあります。
その場合、社内だけの問題であれば「オンスケ通りの進行は難しいから、実行日を3日ズラしましょう」のように当初の予定を延期することもできます。
一方、新発売の商品の制作作業などを行っていて発売日も既に発表している場合、そこまでに間に合わせなければなりません。
そのため「オンスケにするためにしばらくは残業の協力をお願いします」や「オンスケになるまでは休日出勤します!」のような使い方をすることもあります。
「オンスケで行っていきましょう!」
プロジェクトなどの計画を立てる時、ある程度の余裕があるスケジュールにすることはあっても、最初から遅れる前提で計画を立てることはないでしょう。
そのため、最初は「オンスケでこなしていきましょう」や「オンスケで行いましょう!」のように言います。
このように、実際にスケジュールに合わせた行動がスタートする前から、オンスケという言葉を使うこともあります。
オンスケの対義語
オンスケの対義語を3つ紹介していきます。
リスケ
リスケとは「Re Schedule」(リ・スケジュール)という英単語を略したものです。
一般的に、オンスケと同様にビジネスシーンで使われて、スケジュールを組みなおすという意味を持ちます。
「このままだと間に合わないからリスケしよう」や「懇親会をリスケしたいんだけど、良いですか?」のように、当初の予定を変更する時に使う言葉です。
ビハインド
野球では、1失点している時に「1点ビハインドで迎えた9回裏…」というような表現をすることもあります。
この使い方からも分かる通り、ビハインドは「遅れをとっている」という意味で使われます。
そのため、ビジネスシーンでは「プロジェクトの進捗が当初の予定より遅い」という意味を「ちょっと今回ビハインドになってるから頑張らないと」というように言い表すこともできます。
ペンディング
ペンディングは保留や先送りという意味を持つ言葉です。
すなわち「今決めないといけないけど、これはちょっと判断がつかないからペンディングで」や「時間がないから、この件は一旦ペンディングにしておこう」という使い方をすることができます。
単なる「保留にする」という言い方よりも「後でやるけど、今はちょっと待ってほしい」というニュアンスが強い表現になります。
オンスケの類義語
オンスケの類義語も2つ紹介していきます。
遅延なし
スケジュール通りに行動できていることを「遅延なし」と表現します。
たとえば「次に乗る電車はオンスケで運行してるみたい」ということを「次に乗る電車は遅延がないから安心だね」と表現することもできるでしょう。
予定通り
オンスケを直訳した「予定通り」も類義語の一つだと考えることができます。
「プロジェクトはオンスケで進行してます」を「プロジェクトの進行は予定通りです」と表現することもできます。
一般的に、オンスケのような略語はくだけた印象になるため、社外の人や目上の人に使うのはふさわしくないと考える人もいます。
そのため、そういう立場の人に対しては「オンスケで進行してます」よりも「予定通りに進行してます」と伝える方がふさわしいケースもあります。