コミットの意味とは？類義語や関連語を語源と共に解説
コミットの意味とは？
コミットとは一般的に「約束」を意味するカタカナ語から派生したビジネス用語のひとつです。
ビジネスシーンにおいて、このコミットという言葉は約束といってもその内容に対し「自身も積極的に関わってそれを実現する」というニュアンスがあるため、より責任の重みがある「確約」や、その積極的に関わる行動そのものを言い表すために用いられます。
また、政治の場においてコミットとは「公約」や「関与」といった意味で使用されます。
コミットはこちらにも収録されています。
コミットの語源
コミットは、英単語の「commitment(読：こみっとめんと)」が語源でこれを略し、カタカナ表記にしたものがコミットとされています。
語源となったcommitmentには「献身」や「（重みのある）約束」「誓約」という意味を持ちます。
これらの意味合いを含んでいるため、先述した政治分野においては公約や関与を言い表す際に用いられます。
コミットの類義語
プロミス
「コミット＝約束」という意味の類義語で一番に挙げられるのがプロミスです。
プロミスもコミットと同じく約束という意味を持つカタカナ語ですが、コミットとは微妙にニュアンスが異なります。
同じ「約束する」の意味を持っていても、コミットは「自身もそれに関わり、結んだ約束事を実現する」という意志を相手に表明する際に用いられます。
それに対しプロミスは自身の関わりの如何は関係なく、来訪する日程や会話の流れで交わす形式的な約束事に対して使用されます。
コミットの関連語
コミットの関連語として以下の言葉が挙げられます。
フルコミット
フルコミットとは、語源となる「commitment」に最大を表す「full（読：ふる）」を加えたコミットより更に責任の重い「（必ず）成し遂げる」という意味合いを含む言葉です。
フルコミットを明言した事柄は過程の充実度よりも結果をなにより求められるので、約束をする結果が実現可能か充分に考慮してから使用しなければなりません。
オーバーコミット
オーバーコミットとは、commitmentに超過や越えるを意味する「over（読：おーばー）」を加えた言葉で、自身の持つ権限や許容の範疇を超えた所に介入する、いわゆる「越権行為」を言い表しています。
また、ITの分野では仮想化したマシンの仕様を実際の物理マシンのそれより越えた設定にすることをオーバーコミットと呼ばれています。
コミットの対義語
オミット
オミットはコミットの対義語とされている言葉で「除外」や「却下」を意味しています。
使い方の例としては以下となります。
「企画書がオミットされた（却下された）」
「チェックした項目をリストからオミットする（除外する）」
