ゲラの意味とは?

ゲラの意味
ゲラとは、笑い上戸な人やすぐ笑う人のことを意味する言葉です。
若者の間では、ちょっとしたことですぐに笑ってしまう人に対してこのように言い表すことがあります。
若者言葉の一覧にも収録されています。
ゲラの語源と由来
ゲラは、「ゲラゲラ笑う」が略されて生まれた言葉です。
ゲラの元となった「ゲラゲラ」は日本語のオノマトペの一つで、大きく口を開いて笑っている様子を表す言葉として使われていました。
この「ゲラ」という言葉は演劇用語や関西の方言として使われていましたが、全国的に認知度の高いものとなりました。
ゲラの例文
ここからは、ゲラを使った例文をいくつかご紹介します。
例文1.『彼女はゲラなので、お箸が落ちただけで笑う。』
ゲラな人は、他の人から見たらあまり面白みが分からないということでも笑ってしまう特徴を持っています。
大事な場面で笑いがこみあげてくることも少なくないので、実は悩んでいるという人もいます。
例文2.『ゲラではないが、そのお笑い芸人のネタを見てつい笑ってしまった。』
普段からゲラというわけではなくても、自身の笑いのツボにハマるような出来事が起きたりした場合、人はつい笑ってしまいます。
笑うことは心身の健康にとっても良いことなので、笑っても支障がない時は気にせず笑っても良いかもしれません。
ゲラな人の特徴
ここではゲラな人の特徴を見て、その心理などをチェックしていきます。
特徴1.笑いのツボが浅い
笑いのツボは人によって異なりますが、基本的にゲラな人は人と比べても笑いのツボがとても浅いです。
その場の些細な変化や空気にとても敏感で、少しでも楽しいと思えることを察知したらそれが笑いに繋がってしまいます。
周囲からしたら「なぜそのタイミングで笑うのか」と思うことも多いかもしれませんが、その場にいることを楽しんでいるんだと受け止めると良いでしょう。
特徴2.ポジティブ
ゲラな人はポジティブであることが多いです。
少し嫌なことがあってもきちんと気持ちを切り替え、楽しいことや素敵だと思えることに目を向けられることができます。
笑顔でいることが多いので、不機嫌な顔つきをしているのを見ることはほとんどないかもしれません。
特徴3.親和欲求が高い
親和欲求とは、一人でいるのが嫌で誰かと一緒にいたいと思うことを指します。
ゲラな人は親和欲求が高い一面も持っているので、周囲の人と打ち解けてより仲良くなるために笑顔でいるよう心がけていることがあります。
しかしそのおかげでムードメーカーになったりたくさんの人と友達になることができるので、決して悪いことではありません。
その親和欲求の強さに救われる人も多くいるものです。
特徴4.人と話すことが好き
基本的に人と話したりコミュニケーションをとるのが好きという人も多いのが特徴です。
友達にはもちろんのこと、街で出会った人やお店でたまたま席が隣になった人など、自分から難なく話しかけて仲良くなることができます。
自分からどんどん人の輪を広げていくことができるので、人脈作りにも長けていると言って良いかもしれません。
ゲラの直し方は?
ゲラは決して悪いことではありませんが、大事な場面でつい笑ってしまったりと周囲を困らせてしまうことも多いです。
ゲラを直すには、笑いそうになったら違うことを考えたりその場の雰囲気や空気をきちんと考えるよう意識すると良いかもしれません。
笑いのツボを刺激するようなことが起きるとついそのことに意識が集中してしまいますが、そこで意識してその場の空気や違うことを考えることで、徐々に笑いたい衝動は落ち着いていきます。
最初はなかなか難しいので、マスクをつけて多少笑っても目立たないようにすると良いでしょう。
笑うことで得られるメリット
笑うことでリラックス効果が得られるのは有名ですが、実は免疫力を向上させる効果も得られます。
人間の体内にはナチュラルキラー細胞(NK細胞)という免疫細胞が存在し、このナチュラルキラー細胞は体内に侵入したウイルスや菌、がん細胞を見つけ次第排除します。
笑うとこのナチュラルキラー細胞が活性化されるため、結果的に免疫力を上げることができます。
健康な体を手に入れたいのであれば、まずはよく笑うことを意識するようにしましょう。