協調性の意味とは?あると言われる人の25個の特徴
協調性の意味とは?
協調性とは、周りの人と親しくするという意味を持つ言葉です。
ただし、単に周囲の人と仲良くすることだけではありません。
気の合う人同士だけではなく、立場や主張の異なる人や利害関係が一致しない人とも円滑にコミュニケーションをとることが、協調性です。
さらに、その結果として同じ目標に向かって仕事を進めることができたり、お互いの主張の妥協点を見つけることができるのは、協調性がある証拠になるでしょう。
協調性がある人の特徴
協調性があると言われる人が持っている特徴を3つ紹介していきます。
特徴1.友達が多い
単に周りと仲良くすることだけが協調性がある人の特徴ではありませんが、それでもやはり友達が多い人は協調性を持っていることが多いと言われています。
コミュニケーション能力が高く、友達と意見が異なった場合でも上手に周りをまとめることができます。
さらに、周りの人をイライラさせることもないので、協調性がある人は自然と友達が増えていくのです。
特徴2.議論が上手
グループディスカッションなどの議論が得意なことも、協調性がある人の特徴の一つです。
意見が対立しても敵対心を持たず、上手に相手と話すことができるのです。
会議をしている時、メンバーの中に協調性がある人が多ければ多いほど、その会議はスムーズに進むでしょう。
逆に、協調性がある人が一人もいないと、誰もが同じ意見であっても会議は進まないということもあります。
特徴3.友達と喧嘩をしない
友達と喧嘩をしないのも、協調性がある人が持っている特徴だと言えるでしょう。
意見がぶつかったとしても喧嘩をせずに落ち着いて話すことができるため、喧嘩に発展することがあまりありません。
さらに協調性がある人は人望があることも多いので、誰かが協調性のある人にひどい発言をしても周りが庇ってくれて、喧嘩にならないということもあります。
特徴4.聞き上手
協調性のある人は聞き上手で、その都度質問なども織り交ぜながら相手の話を丁寧に聞くことができます。
「傾聴力がある」とも言い換えられるので、併せて覚えておきましょう。
特徴5.良い人間関係を形成できる
協調性のある人は、とにかく周囲の人を大切に丁寧に扱います。
そしてそれは周囲の人にも伝わるため、同じように大事にしてもらうことができ、結果的に良い人間関係を築くことができます。
特徴6.笑顔でいることが多い
協調性がある人に、むすっとした表情をしている人はほとんどいません。真顔や不機嫌そうな顔が周囲を不安にさせることを知っているからです。
そのため特に面白いことがない時でも、なるべく口角を上げていることが多いです。
特徴7.人の悪口や不満などは口にしない
何かあった時、無意識に悪口や不満を周囲に漏らしていませんか?それをしている内は、残念ながら協調性があるとは言えません。
協調性がある人は、悪口や不満からは何も生まれず空気が悪くなるだけであることを知っています。仲間内で悪口・不満で盛り上がっているよりも、何か解決策を見つけ出そうと思案する傾向にあります。
特徴8.ポジティブな言葉を口にする
先にご紹介した通り悪口や不満を口にしないことはもちろん、「疲れた」「やりたくない」などのマイナスな言葉もあまり言いません。
言うとすればポジティブなものがほとんど。「楽しい」「嬉しい」「頑張ろう」など聞いているだけでも気持ちが前向きになれる言葉に溢れています。
特徴9.コミュニケーション能力が高い
控えめな印象が強いですが、実はコミュニケーション能力が高いというのも特徴的です。
仲の良いもの同士だけでなく、一人でいる人などにも声を掛けて輪に入れようと働きかけることが度々あります。
特徴10.相手を否定することがほとんどない
誰かの話を聞いている時、「いや」や「でも」などの言葉と共に否定するような言葉を続けていませんか?
協調性のある人は相手や相手の話を否定するのではなく、まずはそれを受け止め、それから傾聴力を活かして話を広げていきます。
特徴11.洞察力があり気遣いができる
人を気遣う上で、洞察力というのは必要不可欠。相手が何を求めているのかを分析せず、ただ闇雲に気遣っても親切の押し付けになるだけだからです。
協調性のある人はその点洞察力が鋭く、相手の言動からその人の気持ちを上手くくみ取ることができます。だからこそ的を得た気遣いができるのでしょう。
特徴12.周囲の人をさりげなくフォローできる
協調性のある人というのは、基本的に周囲の人のことを常によく見ています。
そのため、誰かが困っている時や何かを求めている時それを瞬時に察知でき、さりげなくフォローをすることができます。
特徴13.柔軟性がある
様々な場面で自分の意見や考えを押し通そうとしていませんか?残念ながら、それでは協調性があるとは言えません。
人の意見にも耳を傾け、その時々の状況などを鑑みて柔軟に対応できてこそ、協調性があると言えるのです。
特徴14.その場の空気をきちんと読むことができる
その場の雰囲気をきちんと読み取って適切な発言や行動をするというのは、特に日本においては重要な能力と言えます。
また周囲の人が何を求めているか、自分に何ができるかを考えて動くよう意識してみると、尚良いでしょう。
特徴15.余計なことを言わない
人間関係を良好に保つ上で、余計な一言を言わないというのは何よりも大事なことです。
何か良いことを言おうと躍起になるよりも、何を言ったら嫌な気持ちにさせてしまうか、どこからは踏み込むべきではないかを意識して余計なことを言わないよう努める方が良いかもしれません。
特徴16.人によって態度を変えることがない
「この人ははっきりしてる人だから良い顔をしておこう」「この人は気が弱いから少し強く出ても大丈夫だろう」など、人によって態度を変えていませんか?
人によって態度を変えることは人からの信頼を失ったり、全体の雰囲気を悪くすることに繋がりかねません。協調性のある人は絶対にしないことと言えるでしょう。
特徴17.臨機応変に対応することができる
協調性がある人は柔軟な考え方をしているため、臨機応変に対応することが可能。
仕事ではもちろん、プライベートでも何か予期せぬ出来事が起こった時「じゃあ○○しよう」とすぐに状況に応じた対応ができます。
特徴18.控えめで慎ましい
自分がないということではありませんが、どちらかと言うと周囲の人を優先してしまうので、どうしても控えめになってしまいがちです。
そんな慎ましやかなところが、周囲とのバランスを取るのに良いのかもしれません。
特徴19.人との距離感を大事にしている
人との心理的距離は遠くても仲良くできませんが、詰め過ぎても良くありません。
適度な距離感を保ってこそ自分も相手も心地良く付き合うことができます。
特徴20.自己主張が苦手で自分の意見などをあまり言わない
自分の意見を積極的に言ったり、自己主張をすることがとにかく苦手である場合が多いです。
そのため意見のない人と思われることも多く、損をしてしまうことも度々あります。
特徴21.受け身
「どうしたい?」と訊かれた時に「どちらでも良い」「あなたのしたい方で良い」と答えるなど、受け身の姿勢になっていませんか?
相手の意思を尊重することは素晴らしいことですが、あまりにも相手を優先しすぎても却って困らせてしまいます。ある程度自身の希望を伝えるようにしましょう。
特徴22.気を遣いすぎて疲れることがある
常に一対一の人間関係であれば良いかもしれませんが、なかなかそういうわけにはいきません。
たくさんの人が集まる場ではその人数だけ協調性のある人は気を遣うことになってしまいます。そうなると心身ともに疲れてしまうことがあるので、気遣いも行き過ぎないよう注意しましょう。
特徴23.人に合わせることで無意識にストレスをため込んでいる
日常的に周囲の人の意見を優先したり合わせたりしているため、本人も知らず知らずのうちにストレスをため込んでいるということも。
ある日突然爆発してしまわないように、無理してまで周囲に合わせないようにしましょう。
特徴24.周囲に流されることがある
他の人を優先しようという気持ちが強いあまり、自分の意見は違ったとしても「○○さんがそう言っているなら」とそれに流されてしまうことも多々あります。
自分も同じ意見を持っていたのなら良いですが、違ったのであれば少しでも伝えてみても良いかもしれません。
特徴25.八方美人と思われることがある
協調性がある人に対して「誰にでもいい顔をしている」「八方美人だ」という印象を持つ人も少なくありません。
もちろんそのままで十分素敵ですが、もしも思い当たる節があるのであれば、少しずつでも自分のカラーを押し出してみるのもおすすめです。
協調性を求められる場面
どういう場面で協調性を求められることが多いのでしょうか。
就活中のグループ討論
就職活動中、多くの企業は選考の途中にグループ討論・グループディスカッションがあります。
そういう場面では、自分の意見を主張するだけでは評価が低くなってしまいます。
グループディスカッションでは、自分の意見を主張しつつ、反対意見を上手に汲み取ることが必要になってきます。
また、あまり発言できない人から発言を引き出す能力も求められます。
そういう点では、協調性が非常に重要視されるでしょう。
大人数で遊ぶ時
単に遊ぶだけでも協調性が必要になってきます。
特に10人などの大人数で遊ぶ時には、全員が同じことをしたいと主張することはめったにありません。
食べたいものも異なれば、遊びたい内容も異なるでしょう。
その時、常に同じ人の意見を通して、いつも同じ人が我慢していると、自然と不満が溜まってグループは崩壊してしまいます。
そういう時に協調性がある人がいると、誰も不満を抱くことなく遊ぶ内容を決めることもできます。
結果的に、協調性がある人はさらに友達が増え、人望を集めることになるでしょう。
協調性がある人のデメリット
就職活動でも社会人としての生活でも、友達と遊ぶ時でも協調性がある人の周りには人が集まります。
ただし、協調性があることがデメリットになってしまうこともあるので、それはどういうケースなのか見ていきましょう。
自分の意見を言い出せなくなる
協調性がある人は、普段から自分の意見を言うよりも周りの意見を聞くことを優先することが多いでしょう。
そのため、本当は主張したい場面でも自分の意見を言い出せなくなってしまうということがあります。
たとえば会議などでは自然と司会者のように立ち回ってしまうため、なんとなく自分の意見を言えない雰囲気になってしまうのです。
どうしても主張したくて意見を言っても「君はそういう立場じゃないだろう」など、なぜか怒られてしまうこともあります。
周りに舐められてしまう
自分の意見を言わないことで、周りの人から舐められてしまうこともあります。
「あの人はなんでも聞いてくれるから、一緒にいて楽」というように、感情をぶつけられる立場が固定化してしまうのです。
「あいつにだったら何を言っても良い」や「あの人と話す時は気を遣わなくても良い」などのように、軽く見られてしまうこともあります。
自分の意見がないと思われる
単に周りの空気を読んで意見を言わないだけなのに、「あいつは自分の意見を持っていない」なんて思われてしまうこともあります。
「意見を言わずに、偉い人に媚びを売っている」と思われることもあるのです。
その結果、協調性があることがデメリットとなり、悪い噂を流されることもあるでしょう。
協調性はこちらの一覧にも収録されています。