協調性の意味とは?あると言われる人の特徴や求められる場面、デメリットも併せて解説

協調性の意味とは?
協調性とは、周りの人と親しくするという意味を持つ言葉です。
ただし、単に周囲の人と仲良くすることだけではありません。
気の合う人同士だけではなく、立場や主張の異なる人や利害関係が一致しない人とも円滑にコミュニケーションをとることが、協調性です。
さらに、その結果として同じ目標に向かって仕事を進めることができたり、お互いの主張の妥協点を見つけることができるのは、協調性がある証拠になるでしょう。
協調性がある人の特徴
協調性があると言われる人が持っている特徴を3つ紹介していきます。
友達が多い
単に周りと仲良くすることだけが協調性がある人の特徴ではありませんが、それでもやはり友達が多い人は協調性を持っていることが多いと言われています。
コミュニケーション能力が高く、友達と意見が異なった場合でも上手に周りをまとめることができます。
さらに、周りの人をイライラさせることもないので、協調性がある人は自然と友達が増えていくのです。
議論が上手
グループディスカッションなどの議論が得意なことも、協調性がある人の特徴の一つです。
意見が対立しても敵対心を持たず、上手に相手と話すことができるのです。
会議をしている時、メンバーの中に協調性がある人が多ければ多いほど、その会議はスムーズに進むでしょう。
逆に、協調性がある人が一人もいないと、誰もが同じ意見であっても会議は進まないということもあります。
友達と喧嘩をしない
友達と喧嘩をしないのも、協調性がある人が持っている特徴だと言えるでしょう。
友達と違う意見になっても、喧嘩をせずに話すことができることこそが、協調性がある人の特徴だからです。
さらに、協調性がある人は人望があることも多いので、誰かが協調性のある人にひどい発言をしても周りが庇ってくれて、喧嘩にならないということもあります。
協調性を求められる場面
どういう場面で協調性を求められることが多いのでしょうか。
就活中のグループ討論
就職活動中、多くの企業は選考の途中にグループ討論・グループディスカッションがあります。
そういう場面では、自分の意見を主張するだけでは評価が低くなってしまいます。
グループディスカッションでは、自分の意見を主張しつつ、反対意見を上手に汲み取ることが必要になってきます。
また、あまり発言できない人から発言を引き出す能力も求められます。
そういう点では、協調性が非常に重要視されるでしょう。
大人数で遊ぶ時
単に遊ぶだけでも協調性が必要になってきます。
特に10人などの大人数で遊ぶ時には、全員が同じことをしたいと主張することはめったにありません。
食べたいものも異なれば、遊びたい内容も異なるでしょう。
その時、常に同じ人の意見を通して、いつも同じ人が我慢していると、自然と不満が溜まってグループは崩壊してしまいます。
そういう時に協調性がある人がいると、誰も不満を抱くことなく遊ぶ内容を決めることもできます。
結果的に、協調性がある人はさらに友達が増え、人望を集めることになるでしょう。
協調性がある人のデメリット
就職活動でも社会人としての生活でも、友達と遊ぶ時でも協調性がある人の周りには人が集まります。
ただし、協調性があることがデメリットになってしまうこともあるので、それはどういうケースなのか見ていきましょう。
自分の意見を言い出せなくなる
協調性がある人は、普段から自分の意見を言うよりも周りの意見を聞くことを優先することが多いでしょう。
そのため、本当は主張したい場面でも自分の意見を言い出せなくなってしまうということがあります。
たとえば会議などでは自然と司会者のように立ち回ってしまうため、なんとなく自分の意見を言えない雰囲気になってしまうのです。
どうしても主張したくて意見を言っても「君はそういう立場じゃないだろう」など、なぜか怒られてしまうこともあります。
周りに舐められてしまう
自分の意見を言わないことで、周りの人から舐められてしまうこともあります。
「あの人はなんでも聞いてくれるから、一緒にいて楽」というように、感情をぶつけられる立場が固定化してしまうのです。
「あいつにだったら何を言っても良い」や「あの人と話す時は気を遣わなくても良い」などのように、軽く見られてしまうこともあります。
自分の意見がないと思われる
単に周りの空気を読んで意見を言わないだけなのに、「あいつは自分の意見を持っていない」なんて思われてしまうこともあります。
「意見を言わずに、偉い人に媚びを売っている」と思われることもあるのです。
その結果、協調性があることがデメリットとなり、悪い噂を流されることもあるでしょう。