怠惰の意味とは?25個の特徴で具体的に解説
怠惰の意味
怠惰とはやるべきことをやらずに怠けていてだらしのない様子を意味する言葉で、読み方は「たいだ」です。
「だらだら」というオノマトペに言い換えることもできます。
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怠惰の対義語
怠惰の対義語として有名なのは「勤勉」です。
仕事・勉強共に一生懸命取り組む様子を表す言葉として有名で、何事に対しても真面目で熱心な人のことを「勤勉」と形容することもあります。
怠惰の英語表現
怠惰は英語で "lazy" と表現するのが最も一般的です。
"lazy" には「怠惰な」「不精な」という意味があり、日本語の「怠惰」と比較しても意味合い的にあまり相違がないことが分かります。
"He is so lazy.(彼は本当に怠惰だ)"のように用いることができるので、覚えておくと英語での表現の幅も広がります。
怠惰な人の特徴
特徴1.「面倒くさい」が口癖
何か行動を起こすたびに「面倒くさい」と言っていませんか?
「面倒くさい」「~したくない」「だるい」など、消極的なワードがつい口を衝いてしまうという方は怠惰な可能性が高いです。
特徴2.他力本願
自分がやらなくても誰かがやってくれるだろうと考えて、結局何もしないというのも怠惰だと言えます。
人がやってくれるのを待つのではなく、自分ができる範囲で協力できることはないか考えるようにしましょう。
特徴3.自分に甘い
自制心が弱いゆえに自分に甘い人が多いのもその特徴と言えます。
ある程度自分をコントロールし、メリハリをつけられるよう努力しないと怠惰から脱するのは難しいかもしれません。
特徴4.楽観的
例えば遅刻をしそうな時や約束事を忘れていた時、慌てて相手に連絡をするのが一般的ですが、怠惰な人は「まあいいか」とそのまま流してしまうことがほとんど。
楽観的なのもある程度は良いことですが、度が過ぎると人からの信頼を失いかねないので注意しましょう。
特徴5.向上心がない
自分から積極的にアクションを起こしたり動くのが億劫なのは、向上心がないからというのも理由の一つとして考えられます。
怠惰な状態を脱したいのであれば、小さくても何か目標を作ってみましょう。
特徴6.三日坊主
新しいことに挑戦しても、根気が続かず三日坊主で終わってしまうこともしばしば。
最初から大きな変化を目指すのではなく、続けられそうな小さな日課を作ることが物事を続けるコツです。
特徴7.外見に気を遣わない
服にアイロンを掛けたり定期的に美容室に通ったりなど、身だしなみを整えることも面倒に想えてしまうのが怠惰な人です。
この状態が続いてしまうと家に引きこもりがちになりかねないので、しわになりにくい素材の服を選んだり、ある程度伸ばしていても問題ない髪型にするなどの工夫をすると良いかもしれません。
特徴8.目標を立てて計画的に物事に取り組むことができない
達成したい物事に対し目標を細かく立て、中長期的に物事に取り組むのも苦手な人が多いです。
先にも紹介した通りそのまま三日坊主になってしまうこともあるので、自分のできる範囲内で目標を立て行動に移すことが大切です。
特徴9.家事が苦手
掃除・洗濯・炊事など、家事と一口に言ってもやることは山のようにあります。
やらなければいけないと頭では分かっていても、その手間を考えるとどうしても動き出す気になれないのが怠惰な人に共通する特徴と言えます。
特徴10.片付けが苦手でいつも部屋が散らかっている
先でもご紹介した通り怠惰な人は家事が苦手なことが多いです。
それはつまり片付けが苦手であることでもあるため、部屋はどちらかというと散らかっている傾向にあります。
寝る前に使ったものは全て元の場所に戻すことを実践するだけでも、部屋の状態は少し改善されるでしょう。
特徴11.よく失くし物をする
出かける直前に鍵やスマートフォンが見当たらず、なかなか出かけることができなかった経験はありませんか?
部屋が片付いていないと日常的に物をよく失くしてしまうため、生活をする上で不便だと感じる瞬間が多いのも特徴的です。
特徴12.浪費癖がある
怠惰な人はお金にもルーズな傾向にあり、欲しいものがあるととりあえず買ってしまうということも少なくありません。
月々絶対必要なお金を振り分けたのち、自由に使える範囲内でショッピングなどを楽しむようにしましょう。
特徴13.時間にルーズ
誰かと待ち合わせている時、毎回5分~10分、はたまた1時間以上遅刻していませんか?
怠惰な人はあらゆる面でルーズなことが多いですが、人を巻き込んでしまうのはあまり良くありません。待ち合わせの5分前には着くよう早め早めに用意しましょう。
特徴14.約束を守らない
先にご紹介した「時間にルーズ」というのにも通じますが、怠惰な人にとって人と約束をしてもきちんと守らないのは日常茶飯事。
しかしその時は良くても、信頼を失くし周囲からどんどん人がいなくなってしまうということにもなりかねないので注意しましょう。
特徴15.生活リズムが不規則
昼夜逆転生活を送っていたり、毎日不規則な生活を送っていませんか?
体質や仕事などにもよりますが、ある程度一定のリズムに則った生活をしないと健康にも良くないので、まずは毎日同じ時間に起床することを心がけましょう。
特徴16.マイペース
自分のしたくないことはしないなどの選択をし、自分の気持ちを一番大切にできるマイペースさは現代人にとって大切なもの。
ただしある程度人と足並みを揃えて行動をするよう意識すると良いかもしれません。
特徴17.ギリギリになるまで行動しない
メールの返事や公共料金の支払いなど、催促されているにもかかわらずギリギリまで放置してしまうという人も怠惰と言えるでしょう。
一度先延ばしにしてしまうとそのままになってしまいがちなので、その都度片づけてしまうのがおすすめです。
特徴18.言い訳をすることが多い
ついつい楽な方へと流されてしまった時、自分を正当化するために言い訳をしてしまうことはありませんか?
周囲のせいにして自分の非を認めないでいると、成長する機会も逃してしまいます。まずは言い訳するのをやめるところから始めましょう。
特徴19.人から借りた物を返さない
人から借りたものを面倒だからときちんと返さずにそのままにしてしまうというのも、怠惰な人にとっては日常的。
相手を雑に扱っているという印象を持たれかねないので、なるべく早く返すようにしましょう。
特徴20.忘れっぽい
「面倒くさい」という感情から物事をすぐに忘れてしまうというのも、怠惰な人の特徴の一つ。
その結果うっかりミスが増えてしまい何度も同じ過ちを繰り返すことになるので、忘れてはいけないことはメモを取ると良いかもしれません。
特徴21.合理的に行動することがある
面倒なことは早く終わらせてしまいたいという気持ちから、仕事の効率化を図りとにかく合理的に行動するという人も存在します。
このタイプの人は怠惰ではあるものの、自分の担当する仕事に関してはとても行動的なので周囲から評価を得ることもできるでしょう。
特徴22.ストレスフリー
無理をして行動したり、人に合わせたりすることがあまりないのでストレスフリーに生きることができるというのは、良い部分であると言えます。
自分に正直に生きられるため、怠惰というものは現代人にとってある程度必要なものかもしれません。
特徴23.小さいことを気にしない
何か起きるたびにそのことをいつまでも気にすることがないというのは、怠惰な人の良いところです。
自分だけではなく、他人のことでも同様に小さいことを気にしない部分があるので、神経質になることなく一緒にいられるでしょう。
特徴24.思いつめたり深く悩むことがない
小さいことをいつまでも気にすることがないので、物事について深く思い悩むこともあまりありません。
その大らかさが、怠惰な人の魅力なのかもしれません。
特徴25.正直で人から好かれやすい
嘘をつくといつまでも覚えていないといけないため、実は嘘をつくのはとても面倒なことです。
怠惰な人の中でもこのように考える人はどちらかと言えば正直者なので、少々ルーズであっても人から好かれやすいと言えます。
怠惰の使用例
「怠惰」を使った例文をいくつかチェックしていきます。
例文1.『夏休みの間中怠惰な生活を送っていた。』
するべきことをするのでもなくだらだらと過ごしている様子は、「怠惰」の一言で言い表すことができます。
言い方にもよりますが、自分の生活スタイルをあえて「怠惰」と表現することで、今後の自分に対する戒めのニュアンスも含めていると言えます。
例文2.『怠惰な自分を変えたい。』
怠惰な生活を送っていると、徐々にそんな自分に対して嫌気がさしてきます。
怠惰な自分を変えようと決めたルールを全部守ろうとすると途中で挫折してしまうので、できることから少しずつ変えていくというのがポイントです。
怠惰になる原因
頑張りたいのについだらだらと怠惰な生活を送ってしまうのは、以下のようなことが原因となっているかもしれません。
ストレス・疲れが溜まっている
公私ともに忙しい
不規則な生活を送っている
食生活が乱れている
物事を先延ばしする癖がついている など
怠惰な生活を送ってしまっているというのは決して悪いことではなく、自分自身の心や体の健康状態を知るためのヒントになります。
「最近怠惰になっている」と感じたら、心や体のどこかが不調を訴えている可能性があります。
先に挙げた原因の一覧に心当たりがあるのであれば、一度自分の心身とじっくり向き合うようにしましょう。
怠惰を改善する方法
ここからは、怠惰を改善するための方法をご紹介します。
方法1.きちんと休息を取る
怠惰な生活を改善したいのであれば、まずは心身ともにきちんと休息を取りましょう。
しなければいけないことがあるのに手につかないのは、心身ともに疲労が蓄積している可能性が高いです。
三食栄養バランスの取れた食事を摂ったり、じっくり湯船に浸かったり、自然を味わいながら散歩をするのも良いかもしれません。
自分の疲れた心と体にきちんと寄り添うことが怠惰な生活改善のための第一歩になります。
方法2.怠惰だと思う生活習慣とその改善策を考える
怠惰な生活を送る自分に嫌気がさしているのであれば、具体的にどのような部分が嫌だと思うのか紙に書き出してみましょう。
一日中ベッドでごろごろしている、丸一日スマホでネットサーフィンをしている、掃除をしていない、身だしなみをととのえていないなど、人によって気になっているポイントは様々です。
気になっている怠惰なポイントが書き出せたら、次にそれぞれの改善策を考えます。
例えばベッドで休むのならタイマーをセットする、デジタルデトックスを試してみる、一日一ヵ所だけ掃除をする、出かける予定を作るなど、考えてみれば意外と楽しいものです。
大切なのは継続することなので、「これなら続けられそう」と思える改善策を試しましょう。
方法3.タイムスケジュールを作成する
一日の時間をどのように使って良いか分からずついだらだらしてしまうのであれば、タイムスケジュールを作るのも一つの手です。
タイムスケジュールとは一日24時間の予定を細かく決めるものです。
起床時間・食事時間・仕事・運動・趣味・就寝など、一日をどう過ごすかある程度決め可視化することができるので、自分が作成したタイムスケジュールを意識すれば暇だからと言ってだらだら過ごすことは減るでしょう。
趣味や勉強にきちんと時間を充てられるようになるだけでなく、徐々に生活リズムも整っていくのでおすすめです。