パリピ(パーティーピーポー)の意味とは?

パリピ(パーティーピーポー)の意味
パリピ(パーティーピーポー)とは、クラブへ通うことやイベント事が好きな人のことを意味する言葉です。
とは言え最近では、単にテンションが高い人のことを指す言葉として使われることが多くなってきました。
若者言葉の一覧にも収録されています。
パリピの由来と語源
パリピは英語の"party people"が由来となった言葉で、この"party people"は元々パーティー好きな人々・パーティーの常連客と言えるセレブを意味する言葉でした。
日本ではどちらかと言うとパーティー気分の人といった意味合いで定着しつつあります。
パリピの言い換え表現
パリピの類語として、「ウェイ系」「陽キャ」「リア充」「やりらふぃー」などが挙げられます。
いずれもテンションが高く明るい性格をしている人のことを指す言葉として使われていますが、中でも比較的新しい言葉として認識されているのが「やりらふぃー」です。
「やりらふぃー」はとある高校の生徒が踊っている様子をTikTokにのせたところ流行ったノルウェーのアーティスト「Meland x Hauken」の楽曲「CHERNOBYL 2017」のサビが「やりらふぃー」と聴こえたことが由来となっており、今ではテンションが高い人のことを若者の間でこのように言い表すようになりました。
掛け声として口にすることもあるようなので、覚えておくと皆のテンションが上がっている場面で使うことができるかもしれません。
パリピの派生語
ここからは、パリピから派生した言葉の一部をご紹介していきます。
ガン萎えパリピ
ガン萎えパリピとは、非常にテンションが下がっている様子を表す言葉です。
この言葉の中で「パリピ」は「とても」を表す強調表現として使われているので、この上なくがっかりする出来事があった際などに使いましょう。
鬼パリピ
鬼パリピとは、「やばい」「すごい」などを更に強調するための言葉です。
「鬼パリピ美味しいパン買った」などのように使い、「これまでにはない」「本当にすごい」といったニュアンスを強調することができるので、何かを強調したい際に積極的に使いましょう。
一生パリピ
一生パリピとは、「一生遊んでいたい」という意味の言葉です。
SNSに写真や動画を投稿する際にハッシュタグをつけて使われることがほとんどで、2018年には「インスタ流行語大賞」にも選出されました。
最高パリピ
最高パリピとは、「とても最高」という意味の言葉です。
「欲しかった服が買えて最高パリピ」のように使い、この上なく気分が良い時などに使われる傾向にあります。
パリピ酒
パリピ酒とは、度数が高く見た目も良いお酒のことを言います。
最近ではパリピが好むようなSNS映えするデザイン性の高いお酒を取り扱うお店も出てきているので、今後更にこの言葉の認知度が上がる可能性があると言えます。
パリピは死語?
パリピという言葉は2015年に「ギャル語流行語大賞」で1位にランクインして以来、様々な派生語と共に若者の間で愛されてきました。
しかし10代の若者の間では、やや古い言葉として認識されつつあるのが現実です。
言葉の流行り廃りはとても早いものですが、パリピも死語への一途をたどっていることを知っておきましょう。
パリピの英語表現
パリピの英語表現は、語源にもなった"party people"であることは間違いではありませんが、"party animal"と言うこともあります。
"party animal"も"party people"と同様に「パーティーが大好きな人」という意味で、ネガティブな意味合いはあまりありません。
「社交的」「お酒に強い」といったニュアンスも含まれ、プラスの意味合いで使われることも多いですが、会話の流れや文脈によっては悪い意味で言ったと捉えられることもあるので注意しましょう。
パリピの例文
ここからは、パリピを使った例文を通してその使い方を確認していきます。
例文1.『パリピっぽい服装』
一般的にパリピのような服装とは、華やかでトレンドを押さえている服装のことを言います。
露出度が高くセクシーなものは「パリピっぽい」と表現されることが多いので、併せて覚えておきましょう。
例文2.『この間のハロウィンはみんなで集まってパリピした』
この例文では、「わいわい騒いで楽しく過ごした」といった意味合いでパリピが使われています。
動詞のように使うことができるので、「楽しいことをした」と相手に伝える時にも積極的に使いましょう。
例文3.『週末は自宅系パリピ』
パリピの派生語の一つと言えますが、公の場ではなく自宅で鍋パーティーやたこ焼きパーティーをして楽しく過ごす「自宅系パリピ」という言葉が最近誕生しました。
友達を自宅に招く時に「自宅系パリピしよう」などと言うと空気を盛り上げることができるでしょう。