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曲者(くせもの)とは?意味・読み方・類語・例文などの使い方・特徴

最終更新日: 2022年4月3日 (公開日: 2022年3月9日)

曲者という漢字は読めましたか?普段の生活ではあまり使わないですが、時代劇などでよく聞く聞きますよね。

ここでは曲者の読み方・意味・使い方と一緒に、曲者な人の特徴なども併せて紹介していきます。

曲者の読み方

「曲者」は「くせもの」と読みます。

簡単な漢字から構成されていますが、日常的にあまり見聞きする言葉ではないので「まがりもの」と読んでしまった人もいるかもしれません。

ですが、クイズキャッスルで集計したデータによると、曲者の読み方理解率を見てみると99.1%もおり、意外と理解率が高くなっています。

<理解率の調査概要>

「癖者」と表記される場合もあり意味的には「曲者」とほとんど同じですが、厳密に言えば「曲者」は性格などが曲がっていることを、「癖者」は偏った習慣や特性があることを表しているため、知識として知っておくと良いかもしれません。

また「きょくしゃ」と読む場合もありますが、この場合「芸能に優れた人」や「芸能をよくする人」などを意味する言葉になるため注意しましょう。

曲者の意味

「曲者」を辞書で調べると、「盗賊などの怪しい者」「ひと癖あって、したたかな人物」「表面には現れていない何かがありそうで、油断できないこと」「普通とは違った人物、なみなみでない人」と4つの意味があります。

元々は「心の曲がったもの」という意味があり、他者に意地悪をしたり悪意を持つ人のことを言ったようですが、近年では「ひと癖ある人」といった意味で使われることの方が多いです。

あまり良い意味を持つ言葉ではないため、直接人に使うというのは避けた方が良いでしょう。

曲者の類語

「曲者」の類語として、「食わせ物」や「一筋縄ではいかない」などが挙げられます。

「食わせ物」は「表面はさりげなく見せておいて、実は油断のならない者」を、「一筋縄ではいかない」は「普通のやり方では処理できず、うまくいかないこと」をそれぞれ意味しており、「あの人は食わせ物だ」「あの人は一筋縄ではいかない」などのように、どちらも人に対してよく使われます。

曲者と同様どれも良いニュアンスの言葉ではありませんが、上手く使いこなすことができれば表現の幅を広げることができますね。

曲者の使い方

では「曲者」という言葉は、実生活の中でどのような使い方ができるのでしょうか。

例文を見ながら分かりやすく解説していきます。

【使い方1】曲者ぞろい

曲者ぞろいという言葉を耳にしたことはあるでしょうか。

「曲者ぞろい」は基本的には「ひと癖あって、したたかな人物が揃っている」というややマイナスな意味で使われますが、文章によっては「個性が豊かである」といったプラスのニュアンスが含まれることもあります。

例えば「今年の新入社員は曲者ぞろいだ」という文章の場合、「個性が豊かで非凡な新入社員が揃っている」という意味で捉えられます。

もちろんマイナスの意味合いで使われることも多いので、どのような文章で使われているのかを確認し、「曲者ぞろい」が表している意味を見極めましょう。

【使い方2】彼はなかなかの曲者なので私とは気が合わない

この例文での「曲者」は「彼はひと癖あって、私とは気が合わない」という意味で、ネガティブな表現として使われています。

類語でもご紹介した「一筋縄ではいかない」を使って言い換えてみても良いかもしれませんね。

ひと癖ある人というのはどこか変わっていて扱いづらく、あまり良いイメージも持たれないもの。

程よい距離感で付き合っていくようにしましょう。

【使い方3】屋敷に曲者が紛れ込んだ

この例文では、「盗賊などの怪しい者」という本来の意味で「曲者」が使われています。

よく時代劇で聞く「曲者じゃ、であえであえ」という言葉と同じ意味合いであるため、一番しっくりくるという方も多いのではないでしょうか。

あまりピンと来ないという方は、一度時代劇を楽しみながらそのニュアンスを掴んでみてくださいね。

曲者を英語で表現すると?

「曲者」という言葉はその言い回しからも日本独自なもののように思えますが、英語で言い表すとどのような言葉がぴったり当てはまるのでしょうか。

調べてみると日本語の「曲者」に近しい言葉として、 “snake” や “a shady person” があります。

“snake” は皆さんもご存じの通り「蛇」という意味の単語ですが、スラングとしては「嫌な奴」「裏切者」といった意味で使われています。

また “a shady person” は「怪しい人」「胡散臭い人」という意味で使われるので、会話の中では ”She’s a snake.” “He’s a shady person.” などのように使ってみましょう。

日本に限らずどの国においても曲者は存在するため、誰かの話をしている時にこの言葉が出たら少し警戒した方が良いかもしれませんね。

曲者な人の特徴

「曲者」の言葉の意味を見てきましたが、曲者とは具体的にどのような人のことを言うのでしょうか。

ここでは、曲者な人の特徴についてご紹介します。

我が強い

自分の意見をきちんと持っているというのはとても良いことですが、間違った知識に基づいた意見を押し通そうとするのは曲者がやること

曲者は「自分が一番正しい」と潜在的に思っている人が多いため、人の意見も受け入れられず自分が折れることもできません。

しかし人間関係を構築する上で、ある程度お互いを受け入れ、価値観や意見の違いも認め合うというのは何歳になっても大切です。

相手の意見に対し「それは違う」「自分の方が正しい」と思っても、一度冷静になって相手の意見にも耳を傾ける余裕を常に持っていたいですね。

素直さがない

曲者な人の特徴の一つとして、素直さがないことも挙げられます。

何か自分がミスをしてしまった時にすぐに謝罪したり、誰かに何かをしてもらった時にきちんとお礼を言うなど、素直に自分の気持ちを相手に伝えることができないため、それが原因でトラブルに発展することもしばしば。

謝罪やお礼の代わりに余計な一言を言ったり、素直じゃない言動をしていると誰からも相手にされなくなってしまうため、孤立してしまっていることも多いです。

柔軟性がない

生きていれば人や物などはどんどん変化していくのは当たり前のこと。しかし曲者な人というのは、その変化を受け入れることができません

物事の変化に柔軟に対応していかないといけない場面でも、自分の価値観や考えを優先し周囲の人と足並みを揃えて行動できないため、結果的に足を引っ張り迷惑をかけてしまいます。

不測の事態というのは常に起こるものですが、そんな状況も周囲と協力してこそ乗り越えられます。

頑固にならず柔軟性を持って物事に対応していきたいものですね。