虚言癖とは?20個の特徴で具体的に意味や行動を解説。
虚言癖とはどういう意味か
虚言癖とは、繰り返し噓をつく人間の性質ことで、分かりやすくいえば「嘘つき」です。
明確な理由なく噓をつき、嘘をつくことが癖になっている状態になっている人のことを指します。
心理学者であるアントン・デルブリュック(ドイツ)が1891年に提唱しました。
虚言癖がある人の特徴
特徴1.平気で噓がつける
虚言癖がある人の最大の特徴は、やはり平気で噓がつけることです。
自分のプライドを守ったり、誰かにすごいと認めてもらったりするためであれば、何の抵抗も罪悪感もなく平気で噓をつきます。
特徴2.目を合わせない
虚言癖がある人は、相手と目を合わせることが苦手です。
目と目を合わせると、嘘を見破られてしまうような気持になるため、目を合わせない特徴がつい出てしまうのです。
やはり、「目は口ほどにものを言う」ようです。
特徴3.強いコンプレックスや劣等感がある
虚言癖がある人には、強いコンプレックスや劣等感があるのが特徴です。
他人に自分の弱みやダメなところを見せることができず、それを誤魔化すために嘘をついてしまうのです。
特徴4.同じ仕草を繰り返す
虚言癖がある人の中には、嘘がバレないか不安な気持ちを落ち着かせるため「なだめ行動」が癖になっている人がいます。
髪の毛を触る、貧乏ゆすりをするなど、仕草は人それぞれ違いますが、落ち着きなく同じ仕草を頻繁に繰り返すのが特徴です。
特徴5.プライドが高く、承認欲求が強い
誰にでもプライドはありますが、虚言癖がある人は、人一倍プライドが高く、承認欲求が強い特徴があります。
見栄っ張りで理想が高く、こうありたいと願う自分像と現実の自分のギャップを埋めるため、さまざまな嘘をついてしまうのです。
特徴6.甘えん坊で寂しがり屋
いつも誰かにかまってもらいたい甘えん坊で寂しがり屋の特徴がある人にも虚言癖がある人が多いです。
親からの愛情を幼少期にもらえず、愛情不足で育ったことが原因であることが多く、その愛情を他人に求め、嘘をついてでもかまってもらおうとします。
特徴7.不幸自慢をして悲劇のヒロインを演じる
虚言癖がある人の中には、ありもしない不幸話をして周囲から同情してもらうことに快感を覚える人も少なくありません。
不幸自慢をして悲劇のヒロインを演じるのが特徴で、不幸なのに頑張っている自分に「大変だね」と言って注目してもらうことに喜びを感じているのです。
特徴8.SNSなどで金持ちアピールをする
虚言癖がある人は、SNS利用率が高く、ありもしないことを投稿して偽った自分を演出します。
特に行ったこともない高級店の画像、自分のものではない高級品の写真を投稿するなど、SNSなどで金持ちアピールをするのが特徴です。
特徴9.会う人によってコロッと言動を変える
虚言癖がある人は、嘘をついてでも自分を良く見せようとする人たちです。
自分を良く見せるためであれば、相手が男性か女性か、自分より目上かどうかによって態度を変えることに抵抗はありません。
自分に利益がある人かどうか会う人によってコロッと言動を変えるのが特徴です。
特徴10.秘密や隠し事がある
虚言癖がある人には、秘密や隠し事があるといった特徴が見られることが多々あります。
実は虚言癖のあるなしに関わらず、人は秘密にしたいことがあると嘘をついてしまいます。
秘密を隠すために嘘をつき、その嘘がバレないように、さらに嘘をつき、気づいたら虚言癖に…なんてこともあるようです。
特徴11.八方美人
虚言癖がある人は、相手から興味を持ってもらいたいがために、相手が喜びそうな嘘や綺麗事を言ってしまうことがあります。
八方美人な特徴から、相手と話を合わせるために、さまざまな嘘をついてしまうのです。
特徴12.嘘をついているという自覚がない
虚言癖がある人には、そもそも嘘をついているという自覚がない(自覚があってもその自覚が薄い)といった特徴があります。
自然と悪気なく噓をつくことが癖になっているので、現実と噓との境界が曖昧になっている人もいるようです。
特徴13.トラウマを抱えた人が多い
虚言癖がある人の中には、過去に強く怒られた、あるいは強く責められたなど、トラウマを抱えた人が多いのも特徴です。
自分のミスだったとしても、自分自身の心とプライドを守るために嘘をついて、他人のせいにしたり、隠し事をしてしまったりします。
特徴14.計画的な行動や地道な努力ができない
虚言壁がある人は、計画的な行動や地道な努力ができない特徴があります。
自分が何かミスをしたら、周りの環境や人のせいにして自分の努力不足を一切認めません。
自分を正当化するために嘘をつくのです。
特徴15.自分の弱みを人に見せられない
虚言癖がある人の中には、「自分は周りの人より劣っている」と思い込んでいる人がいます。
自分の弱みを人に見せられないのが特徴で、能力的、人間的に人より劣っていることを知られたくないがために、自分を大きく見せようと一生懸命嘘をついているのです。
特徴16.何でも自分優先で考える
何でも自分優先で考える特徴がある人、特に特権意識が強い人には、虚言癖がある人が多い傾向があります。
共感性がなく、人よりも良い待遇を受けたいがために嘘に嘘を重ねてしまうようです。
特徴17.人から注目されたい目立ちたがり屋
人から注目されたい目立ちたがり屋の特徴がある人も虚言癖があることがあります。
目立ちたがり屋の人は、承認欲求が強く、人からすごいと思われたいがために話を盛って大げさにしてしまい、気づいたときには嘘をついていたなんてことも多々あるようです。
特徴18.思い込みが激しい
虚言癖がある人は、たまたま自分の存在に気づいてもらえず挨拶をされなかっただけで「仲間外れにされた」と思い込んでしまうなど、思い込みが激しい特徴があります。
また、たとえそれが誤解だったとしても聞く耳を持たない頑固な一面も兼ね備えています。
特徴19.つじつまが合わなくても気にせず嘘を重ねる
虚言癖がある人は嘘をつきなれているので、人からつじつまが合わないと指摘されても気にせず嘘を重ねてしまう特徴があります。
矛盾している部分を巧妙な説明でごまかしたり、さらなる嘘を重ねてみたりして、嘘を乗り切ってしまうのです。
特徴20.ジェスチャーが大げさで早口
虚言癖がある人は、ジェスチャーが大げさで早口な人が多いといった特徴があります。
相手の気を逸らして嘘がバレないようにする心理が働き、自然と身振り手振りが大げさになり、早口になってしまうようです。
虚言癖はこちらの一覧にも収録されています。