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バッファの意味とは?使い方や類義語も併せて解説

(公開日: 2023年4月15日)

バッファの意味とは?

バッファとは、ゆとりや余裕という意味を言い表す際に用いられるビジネス用語のひとつです。

バッファはバッファーと表記されることもあります。

バッファはこちらの一覧にも収録されています。

バッファの語源

バッファは英単語の「buffer(読:ばっふぁ)」が語源とされており、日本語で直訳すると「緩衝材」や「緩和物」となります。

この「物理的にぶつかりあう物同士の間に入り、その衝撃を吸収する」という緩衝材はの特徴や、緩衝材を挟むことによって物理的に空間が生まれることから余裕やゆとりという意味合いで用いられるようになりました。

バッファを使う場面

バッファは用いられる分野によって意味合いが変化してきます。

ビジネスシーンの場合

ビジネスの場においてバッファは先述した通り、余裕やゆとりを言い表す際に用いられます。

バッファが表す上記の意味合いは、場所などのスペースや備品の予備在庫、人員といった物理的なものから納期スケジュールや予算まで幅広く用いることのできる非常に汎用性の高い言葉です。

また、バッファ本来の「緩衝材」という意味から、人と人との間に入る「調整役」や「仲介役」もしくは「サポート役」を担う人に対しても用いられます。

IT分野の場合

IT分野においてのバッファはすぐには処理することができないデータを一旦溜め込む場所を言い表す際に用いられます。

この一旦データを溜め込む場所のことを日本語では「保存領域」と呼びます。

バッファの類義語

サポート

サポートは「支える」という意味を持つ言葉です。

バッファの「緩衝」という意味合いと、ビジネスの場において「サポート役」というニュアンスで用いられることから、バッファの類義語のひとつとして挙げられます。

クッション

クッションは欧米式の座布団を指す言葉として広く認知されていますが、その使用用途からバッファと同じく「緩衝」という意味合いでも使用されることがあるため類義語のひとつとされています。

バッファの使用例

バッファの具体的な使い方は以下となります。

余裕やゆとりの意味合いで使用する時。

  • 「この作業スケジュールは、納期まで充分なバッファ(時間的余裕)を取っているのでじっくり取り組むことができる。」

  • 「Aの商品は人気なので次の発注は多めに掛けてバッファ(在庫の余裕)を持たせておこう。」

  • 「次回の会議は参加人数が増えるかもしれないのでバッファ(スペースの余裕)のある場所を押さえておこう。」

人と人の間に入る「仲介役」や「サポート役」の意味合いで使用する時

  • 「AさんはクライアントのBさんと大学時代親交があると聞いたので、うちとのバッファ(仲介役)を頼みたい。」

  • 「C君はまだ営業に慣れてないのでバッファ(サポート役)としてD君にも同行してもらう。」

  • 「Eさんがバッファ(調停役)をかって出てくれたおかげで双方打ち解けたようだ。」

「保存領域」の意味合いで用いる時。

  • 「バッファ(保存領域)が少ないから処理に時間がかかってしまう。」

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