スクリーニングの意味とは?類義語や具体例を語源と併せて解説
スクリーニングの意味とは?
スクリーニングとは、「審査」や「選考」もしくは「ふるい分け」を意味する言葉で、ある条件を設定してそこから対象を照らし合わせて選別する行為がこれに該当します。
スクリーニングはこちらにも収録されています。
スクリーニングの語源
スクリーニングは英単語の「screen(読:すくりーん)」が語源となります。
screenは名詞としては「幕」や「画面」といった意味となりますが動詞では「ふるいにかける」「選抜する」という意味を持ちます。
ここに「ing」を加えた動名詞の「screening(読:すくりーにんぐ)」になると「選考」という意味になります。
この動名詞になったscreeningを、意味合いそのままスクリーニングとカタカナ表記にして用いられるようになりました。
スクリーニングの具体例
スクリーニングの意味合いを持った行為は様々な分野に存在します。
スクリーニング検査
スクリーニング検査とは、医療の分野において主に疾患のない無症状者を対象に行われるもので、あるひとつの疾患に対してその発症が予想される人とそうでない人をふるい分けることを目的とした検査を指します。
また、胎児スクリーニング検査というものも存在しており、これは胎児に異常がないかを調べる検査です。
通話スクリーニング
通話スクリーニングとは、スマートフォンに搭載されている設定のひとつです。
通話スクリーニングを設定すると、電話に出る前に自動音声が相手に応答し名前と要件を確認します。
相手がそれに応答すると話した内容が文字となって画面に表示されるので、アドレス帳に登録していない番号から掛かってきた際に使用すれば、それが迷惑電話なのか否かを判断することができます。
スクリーニング調査
スクリーニング調査とは、ある事柄に対して調査を行いたい際に大勢いる対象者からより調査内容に合致する対象者を選別するいわゆる「事前調査」のことを指します。
この調査を行うことにより、合致しない対象者にかかる調査経費を削除できるというメリットがあります。
スクリーニングの類義語
フィルタリング
フィルタリングとは「選別」を意味するスクリーニングの類義語となる言葉です。
選別という言葉だけ見ると、ふたつの言葉は同じのように感じますがスクリーニングが主に「設定した条件に合致しているものを選ぶ」というニュアンスで用いられるのに対し、フィルタリングは「必要か不必要かを判断しより分ける」意味合いとなります。
選考
選考もスクリーニングの類義語とされている言葉ですが、選考は主に人に対して用いられる言葉となります。
ある基準を設けて、対象となる複数の人物からそれぞれの人柄や能力を面談や書類などで調査し、より基準に合致する人物を選び出すことが選考の意味となります。
選考は「オーディション」という言葉にも言い換えられることがあります。