チープの意味とは?語源や類義語などを併せて解説
チープの意味とは?
チープとは「安っぽい」を意味する言葉です。
価格に見合わない見た目であったり、低価格なものと感じてしまうときなどに用いられます。
また下品な人をまれに「チープな人」と表現することもあります。
チープの語源
チープの語源は英語の形容詞「cheap」からきております。
英語のcheapは「安物」や「ちんけな」「品質が良くない」という意味合いも含んでおり、表記だけをカタカナに変えたのがチープとなります。
チープの類義語
チープは様々な類義語が存在します。
陳腐
陳腐(ちんぷ)は「ふるくさい」や「よくありがちでつまらない」という意味を持つチープの類義語のひとつです。
リーズナブル
リーズナブルは読み方と同じ、英語の「reasonable」からきています。
日本では「激安」や「お買い得」という意味合いで用いられることがほとんどですが、英語では「見合った価格」つまり「妥当」という意味で使用されます。
また、英語のreasonableはチープと同じく人に対しても使うことができます。
その場合は「分別のある人」や「わきまえた人」といった意味合いとなります。
キッチュ
キッチュとはチープと同じく「安っぽい」という意味合いをもつ言葉ですが「いんちき」や「俗悪」という意味も持ち、文化批評用語として用いられる言葉です。
キッチュは元々はドイツ語の方言である「kitschen」という「かき集める」や「塗りたくる」が語源でそれを形容詞化したものが「Kitsch(キッチュ)」となりました。
チープの使い方
チープという言葉は値段や品質の比較に用いるだけでなく、以下の場でも用いられることごあります。
ポジティブな意味の場合
チープはその意味合いから、どうしてもネガティブな言葉に捉えられがちです。
しかし、お金を掛けずお洒落を楽しむ考え方の「チープ・シック」や、安価でも高機能で根強い人気を誇る時計メーカーCASIOのスタンダード商品「チープ・カシオ」など、ポジティブな意味でもこのチープは用いられることがあります。
食品の場合
食品の味などの表現する場合、チープの意味合いは「レトルトやインスタントみたいな味」などがあります。
また「昔の味」を表現する場合にも、チープという言葉を用いることがあります。
ラップミュージックの場合
ラップミュージックの中で、MC(歌い手)同士で行われるラップバトルというものが存在します。
このMCバトルは、ビートに合わせてお互いが即興でラップをするというものです。
相手をディスる際にチープという言葉を「低品質」という意味で使用することがあります。