マターの意味とは?類義語や使う際の注意点、実際の例文も併せて解説!
マター(ビジネス用語)の意味とは?
マターとは、ビジネス用語で担当や案件を意味する言葉です。
一般的にはmatterは単なる問題というように訳されますが、ビジネスシーンでは担当者というニュアンスを持ちます。
つまり「Aさんが抱えている問題」から転じて「Aさんが解決すべき・担当すべき問題」という意味になったと考えると理解しやすいでしょう。
マターはこちらにも収録されています。
マターの類義語
マターの類義語を2つ紹介していきます。
担当
ビジネスでのマターを日本語で表現すると担当あるいは担当部署、担当者という言葉が近いでしょう。
「これは山田マターね」などの発言は「山田さんが担当者ね」という意味になります。
単に担当するだけではなく「山田さんが責任を持って担当してね」や「山田さんが責任者だから、ある程度の決定権もあるよ」というニュアンスが込められます。
単に「担当は山田さん」というよりも、「山田さんのマターね」という方が裁量権は大きくなるでしょう。
お預かり
「管轄」といったニュアンスで「お預かり」もマターの類義語の1つになります。
「これはA社お預かりの案件です」は「これはA社のマターです」と言い換えることができるでしょう。
「担当」や「責任」というよりも、少し丁寧で柔和な表現になります。
マターを使う際の注意点
ビジネスシーンではよく使われるマターという言葉ですが、実は身内感で使用するのがふさわしい言葉です。
すなわちフォーマルな場所では一般的に使わない言葉ですので、社外の人と話す場合は気をつけましょう。
得意先に対して「それは僕のマターですので」というのは、失礼にあたってしまいます。
その場合は「それは僕が担当いたします」のように、言い換えた表現を使うようにしましょう。
また、社内であっても目上の人に対してはふさわしくない表現だと言われています。
上司から「この案件、高橋と近藤のどちらが担当する?」と聞かれた時は「高橋マターです!」などと言わずに「高橋が担当します」のように答えるのが適切でしょう。
マターの使い方
マターの使い方を例文で2つ紹介していきます。
「これは○○さんマターで!」
誰かに仕事をお願いする時は「これは〇〇さんにお願いします」と伝える代わりに「これは〇〇さんマターで!」と伝えることができます。
前述の通り、「〇〇マター」と伝えた方が相手に裁量権を渡していることを分かりやすく伝えることができます。
「これは営業部マターじゃないなぁ」
個人単位ではなく、部署単位でもマターという言葉を使うことができます。
たとえば部署外の人に問題を持ってこられた時「これは自分たちの部署では対応できない」ということを「これは営業部マターじゃないんだよね。経理マターだから、経理に行けば良いんじゃないかな」と伝えることができます。