インドの国旗。由来や似ている国の国旗も
インドの国旗
インドの国旗はサフラン色・白・緑の3色から成り立っていて、中央には「アショーカ・チャクラ」と呼ばれる紋章が入っています。
アショーカ・チャクラは仏教の法輪を象徴しており、その法輪を構成する24本のスポークにはそれぞれきちんと意味があります。次の項で詳しく見ていきましょう。
インドの国旗の由来
インドの国旗はサフラン色・白・緑及び紋章から構成されていますが、サフラン色はヒンズー教・勇気・自己犠牲を、白はヒンズー教とイスラム教の和解・平和・真実・純粋さを、緑はイスラム教・信仰・繁栄・公正をそれぞれ表しています。
また紋章であるアショーカ・チャクラの24本のスポークは24時間(一日)を象徴していて、更には以下の意味合いも込められていると言われています。
愛
勇気
忍耐強さ
心の穏やかさ
寛大さ
善良
信念
優しさ
無欲
自制心
自己犠牲
誠実
正しさ
公正
慈悲深さ
優雅
謙虚
忠誠
共感
精神的知識
許すこと
正直
永遠
希望
全ての国民が目指すべき姿としてこれらの教えも国旗に描かれています。
インドの国旗はいつから使われているか
現在のインドの国旗が正式に国旗として制定されたのは、1947年7月22日のことです。
インドは1858年~1947年までイギリスの植民地 イギリス領インド帝国として成立しており、その頃の国旗は赤地にインドの国章とユニオンジャックが入ったものでした。
現在のインドの首都はニューデリーですが、その当時はコルカタが首都だった期間も存在します。
インドの国旗に似ている他の国旗
最後に、インドの国旗に似ている他の国の国旗をご紹介します。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧」をご覧ください。
アイルランドの国旗
インドの国旗は、アイルランドの国旗と色合いがとてもよく似ています。
緑・白・オレンジの3色から構成されていて、緑はカトリック教徒を、オレンジはプロテスタント教徒を、白はカトリック教徒とプロテスタント教徒の調和を表しています。
アイルランドの国旗についてはこちらをチェック!
コートジボワールの国旗
コートジボワールの国旗もインドの国旗とよく似ていますが、インドのものよりも若干オレンジ(サフラン色)の色味が明るいと言えます。
オレンジはサバンナ地帯と繁栄を、緑は南部の森林地帯と希望を、白は北部・南部の統一と平和をそれぞれ象徴しています。
国旗クイズにもチャレンジ!