タイの国旗。由来や似ている国の国旗も
タイの国旗
タイの国旗は赤・白・紺の3色から成り立つ3色旗で、タイ語で「トン・トライロング」と呼ばれています。
タイでは朝・夕に国歌が流れ、その時間帯に合わせて公共の場や学校などで国旗が掲げられます。
この間は国民はもちろん旅行で訪れている者も全員起立して敬意を示さなければいけないため、タイに訪れた際には現地の人と同じように行動するようにしましょう。
タイの国旗の由来
タイの国旗を構成する赤・白・紺は、赤は国家及び国民の団結力を、白は白象及び宗教を、紺は国王及び国民の忠誠心をそれぞれ意味します。
現在紺色の部分は元々は赤色が充てられていましたが、連合国(当時のアメリカ合衆国・イギリス・フランス・ソビエト連邦・中華民国)に対する結束の証として紺色に変更されました。
タイの国旗はいつから使われているか
タイの国旗が現在のデザインで制定されたのは、1917年9月28日のことです。
現在の国旗はフランスのトリコロールを思わせるようなデザインですが、一番最初に国旗として用いられていたものは赤一色の無地のものでした。
その後スダルシャナ・チャクラと呼ばれる紋様や白象などが中央に描かれたものが登場。
しかし、1910年に国旗が上下逆で掲げられる国旗逆掲揚事件が起こったことがきっかけで、最終的に全てが対称になった現在のデザインになったと言われています。
タイの国旗に似ている他の国旗
最後に、タイの国旗に似ている他の国の国旗をご紹介します。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧」をご覧ください。
コスタリカ共和国の国旗
中央アメリカ南部に位置するコスタリカ共和国の国旗は、上から青・白・赤・白・青が並んでいるストライプ柄のものです。
色の配置はやや異なりますが、コスタリカ共和国の国旗はタイの国旗にとても似ていると言えるでしょう。
それぞれの色には以下のような意味が込められています。
青:カリブ海・太平洋・空・希望
白:国土・資源・平和
赤:情熱・献心・愛国心
またコスタリカ共和国の国旗には、画像のように国章が入っているものと入っていないものが存在しますが、民間仕様の場合に限り国章の入っていないものが使用されるようです。
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