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アルゼンチンの国旗。由来や似ている国の国旗も

(公開日: 2022年9月11日)

アルゼンチンの国旗

南アメリカの南部に位置するアルゼンチンの国旗は、水色と白の三層から成り立ち中央には金色の太陽のマークが入っています。

1810年5月18日~25日までの間にブエノスアイレスで起きた五月革命の際帽章にこの色味が使われていたことや、アルゼンチンの政治家・軍人のマヌエル・ベルグラーノが軍旗としてこの旗を使っていたことなどが、今日この旗がアルゼンチンの国旗に採用される所以となりました。

アルゼンチンの国旗の由来

アルゼンチンの国旗の上下に渡る水色はそれぞれ海と空を、そして白はアルゼンチン・ウルグアイ間を流れるラプラタ川や正義・友情・真実を意味します。

また中央の太陽は「五月の太陽」と呼ばれており、これはスペインからの独立を宣言した五月革命の際にそれまでずっと降っていた雨が止んで雲の間から太陽が差したことに由来しているようです。

以来この五月の太陽は独立のシンボルと言われています。

アルゼンチンの国旗はいつから使われているか

アルゼンチンの現在の国旗のデザインが正式に制定されたのは1818年です。

スペインの支配下にあった時代のうち1785年~1812年頃にかけてはスペインの国旗が掲げられていましたが、マヌエル・ベルグラーノによって作成された白と水色の2色の旗が登場するとその色味をベースとした国旗や小旗がデザインされるようになりました。

1818年からは五月の太陽が中央に加えられています。

アルゼンチンの国旗に似ている他の国旗

最後に、アルゼンチンの国旗に似たデザインの国旗をご紹介します。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧」をご覧ください。

ウルグアイの国旗

ウルグアイの国旗は、アメリカの国旗の構成に似ていますが色味や五月の太陽があしらわれている点などがアルゼンチンの国旗を彷彿とさせます。

青・白の9本のストライプ柄は独立する際の州の数を、青は自由を、白は平和を意味しています。

エルサルバドルの国旗

エルサルバドルの国旗も、アルゼンチンの国旗と同じように青と白のシンプルなストライプ柄をベースとしています。

中央には国章があしらわれており、トライアングルの中には5つの火山と虹、そして火山と虹の間にはフリジア帽と呼ばれる帽子が描かれていて、それらを取り囲むように月桂樹の葉と文字があしらわれています。

5つの火山は中央アメリカの5つの国を、フリジア帽は自由を、月桂樹は14個の州をそれぞれ表していて、金色の文字は「中央アメリカエルサルバドル共和国」を意味します。

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