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オランダの国旗。由来や似ている国の国旗も

(公開日: 2022年9月20日)

オランダの国旗

オランダの国旗は、上から赤・白・青の3色から構成されている三色旗です。

世界で初めてのトリコロールと言われており、「プリンセン・フラーグ」という呼び名で国民から愛されています。

オランダの国旗の由来

オランダの国旗に使われている赤・白・青の3色には、以下のような意味合いが込められています。

  • 赤:国民の勇気・強さ・頑強さ

  • 白:信仰心・平和・誠実

  • 青:忠誠心・忍耐・真実・正義

しかし、赤が用いられる以前はオレンジ色が使われていました。

オレンジ色はオランダ王室の色、そしてオランダのナショナルカラーとして知られていますが、実はそれはオラニエ公ウィレム1世の名前が関係しています。

「オラニエ」をオランダ語で表記すると "Oranje" となりますが実はこれは「オレンジ」という意味。

英語で表記しなおしても "Orange" になり、このことがオランダのナショナルカラーがオレンジ色になった所以と言われています。

毎年現オランダ国王の誕生日である4月27日にはオランダ最大のお祭りと言われているキングス・デーが行われ、洋服や小物、食べ物など街中がオレンジ一色に染まります。

オランダ国民にとってこのオレンジ色が特別なものであることが窺えるのではないでしょうか。

オランダの国旗はいつから使われているか

現在の赤・白・青の3色から成り立つ旗が正式にオランダの国旗として制定されたのは、1937年2月19日のことでした。

赤・白・青の三色旗になる前はオレンジ・白・青だったという話は先の項でしましたが、実際に赤が使用され始めたのは1630年頃からです。

オレンジから赤に変更した理由として一番有力なのは、海上においてオレンジ色が色褪せやすいからという説です。

フランス統治時代にはフランスの国旗とあまりにも似ているという理由から使用を禁止されていましたが、1813年に独立すると徐々に現在のデザインに近づいていきました。

オランダの国旗に似ている他の国旗

最後に、オランダの国旗に似ている他の国旗をご紹介します。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧」をご覧ください。

フランスの国旗

「トリコロール」という呼び名でお馴染みのフランスの国旗は、オランダの国旗にとてもよく似ています。

一説ではオランダが既に横向きのストライプ柄の国旗を使用していたため、フランスは縦型のストライプにしたと言われています。

フランスの国旗についてはこちらをチェック!

ロシアの国旗

ロシアの国旗はオランダの国旗とは色の配置が違うものの上から白・青・赤を使用していて、オランダのものと見間違えそうだと言えます。

実はロシアの国旗はオランダの国旗を参考にして作成されていて、白は高貴、青は名誉、赤は愛などをそれぞれ表していると言われています。

ロシアの国旗についてはこちらをチェック!

ルクセンブルクの国旗

ベルギーやドイツ、フランスに囲まれた場所に位置するルクセンブルクの国旗は、青の色味が少しオランダの国旗とは異なるものの、とてもよく似たデザインであると言えます。

国旗の色味はルクセンブルクの国章に由来しています。

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