インドネシアの国旗。由来や似ている国の国旗も
インドネシアの国旗
東南アジアの南部に位置するインドネシアの国旗は、上は赤、下は白のデザインです。
インドネシアでは高貴な二色を意味する「サンサカ」や「メラ・プティ」という名称で国民に親しまれています。
インドネシアの国旗の由来
赤と白のコントラストがとても美しいインドネシアの国旗。
実はこの赤と白はインドネシアの伝統色と言われており、赤には勇気・自由、白には純潔・正義の意味合いが込められていますが、昔は赤は太陽、白は月を表していると言われていました。
また、この色は1293年~1478年に栄えたマジャパヒト王国を象徴する色だったようです。
インドネシアの国旗はいつから使われているか
1945年の独立宣言後からこのデザインが正式に採用されています。
実は1939年の第二次世界大戦勃発後、1942年~1945年の3年間日本はインドネシアを支配していました。
その間は日本の国旗が使用されていましたが、1944年からは支配下にあってもインドネシアの国旗の使用が徐々に許されるようになりました。
インドネシアの国旗に似ている他の国旗
ここからは、インドネシアの国旗に似ている国旗をご紹介していきます。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧」をご覧ください。
モナコの国旗
モナコの国旗はインドネシアの国旗にとてもよく似ています。
見分けるポイントはその比率で、インドネシアの国旗の比率が2:3なのに対してモナコの国旗は4:5です。
これを踏まえてモナコ・インドネシア間で一度話し合いの場が設けられたようですが、どちらの国旗にも深い意味合いや伝統があることから現時点ではデザインの変更はされておらずそのままになっています。
シンガポールの国旗
インドネシアの国旗は、シンガポールの国旗のデザインとも似ています。
シンガポールの国旗は赤と白の二色に三日月と星のマークが入っていますが、赤は友好・平等を、白は純粋・美徳を、三日月は国家を、5つの星は民主主義・平和・進歩・正義・平等を表しています。
また、三日月・星のマークはイスラム教の象徴とも言われているので、デザインは似ていても異なる意味合いが込められていることを知識として知っておきましょう。
ポーランドの国旗
ポーランドの国旗もインドネシアのものととてもよく似ていますが、ポーランドものは白と赤が逆になっています。
白は実直・善・尊厳を、赤は自由・勇敢を象徴していて、同じ色を使っていてもインドネシアの国旗とは込められている意味合いが異なります。
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