ブラジルの国旗。由来や似ている国の国旗も
ブラジルの国旗
ブラジルの国旗は主に緑・黄・青・白の4色から構成されていて、ブラジルでは「金緑旗」を意味する「Auriverde(アウリヴェルジ)」という呼び名で国民から愛されています。
日本では一般的に国旗を掲げる日と言えば何か特別な日を連想させますが、ブラジルでは何でもない日に自宅内はもちろんお店などでも日常的に掲げられています。
服やカバン、小物などブラジルの国旗がデザインになったものもよく販売されているため、ブラジルに行った際には出かける先々で目にすることができるでしょう。
ブラジルの国旗の由来
緑地に黄色のひし形、そして青い天球儀と27の白い星々から成り立つブラジルの国旗には、以下のような意味が込められています。
緑:森林資源
黄色:鉱物資源
青:空
白:首都であるブラジリア及び26の州
中央の天球儀にかかっている白の帯には "Ordem e Progresso" と記載されていて、日本語で「秩序と進歩」という意味です。
また、首都やブラジルの州を表すとされる27の星々は星座になるよう散りばめられていて、以下の9つの星座を見ることができます。
おとめ座
こいぬ座
おおいぬ座
うみへび座
りゅうこつ座
南十字座
はちぶんぎ座
みなみのさんかく座
さそり座
星の数は行政区の増加に伴って増え、現在の27という星の数は1992年に決められたものなので、今後も変更される可能性はあると考えられます。
ブラジルの国旗はいつから使われているか
現在のデザインが正式に国旗として制定されたのは、1992年5月11日のことです。
ブラジルは元々ポルトガルの支配下にあり、その間の国旗は白地に黄色の点球技といったシンプルなデザインでした。
しかし1822年にブラジル帝国としての独立を果たすと、緑地に黄色のひし形、そして中央に当時の国章が描かれた国旗を掲げ始めました。
その後一度アメリカ合衆国の国旗を参考にしたデザインのものが国旗として制定されましたがその期間は4日間のみで終わり、すぐに現在のデザインのものに変更されたと言われています。
ブラジル帝国時代のデザインは現在のブラジルの国旗にも活かされていて、その長い歴史を感じることができます。
ブラジルの国旗に似ている他の国旗
最後に、ブラジルの国旗に似ている他の国の国旗をご紹介します。ここに掲載している以外の国旗は「世界の国旗一覧(地域別)」をご覧ください。
エチオピアの国旗
エチオピアの国旗は、緑・黄・赤・青の4色から構成されています。
ブラジルの国旗には赤は使用されていませんが、そこが見分けるためのポイントと言って良いでしょう。
緑は大地・信仰・農業の実り、黄は平和・希望・天然資源、赤は国のために犠牲になった血・愛・勇気・情熱をそれぞれ表していて、中央にある紋章は「ソロモンの星」と言って国家・国民の更なる発展を象徴しています。
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