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生存フラグの意味とは?

(公開日: 2022年7月1日)

目次

生存フラグの意味

生存フラグとは、様々な創作作品(アニメや漫画、ゲーム、テレビドラマなど)の中であらかじめその行動をしておけば後に死なずに済む可能性が大きくなるようなフラグを意味する言葉で、読み方は「せいぞんふらぐ」です。

もともとはインターネットスラングとして使われていましたが、最近ではSNSや日常会話でも「生存フラグ」が使用されます。

生存フラグの由来と語源

フラグとは、「伏線」や「何かの前触れ」を表すゲーム用語です。

例えば「○○のアイテムを取得しておくとボスを倒すことができる」や、「ある登場人物と話をしておくと特定のイベントが発生する」などです。

フラグの語源は英語のFlag (フラッグ)で、Flagには旗や目印という意味があります。

コンピューター用語として使用されていた言葉で、何かの条件が成立した時に「旗が立つ=フラグが立つ」という言葉で表されていました。

生存フラグは生存するための伏線ということになりますので、「あらかじめやっておけば生存できる可能性のある行動」ということになるわけです。

生存フラグの類義語

生存フラグの類義語は主に2つあります。

類義語①水落ち

アニメやドラマなどで登場人物が高いところから水に落ち、行方が分からなくなるというシーンをよく見かけます。

しかしその登場人物は後に生きている可能性が高く、「水落ちする=どこかのシーンで復活する」という伏線になるのです。

水落ちは主に戦隊ものの演出に多く、実際に水落ちした登場人物が死んでしまうという演出はほとんど見られません。

類義語② 死ぬ死ぬ詐欺

死ぬ死ぬ詐欺は実生活にも使用される類義語です。

「死にたいとよく口にする人は実際には死なない」というように、死を仄めかしているにも関わらず実際には死ぬことなく健康に生きている人のことを表す言葉です。

死ぬ死ぬ詐欺の人は周囲の注目や同情を集めたくてこのような発言をしている場合が多く、「死ぬ」という発言がそもそも「生存フラグ」であるとも言えます。

生存フラグの対義語

生存フラグの対義語は「死亡フラグ」です。

死亡フラグとは、創作作品において「その行動や発言をした人は後に死ぬ可能性が高い事象」のことです。

例えば「無事に戻ってきたら結婚しよう」と発言した登場人物がいた場合、その人は死んでしまって戻ってこない可能性が高い、というような事です。

また、刑事ドラマなどで犯人に関する重大な証拠を見つけた人なども殺されてしまう可能性が高いです。

生存フラグも死亡フラグも、ストーリーの中で「この人は生き残るな」「この人は死んでしまうな」と予め予想のできる事柄を表すことが多い言葉です。

フラグを回収するとは?

ストーリー展開の中で生存フラグが立ち、実際に登場人物が生き残ったりして予想通りの展開になることを「フラグ回収」「フラグを回収する」と言います。

例えば「崖から落ちた登場人物が後に無事に戻ってきた」というストーリー展開の場合、崖から落ちたことが生存フラグであり、無事に戻ってくることでフラグを回収したことになります。

一方崖から落ちた登場人物が本当に死んでしまっていた場合はフラグ回収はできず「フラグを折る」という言葉を使用します。

生存フラグの使用例

最後に生存フラグの使用例をご紹介していきます。

使用例①「ありきたりすぎる生存フラグだったので、冷めてしまった。」

生存フラグはうまく使えばストーリーを面白くする効果を発揮します。

しかしあまりにありきたりすぎる生存フラグや生存フラグの多用は見る人を飽きさせてしまったり、見る意欲を失わせてしまうことになります。

時には生存フラグを裏切るようなストーリー展開も面白いのかもしれません。

使用例②「危機的状況だがこれは生存フラグなので大丈夫。」

ゲームなどで危機的な状況に陥っていたとしても、そのゲームによくある生存フラグであったりすると、プレイヤーは「よくある生存フラグだから大丈夫」と安心することができます。

1つのゲームを長くプレイすることによってゲームの性質を理解でき、ある程度の展開が読めるようになってきます。

使用例③「生存フラグだと思ったが裏切られた。」

アニメやゲーム、映画のストーリーの中には期待を大きく裏切ってくるものもあります。

絶対に生存フラグだと思って見ていたのに本当に登場人物が死んでしまったということも起こります。

このような生存フラグに対する裏切りは見る人の気持ちをドキドキさせ、その後の展開にさらに興味を持たせる効果があります。

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