1. クイズキャッスルTOP
    >
  2. 百科事典
    >
  3. フランス料理といえば?でイメージされる有名なもの

フランス料理といえば?でイメージされる有名なもの

(公開日: 2023年4月5日)

フランス料理の特徴

フランス料理は西洋料理の代表とも言える料理で、高い調理技術と味を極めた豪華なイメージがあります。

中華料理・トルコ料理とともに「世界三大料理」と呼ばれ、世界でも人気です。

フランス料理といえばレストランなどでいただくフルコースを想像しますが、実は家庭で作られる料理は意外にシンプルなものも多いのです。

野菜や肉を使ったシンプルな料理は、昔から広くフランス国民に愛されてきました。

フランス料理といえばの食材

白身魚

フランス料理の定番として、白身魚がよく登場します。

鱈・鯛・スズキなどがその代表例で、日本ではあまり馴染みのないアンコウもよく使われます。

鰯や鯖を使うこともありますが、それらは缶詰で手に入るのでやはり新鮮な白身魚が好まれます。

鴨肉はフランス語で「キャナール」と言います。

フランスで鴨肉は大変ポピュラーな食材です。

ローストにしたりパイに包んだり串焼きにしたりと昔から好んで食べられてきました。

日本でもあちこちで見かける鳩ですが、フランス料理では食材として使われています。

ジビエ特有のレバーのような風味と匂いがあります。

フランスには鳩肉を専門に扱ったレストランもあるようです。

子羊

子羊の肉はフランス料理の高級食材として使われます。

1歳になるまでの羊を「子羊」と定義し、春に旬を迎えます。

独特の匂いがありますので、日本人は苦手な人もいるようです。

カタツムリ

フランスの食用カタツムリを「エスカルゴ」と言います。

4cmほどの大きさで、ほとんどが食用として養殖されたものです。

食用カタツムリであるリンゴマイマイの卵は「ホワイトキャビア」と呼ばれ、こちらも高級食材です。

ルッコラ

ルッコラはフランス料理のサラダなどによく使われる野菜です。

ハーブの一種で、胡麻のような香りがするのが特徴です。

鉄分やカルシウム、ビタミンCを多く含み、家庭でも比較的簡単に育てることができます。

ズッキーニ

ズッキーニはウリ科のカボチャ属の植物で、キュウリに似た形をしています。

加熱して食べるのが一般的で、生食には適していません。

カボチャよりもカロリーが低いのが特徴です。

エシャロット

エシャロットはフランス料理によく使われる香味野菜の一種です。

見た目は赤く、玉ねぎのような形をしています。

フランス料理には、このエシャロットを潰したりおろしたりしたソースがよく登場します。

ロマネスコ

ロマネスコはカリフラワーの一種で、見た目がとてもユニークです。

その見た目のインパクトから「世界一美しい野菜」と呼ばれてきました。

炒めたり茹でたり、日本のブロッコリーのような感覚で使われます。

ビーツ

フランス料理では「ベトラブ」と呼ばれる赤いビーツがよく使われます。

サラダやマリネなどにすると赤い見た目が大変美しい食材です。

冷え性を予防したり血圧を下げる働きがあるため、健康食品としても知られています。

白ワイン

白ワインはフランス料理のソースによく登場します。

魚介類を蒸し焼きにするときに使うと臭みも消してくれます。

白ワインの中でも、辛口で酸味の控えめなものが使いやすいようです。

白ワインビネガー

白ワインビネガーは白ワインから作った酢のことです。

ドレッシングにしたり、煮詰めてソースにして使います。

他にも赤ワインビネガーなど様々な酢がありますが、一般的に白ワインビネガーを使うことが多いようです。

無塩バター

フランス料理では肉や野菜を焼く時によく無塩バターを使います。

また、マッシュポテトに混ぜたり、ソースにとろみをつける役割もあるのです。

フランスでは業務用バターも多く販売されており、お菓子などに使うためにまとめて購入する人もいます。

胡椒

胡椒は荒めで粒状のものを使うことが多いです。

これをフランスではミニョネットと言います。

香りを保つために食べる直前に粉状にする場合もあるようです。

フランス料理の代表メニュー

エスカルゴ・ブルギニョン

エスカルゴ・ブルギニョンは「エスカルゴのブルゴーニュ風」という意味です。

食用カタツムリを一度殻から取り出し、ニンニクやパセリと一緒に焼いた後、再び殻に戻します。

ワインにもとてもよく合う料理です。

フォアグラ

フォアグラとは、ガチョウやアヒルの肝臓を使った料理です。

キャビア、トリュフとともに世界三大珍味の1つにも数えられています。

テリーヌ、コンフィ、ポワレなど様々な方法で調理することができます。

ポトフ

ポトフは家庭料理としてフランスで昔から親しまれています。

ソーセージや野菜を長時間煮込み、塩や胡椒で味付けをした料理です。

具材は大きめに切り、マスタードをつけて食べることもあります。

ビスク

ビスクはフランスでよく食べられているクリームスープのような料理です。

エビやカニを野菜と一緒に炒め、ミキサーにかけて裏ごしします。

そこに生クリームを入れて煮込んで作ります。

ラタトゥイユ

ラタトゥイユは南フランスの郷土料理として昔から親しまれてきました。

パプリカやズッキーニ、ナス、トマトなどの野菜を炒め、煮込んで作ります。

単品でも食べられますが、付け合わせとして提供されることも多い料理です。

鴨のコンフィ

鴨コンフィは鴨の肉を塩で味付けし、低温でゆっくりと火を通した料理です。

じっくり焼くことで肉がとても柔らかくなり、おいしく仕上がります。

柑橘系の果物を使ったソースを添えるのが一般的です。

ブイヤベース

ブイヤベースは魚介類を使ったスープで、南フランスが発祥の料理です。

もともとは料理たちが余った魚で「あら煮」のようなスープを作っていたことが始まりでした。

具材を煮込むだけで作ることができるので、家庭でも人気の料理です。

ガレット

ガレットはブルターニュ発祥の郷土料理で、日本で言うクレープのような料理です。

ブルターニュ地方ガレットは蕎麦粉を使っているのが特徴で、少し苦味があります。

記事の上にチーズやハム、卵などを乗せて食べるのが定番です。

ラクレット

ラクレットとはフランスの定番と言えるチーズ料理です。

チーズの表面を熱で溶かし、パンやじゃがいもなどにかけて食べるのが一般的です。

料理名の語源はフランス語の「ラクレ(削り取る)」であると言われています。

キッシュ

キッシュはフランスの郷土料理の1つです。

卵や生クリーム、ベーコン、チーズなどをタルト生地の中に流し込み、オーブンで焼きます。

魚介類を使うこともあるようです。

パテ

パテはフランス全域で主に前菜として食べられている料理です。

肉や魚をペースト状にし、細かく切った野菜などと合わせて型に入れてオーブンで焼きます。

フランスのレストランではよく見かける料理で、家庭でも作られます。

フランス料理といえばのデザート

フォンダン・ショコラ

フォンダン・ショコラはチョコレートケーキの中にチョコレートソースが入ったスイーツです。

フランスでは定番のデザートとなっており、熱いまま食べるのが定番です。

「フォンダン」はフランス語で「溶ける」という意味があります。

ガトー・ショコラ

ガトー・ショコラはフランスで人気のチョコレートケーキです。

日本のケーキ屋さんやお菓子屋さんでもよく見かける定番デザートです。

生クリームを添えるのが一般的な食べ方となっています。

タルト

タルトは生地で作った器に果物やクリームを入れたスイーツです。

フランスのデザートの定番と言っても過言ではありません。

大きさや製法にはさまざまなものがあり、お店によって違いを楽しむことができます。

ブランマンジェ

ブランマンジェとは「白い食べ物」という意味のフランスのスイーツです。

牛乳と砂糖にアーモンドと生クリームを入れ、ゼラチンで冷やし固めて作ります。

その発祥は中東であるという説があり、ヨーロッパには7、8世紀ごろに伝わったようです。

クレームブリュレ

クレームブリュレはカスタードプリンの上に砂糖を乗せ、その砂糖を焦がしたものです。

フランス映画の「アメリ」にも登場し、注目を集めました。

パリパリのカラメルと柔らかいプリンを一緒に食べると大変美味しいです。

ソルベ

ソルベはフランス発祥のシャーベットのようなデザートです。

乳製品が入っていないので、とてもさっぱりしているのが特徴です。

コース料理を注文すると、途中の口直しにもよく登場します。

メルバ

メルバはフランスでよく提供される、桃を使ったデザートです。

「ピーチメルバ」とも呼ばれています。

シロップ漬けにした桃とバニラアイスにラズベリーソースをかけて食べます。

マカロン

マカロンはフランスのお菓子として大変有名ですが、その発祥はイタリアです。

フランスへは16世紀に伝わったと言われています。

マカロンの専門店も多くあり、様々な色や味が楽しめます。

その他の国の料理についてはこちら

関連テーマ

関連記事