フラゲ(フライングゲット)の意味とは?
フラゲ(フライングゲット)の意味
フラゲとは、ゲーム・漫画・DVD・CDなどの商品を発売日の前に手に入れることを意味する言葉です。
「フライングゲット」の略語で、AKB48の楽曲のタイトルにもなった言葉として知られています。
若者言葉の一覧にも収録されています。
フラゲの語源・由来
先にも述べた通り、フラゲとはフライングゲットの略語です。
このフライングゲットは実は和製英語で、語源となった「フライング」とはスポーツでスタートの合図以前に開始する不正出発のことを意味します。
本来の発売日よりも先に商品を購入する様子を「フライング」だとしたことから、フライングゲットという言葉が生まれたと推測できます。
フラゲの類語
フラゲの類語として、「発売前入手」「早売り」などが挙げられます。
フラゲという言葉の意味を的確に捉えるために知っておいて損はないので、併せて覚えておきましょう。
フラゲの具体的な使い方
ここからは、フラゲの具体的な使い方を例文を通して確認していきます。
例文1.『好きなアイドルのCDをフラゲできた。』
これはSNSなどでもよく見かけるフレーズですが、好きなアーティストやアイドルのCDやDVDを発売前に購入することができた際に、このようにSNSに投稿する人はとても多いです。
もちろんCD・DVDに限らず漫画やゲームなどでも同じようにこのフレーズを使うことができます。
例文2.『フラゲした商品を高値で転売するのは良くないことだ。』
近年転売が問題視されていますが、フラゲした製品を通常の何倍もの額でフリーマーケットアプリなどで販売することを転売と言います。
人気商品をフラゲできたからと言って、転売は絶対にしないようにしましょう。
フラゲのやり方
ここでは、フラゲのやり方を二つご紹介します。
お店で予約する
フラゲで購入したい商品の種類にもよりますが、その商品を扱っている店舗であれば基本的にどこでも予約することができます。
店舗に置いてある予約表に必要事項を記入し店員に渡すだけで予約できるので、どうしても早く入手したい場合は、事前にこのように予約しておくとスムーズに手に入れることができるでしょう。
オンラインストアで予約する
商品によってはオンラインストアから予約することも可能です。
ただし「フラゲ対象」などの表示がされていない場合は、「発売日前日までに発送」と記載されていたとしてもフラゲできないことがあります。
オンラインショップから商品をフラゲしたい場合は、説明事項にきちんと目を通し、他のオンラインストアと見比べるなどして慎重に予約するようにしましょう。
フラゲは違法ではないの?
近年ではフラゲが違法行為ではないのかと問題視する人も増えていますが、実はフラゲすること自体は違法ではありません。
違法とされているのはあくまでもフラゲした商品を違法アップロード・違法コピーし、インターネット上で公開・販売する行為です。
これは著作権侵害として法的責任を問われることがあり、過去には逮捕者が出た事例もあります。
また、転売も違法行為ではないかと考える人は最近増加傾向にありますが、転売は現時点では違法とされていません。
商品購入後、その商品を中古商品として個人・ショップに販売するのは自由だとされているからです。
しかし最近ではアーティストのコンサートチケットが大量に転売され、本来購入したい人が買えないということも頻繁に起きています。
このことを踏まえて2018年には「チケット不正転売禁止法」という新しい法律が成立したので、今後チケット以外の商品の転売についてもどうなるかは定かではありません。
問題ないと思っていても後々になって大事になるケースもあるので、フラゲ商品の転売は特に避けた方が良いと言えます。
フラゲをする際の注意点
商品を実際にフラゲできた場合、嬉しさからSNSなどにその内容について投稿したくなるかもしれませんが、ネタバレになるようなことは絶対に投稿してはいけません。
発売日に購入して商品の内容をじっくり楽しもうと考えている人も少なくないので、事前にネタバレのような情報を万が一目にしてしまった場合、楽しみだった気持ちも全て台無しになってしまいます。
周囲の人にもきちんと配慮することを忘れないようにしましょう。