公式が最大手の意味とは?
公式が最大手の意味
公式が最大手とは、同人の世界でよく使われる言葉で、ファンが同人誌に書いたり妄想したりする必要がないほど、すでに原作の中に同人的な要素が存在していることを意味します。この「同人的要素」とは、BLや百合などの同性愛を扱ったものを指すことが多いです。
公式に対するファンの敗北宣言とも言えるでしょう。
公式が最大手はこちらの一覧にも収録されています。
公式が最大手の使い方・使用例
公式(原作)がファンの妄想を超えて同人的要素を含んだ内容を提供してきた時などに、「公式が最大手」という言葉が使われます。
使い方1.『新作のネタ考えてたけど、公式が最大手すぎてもう無理』
二次創作をしている人たちが妄想で小説や漫画、イラストを書こうとしたが、公式が同人的要素を含みすぎていてこれ以上妄想することがない時に使います。公式が同人的要素を意識して作っているかどうかは問いません。
使い方2. 『公式が最大手すぎて、俺ら必要なくない?』
公式が二次創作者の妄想を全て代弁してくれているので、これ以上二次創作を作る必要がないのではないかという時にこのように使われます。ファンの妄想を持ってしても、公式を超えられないというカオスな状況です。
公式が最大手と言われる作品
作品1.『ユーリ!!!on ICE』
ユーリ!!!on ICEは、フィギュアスケーターをテーマにしたアニメです。
引退をするか悩んでいる主人公の勝生勇利(かつきゆうり)と、勇利の憧れでありコーチになることを申し入れてくれたヴィクトル・ニキフォロフ。この二人の間に、生徒とコーチ以上の愛情関係が生まれるため、その恋仲が気になるというファンも多くいます。
BL要素を含みすぎて、「人生狂わされた」という人が続出するほど「公式が最大手」な作品です。腐女子なら100%ハマること間違いなし。豊永利行、諏訪部順一など豪華な声優を起用していることでも話題になりました。
作品2.『ゴールデンカムイ』
ゴールデンカムイは、明治末期の北海道を舞台とした、アイヌの埋蔵金をめぐる冒険活劇です。
一見硬派な内容にも思われますが、なんでもありのストーリー展開、変人ばかりのキャラクター、垣間見える腐の要素にハマっていく作品です。
公式の中にもゲイのキャラクターが登場し、青年誌に掲載されているにも関わらず男性の色気を強調したシーンが妙に多くあります。そのため、ゴールデンカムイの腐女子向け要素を含む作品には「金カム腐」というタグがつけられることもあります。元々は男性向けバトル漫画ですが、その内容から女性ファンを多く獲得しています。
「公式が最大手」の記事を見た人が挑戦中!